その他曖昧さ回避
- ダビデの三勇士:旧約聖書サムエル記23章8節に登場するヤショブアム、エルアザル、シャマの総称。
- 大日本武徳会武術教員養成所(武専)卒業生の大島治喜太、持田盛二、堀正平の総称。
- 爆弾三勇士/肉弾三勇士:第一次上海事変において破壊筒を持って敵陣に突撃し自爆・死亡した江下武二、北川丞、作江伊之助の総称。
- 三洋物産のパチスロ。
概要
- ”かっとビング”がもたらす奇跡! ――九十九遊馬
- すべてをねじ伏せる力! ――天城カイト
- 冴えわたる技! ――神代凌牙
――Vジャンプでの紹介文より
Dr.フェイカーに立ち向かった三人
主人公である九十九遊馬、ライバルである天城カイト、神代凌牙両名を含む三名のことを指す。
69話のサブタイトルにちなみこう呼ばれる。
この三人が各々、三者三様の個性やそれを表すデッキを持っており、VSフェイカー戦でも遺憾なく発揮された。
ハルトの発言から察するに、ただの仲間というだけではなく友人関係にもあるようだ。
三人ともアストラルの姿を視認し、会話することができる。
作中の描写を元に強さの順位づけをするならば、
ZEXAL≧カイト>遊馬(+アストラル)>凌牙>遊馬(日常)
といった風になっている。
どこかおぼつかなかったり追い詰められている遊馬をカイト、凌牙がうまくサポートしてやり、
更に年下二人をカバーするカイトと、臨機応変に立ちまわる凌牙という構図。
三人が一堂に会するまでなんと68話も要した。(51話などは除く)
遊馬とカイト
カイトは当初ナンバーズハンターとして遊馬のナンバーズ、ひいては遊馬の命を狙っていた。
遊馬はカイトの境遇に同情的であったが、あくまで敵同士であるためカイトはかたくななまでに遊馬の好意を拒み続けていた。
しかしハルトの存在やタッグデュエルを介して心を通い合わせるようになり、
カイトVSトロン戦が始まる直前に遊馬をライバルとして認めていることを告げた。
対して、遊馬は圧倒的な強さを持つカイトに憧憬の念を抱き、ライバルとして認められたときには飛びあがって喜んだ。
また、次回予告終了後の漫才パートにおいて「男兄弟が欲しかった」という旨を呟いており、
そういった感情も併せてカイトを慕っているのかもしれない。
ちなみに両者の父親には深い因縁があり、いわば加害者の息子と被害者の息子という関係が成り立つ。ただし、お互いに全く気にも留めていないようだが。
もし一馬とフェイカーが正常な友好関係を築けていたならば、遊馬とカイトの関係も変わっていたかもしれない。
敵対していたゆえあってか、カイトが遊馬に対して敵意を向けている時期が長く、
いつになったらデレるのかと多数の視聴者をやきもきさせていた。
遊戯王ZEXALⅡ前後からカイトの態度が大分軟化し、遊馬の良きライバル、仲間として笑顔を見せるようになった。
余談だが、二人の歳の差はなんと五歳差である。
容姿や頭身からは歳相応に見えないのだが、実は身長自体はカイトの方がⅣよりやや大きい。
遊馬と凌牙
同じ中学校の先輩と後輩という関係であり、顔をあわせる機会もすこぶる多く、おそらくこの三人の中で最も仲の良い二人である。
鉄男のデッキを奪ったこと、遊馬の両親の形見である『皇の鍵』を破壊したことに端を発して、遊馬のデッキを賭けてデュエルを行った。
敗北により孤立した凌牙は不良集団と行動を共にするようになるものの、遊馬の勇気ある言動によって不良達との関わりを絶たせることになる。彼らの親玉である陸王、海王兄弟を相手にタッグデュエルを挑み、見事勝利を収める。
それ以来、凌牙は遊馬を特別な存在として認めるようになり、自分を孤独から救ってくれた恩を強く意識する。ただし本人の前ではおくびにも出さず、遊馬の前で周囲の人間に指摘されると荒い語気で悪態をつく。
遊馬も強いデュエリストとして凌牙を尊敬し、思慕と友誼を抱くようになる。
凌牙VSカイト戦では文字通り命をかけてデュエルを行い、崩壊するハートの塔に取り残された遊馬を助けようと病床から抜けだして単身乗り込むなど、遊馬のこととなると我が身を省みないことが多々ある。
落ち込んだ遊馬を奮い立たせようとする凌牙、それを喜ぶ遊馬の姿はまるで兄弟のようである。
遊馬の存在いかんで闇落ちと浄化を繰り返す凌牙の姿が、一部ではかっとビング欠乏症と揶揄されている。また、敵対の姿勢を崩さなかったカイトに対してすぐにデレたため、「シャークさんはチョロい」「TFの攻略が簡単そう」などと言われる始末であった。
カイトと凌牙
この三人の中では顔をあわせるのが最も遅く、また最も仲が良くないであろう二人である。
22話では『皇の鍵』と凌牙が持っていると思わせたナンバーズを賭けてデュエルしたが、このデュエルの勝敗がこの二人の関係を決定づけたと言っても過言ではない。
また、他の魂はさっさと壊してナンバーズを回収していたカイトが自分で魂の所在を管理していた作中唯一の例である。管轄外じゃなかったのか……。ただし一体どこに仕舞っていたかというのは視聴者のあずかり知らぬところ。
それからは68話まで会話すらなかったが、単身乗り込んでいた凌牙が瓦礫に潰されていたカイトを救出し合流した。このシーンは見れば分かる通り、小鳥がいなければ確実に喧嘩別れしていただろうことが容易に想像できる。
とはいうもののいざタッグデュエルが始まった途端に息のあった連携を見せ、無事勝利に貢献した。
遊戯王ZEXALⅡでは遊馬の元へ同時に駆けつけて打ち合わせでもしたとしか思えないような掛け声を聞かせてくれたり、凌牙の妹である璃緒にカイトの詳細を教えている※ところを見ると、そこまで仲が悪くないのかもしれない。
※銀河眼の光子竜の召喚条件やデュエルの勝敗まで教えている。
凌牙本人の弁から察するに、カイトの高圧的な部分は少々疎ましく思えるらしい。
カイトのデュエルの腕を認めている描写も手伝って、あまり強くは出られないようだ。
一方、カイトは傷つきながらも奮闘する凌牙を気遣う素振りを見せていた。
また、OPや作中等で、三人がエースモンスターのカードを高々と掲げるというどこかでみたような決めポーズが見受けられる。