精神状態の「退行」
本来の意味は「後ろに下がる」こと。
「退化」とかの意味もあるが、一般には「防衛機制」の一つとして、成長する前の未熟な段階に戻ることで耐えがたい状況に適応しようとする(というか、周囲を自分に合わせようとする)行為を指し、子供のようになる幼児退行が有名である。(子供や幼児まで退行しない場合もある。)
どちらかと言うと現実逃避であり、行動・思考の退化によってかえって適応しづらくなる最悪の反応のようだが、周囲の情報を素直に受け入れられるようになる事で、これまでの自分の考え方では適応できない状況にも適応できるようになる場合があるらしい。