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進化論

しんかろん

現在存在する生物は全て「進化」によって生まれたものという見解
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概要

現在の生物は全て「進化」によって生まれたものという見解、あるいはそれについての議論。
その発想自体は古代ギリシアや古代中国などから存在している。例えばプラトンは家畜の飼育から意図的な交配により、親に発現した形質を子供にも発現させることができ、これを繰り返すことで動物の形質を改良できると唱えた。これがいわゆる遺伝に関して言及したものと指摘される。
そして現代進化論の直接の起源は、チャールズ・ロバート・ダーウィンである。

ダーウィン



ダーウィンの進化論(狭義のダーウィニズム)は、「生物は様々な変異した個体を産むが、環境に最も適した個体だけが子孫を残す」という「適者生存」という自然選択のみを原動力として説明したものであったが、20世紀以降、ダーウィニズムはメンデルによって創始された遺伝学の知見、生態的隔離などの生態学の知見も取り込み、現代進化論(すなわちネオ・ダーウィニズム、生物進化の総合説)へと発展した。

現代進化論の見解によると、生物進化はトップ画像の「人類進化の行進図」のように単線的に進むものではなく、厳密には枝分かれしたり(生殖的隔離や生態的隔離)合流したり(遺伝子の水平移動や共生)しながら進む過程であり、網の目のように描かれるべきものである。

中立説

かつては優れた個体だけが生き残り、子孫を残すことができるという考え方が主流だったが、現在では様々な環境や事件が複雑に絡み合い、たまたま運の良かった個体が生き残り、子孫を残すという見解に至っている。
つまり遺伝子は進化に関して中立であるという考え方である。
例えば、どんなに高い能力を持っていても十分に成長していなければ、能力を発揮できない。
また生存競争に有利な大きな身体や高い能力を持った生物は、それに比して多くのエサを必要とし、結果としてより広い縄張りを歩き回り、より多くの敵と戦う必要に迫られてしまう。
逆に原始的な生物などの方が、複雑な体構造を持つ進化した生物より、生存率が遥かに高くなる。
そもそも地球の変化にも対応できるほど進化のスピードは速くない。生物が環境に合わせて進化するというのが無理な話なのである。
このように進化は環境の変化には役に立たない、優れた形質が実際の生存競争には、必ずしも有利に働くとは限らないという意見から中立説は支持されている。

しかしながら1%の肺という意見も存在する。
これは、もしある魚が完全な陸上生物の持つ肺の1%の能力でも有していれば、他の魚が肺呼吸できずに死滅する危険から逃れることが出来るはずだ、という考え方である。
こちらは、やはり遺伝子が生物の運命を左右するという見解を持っている。

進化論の否定

進化論は広く信じられており、既に真実として受け入れられつつある。
ただし進化は数万年単位の大きな時間の流れで発生し、いわゆる家畜や植物の品種改良のようなレベルとは違う、生物種そのものが大きく不可逆的に進歩する現象を呼んでいる。
ダーウィンの誤解、ダーウィニズムの間違いは、この進歩と進化を同じ現象と仮定した点にある。
そして人間の歴史の中で進化の痕跡や可能性らしきものは幾つも発見しているが、肝心の生物の進化を記録したことはないため、進化論はあくまで完全に立証された訳ではないただの仮説に過ぎない。
ともかく進化論には、まだまだ議論の余地があるということだろう。

サルは人間になるか?

進化論に関する疑問として良く聞かれるのが、「サルもいつか人間に進化するのか?」というものである。
人間はボノボという生物から進化し、この時、ゴリラやチンパンジーも枝分かれした。
つまり現代のサルは、人間が進化する前の生物、祖先ではない。
次に進化には不可逆的な要素、つまり進化する前には戻れないと考えられている。
例えば人間には尻尾がないが、このまま永久に人間から進化した生物にも尻尾は生えないと考えられている。
ゴリラやチンパンジーは、既に人間と違う方向に進化したので人間と同じように進化することはない。

pixivにおいて

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