ホマンドーとは、映画『コマンドー』と『魔法少女まどか☆マギカ』をかけたネタ。
名称は暁美ほむらと『コマンドー』から生まれた造語。
「何が始まるんです?」 「概要だ」
『魔法少女まどか☆マギカ』でマスケット銃を彼方此方から召喚し、魔女や使い魔に容赦なくぶっ放す巴マミに、拳銃から分隊支援火器までいつの間にか調達しぶっ放し、お手製爆弾や手榴弾、爆薬で魔女を爆破する火薬少女暁美ほむら。
漫画版の魔法少女の中にはPSG-1を持つものもいた。
同じように分隊支援火器をガンガンぶっ放し、建物を爆破する『コマンドー』とつながることに時間はかからなかったようだ。
また、「もう何も恐くない」と「てめーなんか怖かねぇ!」を掛けた物も。
「マミット!? 死んだはずじゃあ…?」
なお、最終的にほむらの火薬量は本家メイトリックス大佐を余裕で超える代物となった。
第80回コミックマーケットにて発表されたアニメ公式スタッフによる同人誌「ティロ・フィナーレ本」によると、彼女の扱う銃器の描写については、アクションディレクターの一名として参加した神谷智大氏が担当したとのこと。
彼の寄稿分(P.9)には「MINIMIは楽しかった」と振り返りつつ「実はもっと色んな銃持たせたかった」「M60とかP90とかAUGとか」「スナイパーライフルとかもいいなあ PSG-1とかM24 SWSとかSVDとか…64式もイイヨネ」と没案を明かしている。
公式ガイドブックではミサイルではなく戦闘機がぶつかるはずだったが、見栄えや作画の都合でミサイルに変更となったことが明かされた。
「QB将軍に連絡を取ってくれ。暁美ほむらと言えば分かる」
買い物先は主に在日米軍及び陸上自衛隊、たまにヤの付く自由業事務所の模様。
アニメ本編中に使用した武装は以下のとおり。
()内は入手先(一部推測) (日)=自衛隊 (米)=米軍 (ヤ)=自由業の方々
- パイプ爆弾(手製)
3話他、ほぼ全編で使用。
ほむらが最初に手にした「戦うための武器」。
スイッチを押すことで一定時間後に起爆する構造となっているようだが、7セグメントディスプレイを持ち、起爆までの時間がわかるものもある。
(ちなみにこれを作っちゃってる時点で既に違法であるが、本項目的にはそんなことは問題ではあるまい)
- M26破片手榴弾(米)
8話で使用。
本編では閃光手榴弾扱い。卵型の閃光手榴弾も実在してはいるが、見た目は明らかにこれ。設定ミス?(脚本では手榴弾の爆発と書かれているので演出ミス?)
- M84閃光手榴弾(米)
9話で使用。
劇中のものは本体のチューブに穴が開いていないなど、微妙に形が違い、殺傷性手榴弾のような爆発描写になっている。
- MK2破片手榴弾(米)
10話で使用。
- M9拳銃(米)
8話で使用。
コンバットロード(戦闘前に薬室に一発装填しておくことですぐに撃てる状態、マガジン容量に対して一発多く撃てるのも利点)で持ち歩いているらしく、ターゲットにはしっかり16(15+1)個の弾痕が穿たれていた。(脚本上は15発)
……走りながらそばにいるまどかに誤射すること無く、全弾当てるほむらさん、マジホマンドー。
- IMI デザートイーグル(AE50モデル ヤ)
10話「3周目の世界」で使用。
ねんどろいどやFigmaの影響で「ほむらといえばこれ」という印象が強いが、実は本編ではメガほむ時代でしか使用していない(漫画版では「4周目の世界」でも使用)。
- レミントン M870(ヤ)
10話「3周目の世界」で入手。
使用シーンなし。
- 豊和 89式5.56mm小銃(日)
11話で使用。
よく見ると三点バーストで射撃している。
二脚は取り外されている。銃床形状は不明。
10話「4周目の世界」で使用。
- RPG-7 携帯対戦車擲弾発射器(ヤ)
11話で使用。
- M136 AT-4 対戦車ロケット発射器(米)
11話で使用。
識別帯の色から対戦車弾頭と思われる。
- M224 60mm迫撃砲(M23MBC(迫撃砲用弾道計算機)付 米)
(※左下)
11話で使用。
11話で使用。タンクローリーだッ!!
アニメではマジカル☆自動運転で動かしていたが、漫画版では自分でハンドルを握っている。
もちろん日本の法制度上は無免許運転と推定されるが、もはやそんなことは些細な問題であろう。
ちなみにゲームでの技名は「危険物第四類」となっている。
余談だが、大型のタンクローリーが爆発した際のエネルギー(威力)は、下手なナパーム弾にも匹敵するという。
運転する方はくれぐれもご注意ください。他の方はむやみに近づいたり、煽ったりしないように。
- 88式地対艦誘導弾発射器(日)
11話で使用。
74式特大型トラックに搭載。
……買い物ってレベルじゃねーぞ!
- トマホーク長射程巡航ミサイル(88式の左右に設置されていた)(米)
11話で使用。
発射台もあってもうなにがなにやら……。
漫画版ではこれらに加えレミントン M700、S&W M19と思われる銃、M72 LAWを使用している。
劇場版[新編]叛逆の物語ではワルサーP5、ベレッタPx4、MP38、CZE Vz61、グロスフスMG42、Z-pointダットサイトを付けたMP7、H&K P7、グロック17、ベレッタ92FS INOX、SA58ピストルを使用している。
Px4は部品を被せてシャーシのダストカバーを延長し、マズルガードを取り付けたカスタムモデルとなっている。
漫画版ではM727 アビダビ・カービン、RIS一体アッパーのガスピストン式AR15カービン、ベレッタM92FSを使用している。
AR15カービンはマグプルの樹脂製マガジンを使用しており、RISにはレールカバーを装着している。
被害者(とばっちり)の方々 「今日は厄日だわ!」
これら上記の物(パイプ爆弾を除く)をダイナミックに「お買い物」をし、使用ことで発生する被害は以下の通りである。
(あくまで推定)
- 見滝原市市民
戦闘が発生することに伴い、特に対ワルプルギスの夜戦においては建造物の破壊・大規模な火災・避難所に対する振動被害が見込まれる。さらに周辺の自治体にも大きな悪影響が及ぼされる。
(鉄塔の破壊による停電、道路や線路などの交通網遮断による救助困難、ガス・水道などのライフライン麻痺など)
それに伴う大混乱と警察や自治体の能力不足による非難殺到が考えられる。
…警察としても泣くに泣けまい。
- 在日アメリカ軍
海兵隊の装備やトマホークミサイルなどが盗難されるという不祥事であり、在日米軍司令官などの大幅な人事変更は避けられない。
また、日本国内の基地での盗難ということで、犯人探しの名目で日本政府に圧力を掛けたりして、日米関係の悪化が懸念される。
- 陸上自衛隊
ほぼ全ての部隊の責任が問われるほか、幕僚長や統合幕僚議長が罷免され、さらに警務隊・情報保全隊の調査が入るとみてよい。
さらに、納入・下請け会社の三菱重工業、豊和工業、ダイキン工業、旭精機等にも盗難の嫌疑がかけられることに…。
アメリカ軍・自衛隊ともに言えることだが、公表すればパニックになる可能性が高いよね。
- 税関・海上保安庁
押収されているはずの武器の紛失となると、かなりの責任が問われる。
というか、どう見てもほむらさん自身が密輸してますし。
- 自由業事務所
武器を盗まれた責任を誰かが取らされる。(詳しいことは、お察しください)
- 大手ガス会社もしくは石油会社
タンクローリーの盗難・暴走の末に大爆発となると、社会的信用低下と非難が集中する可能性が高い。
また、移動タンク貯蔵所(タンクローリーのこと)や内容物である危険物の盗難が起こったことにより、危険物管理においても責任を問われる。(特に盗難を受けた会社内の危険物の管理者)
最終的には・・・
経済的・軍事的(ヘタをすれば日米安保体制への影響すらでかねない)大ダメージを受け内閣総辞職・解散総選挙という結末すら考えられる。
これでもし、死者、負傷者が発生してしまうと
彼女は一生テロリストとして国際指名手配される羽目に(正体がバレればの話だが)…
なお、しつこいようであるが、これはあくまでも、推測の域である。