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概要

映画『ターミネーター』の名言のひとつ。

同作以外にも、アーノルド・シュワルツェネッガーが演じた役はたびたびこのセリフを発している。

『ターミネーター』にて、サラに会うべく警察署を訪れたT-800

彼女の友人ということで会わせてほしいと話すも、まだ話し中という理由から拒否される。

するとT-800は、辺りを見渡したあと"I'll be back."(訳:また戻ってくる)と言って出て行く。

そして彼は宣言どおりまた来た。車に乗って警察署のドアをぶち壊しながら。

ちなみに、演者のシュワルツェネッガーはこのセリフに対し、当初否定的な立場を示していた。

I'llは短縮形でくだけた言い回しなので、"I will be back."のほうが機械的で、ターミネーターのイメージに合っているというのがその理由だった。

ジェームズ・キャメロン監督に何度も進言したが聞き入れられず、結局脚本のままとなった。

誤った用法

ターミネーター2』でT-800溶鉱炉に落ちる際に言ったセリフという間違いが多い。

同作でこのセリフを発したのは、コナー親子(+ダイソン)とサイバーダイン社で破壊活動後、警察に包囲されている状況でのことである。

溶鉱炉の場面では親指を立てているのみで言葉を発してはいない。

そもそもT-800は自身の存在をスカイネット諸共消滅させる為に溶鉱炉へ落ちていったのであり、戻ってくる気はないのである。

ちなみに『3』では、女ターミネーターを指して"She'll be back."、『4』ではジョン・コナーがI'll be back.と言っている。

余談

"I'll be back."(また戻ってくる)という表現それ自体は、席を外すときなどに割とよく使われる言葉である(普通に使う形は"I'll be back soon."(すぐ戻る)の方が多い)。

対となるのは"I'm back."(戻ったぞ)。

ダグラス・マッカーサーが残した"I shall return."も同じく「また戻ってくる」という意味だが、こちらはより厳かなニュアンスがある。"shall"には「そうなることを運命づけられている」とでもいうような意味合いがあり、現在の口語ではまず使われない改まった物言いである。

パロディ

このセリフはあまりにも有名で、多くの映画やアニメなどで使用されている。詳しくはウィキペディアを検索されたし。

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