ミクロの決死圏
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みくろのけっしけん
『ミクロの決死圏(原題『Fantastic Voyage』)』とは、1966年に製作されたアメリカのSF映画。
ミクロ化した人間が病人の体内に入り、病原菌を倒すべく人体を冒険するSF映画。
『幻想的な旅』という原題通り、人体の描写はファンタジータッチになっている。
単なるSFではなく、スパイアクション仕立ての導入、スパイがいるかもしれないという密室劇サスペンス、次々と不測の事態が発生するパニック要素が特徴。
物体を細菌レベルにまでミクロ化させ、長時間体内に浮遊させる新技術の開発者、ヤン・ベネス博士がアメリカへ亡命してきた。だが博士は敵側のスパイの襲撃に遭い、脳出血を起こして倒れてしまった。
博士を救うには、博士の技術を使ってミクロ化し体内に入り込む事。だが現代のアメリカの技術では博士の研究の初歩の段階しか進んでおらず、1時間というタイムリミットがあった。
特殊潜航艇プロテウス号に外科医のデュバル博士を始めとした5人のクルーが乗り込む。彼らは数多くの困難に出会いながら、人体と言う未知の世界へ踏み込んだ。
現代基準だとさすがに特撮部分は安っぽく見えてしまうかもしれないが、それに負けずラストの
「タイムリミットが迫り本来の方法での体外への脱出が間に合わなくなった治療班がどう窮地を脱するのか」
を是非見ていただきたい。医学的には不正確かもしれないが、幼少の記事編集者は「なるほどその手があったか!」と感動したことをお伝えしておく。
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