ムーラン・ルージュ(Moulin Rouge)とは1889年に誕生したフランスのパリにあるキャバレーである。
フランス語で「赤い風車」という意味。
歌やダンス、フレンチカンカン、大道芸を組み合わせたショーで有名。また、画家のロートレックが踊り子達を描いたポスターを多く残したことでも有名である。
第一次世界大戦や第二次世界大戦下でも営業を続け、現在もパリを代表する観光スポットの1つとして人気がある。
2001年に、ここを舞台にして映画が製作された。以下本項では映画について記述する。
19世紀末のムーラン・ルージュで繰り広げられる作家と高級娼婦の悲恋を描いたミュージカル映画。
ふたりの愛、ひとつの運命。
パリ、1899年この街で、最も愛された一人の女…
彼女の名はサティーン
ストーリー
1899年、夜のパリを象徴する魅惑のナイトクラブ“ムーラン・ルージュ”。
その豪華で華麗なショーは人々を魅了した。
しかし、実のところ派手な電飾にカネをかけすぎ経営は火の車。そこでオーナーのジドラーは、新たな投資家として資産家の公爵に狙いを定め、新しいショーの主役サティーンをあてがうことでその資金を引き出そうと考えていた。
一方、本格的な女優を目指していたサティーンもパトロンを必要としていてジドラーの申し出に不満はなかった。しかし、ジドラーから言われて客席を覗いたサティーンは青年舞台作家クリスチャンをパトロンと勘違いしてしまう。
それがきっかけで二人は互いに愛し合うようになるが、公爵には決して知られてはならなかった。
二人は女優と作家という関係を装わねばならなかった……。
キャスト
- サティーン :ニコール・キッドマン (鈴木ほのか)
- クリスチャン :ユアン・マクレガー (宮本充)
- アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック :ジョン・レグイザモ (家中宏)
- ハロルド・ジドラー :ジム・ブロードベント (辻萬長)
- 公爵 :リチャード・ロクスボロウ (山路和弘)