概要
1955年に公開されたアメリカの映画。
監督はビリー・ワイルダー。
原題は「The Seven Year Itch」。itchはかゆみを意味する英語の名詞。
ブロードウェイで演じられた同名の舞台劇を原作としている。
結婚7年目の中年男と、同じアパートに暮らすブロンド美人との関わりを描いたラブコメディ映画。
地下鉄の通気口から出る風でスカートが浮かび上がるシーンが非常に有名。
現在アメリカではパブリックドメインになっている。
あらすじ
リチャードという中年男性が、妻と息子がバカンスに出発するのを見送り、1人アパートに帰っている。
彼が住む部屋の上の階には、部屋主が不在の間だけ若い女性が間借りして住んでいるらしい。
ひょんなことから彼女を部屋に招くようになった彼はお近づきになろうとするが、どうにも上手くいかない。
登場キャラクター
()内は演者。
- リチャード(トム・イーウェル)
出版社に務める中年男性。
既婚で息子が1人いる。妻に頭が上がらない。
妄想力が逞しく、女性関連の妄想が多い。
- 女性(マリリン・モンロー)
名前は明かされない。
リチャードが住む部屋の上の階の部屋を間借りしているブロンド美女。
モンロー・マティーニ
マリリン・モンロー演じる女性が作中で「マティーニが辛すぎるから砂糖を入れて」と頼むシーンがある。
本来辛口が売りのカクテルであるマティーニに砂糖を入れるなど邪道とされるが、彼女は「故郷のデンバーではそれが普通よ」と言い切っていた。
これ以来、砂糖入りのマティーニはモンロー・マティーニと呼ばれることもある。
前述したように「邪道だ」と感じる人もいるので注文する際は注意。
関連タグ
3年目の浮気:曲タイトルがこの映画のパロディ