概要
1970年代半ばの制作であり、今やパニック映画の中でも古典になりつつある作品だが、現代でも火災ものパニック映画の最高傑作と言われており、映画ファンの間で未だに高い人気を誇る。手抜き工事と超高層ビルの問題提起がされているためか、日本の建築業界では、公開から半世紀が経過した今でも(他国に比して、自然災害が多いためもある)本作を視聴するよう、学生に指導がされるほどの影響を残している。
豪華キャストで知られ、ポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン、フレッド・アステア、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、リチャード・チェンバレンなどの当時の人気スターが顔を揃えている。中でも、フレッド・アステアは当時、既に人生の晩年に差し掛かっていたが、往時の面影を偲ばせる姿を見せている。
音楽をジョン・ウィリアムズが担当していることでも有名だが、主題歌「We May Never Love Like This Again」も大ヒットした。
史上初めて「ワーナーブラザーズ」と「20世紀フォックス」が共同製作・配給した作品としても有名である。
物語
サンフランシスコにそびえ立つ138階建ての超高層ビルの落成パーティで大火災が発生。
手抜き工事が原因で地下の発電機から発生した炎は、世界最大のビルと数百人の生命を飲み込む炎の地獄へと変えていった。逃げ惑う人々を救出すべく、消火隊隊長オハラハンは超人的な離れわざで、ビルの設計者ロバーツは研ぎ澄まされた知性で、生死を賭けた闘いに挑む。
キャスト
- ダグ・ロバーツ
- ポール・ニューマン
- マイケル・オハラハン
- スティーブ・マックイーン
- ウィリアム・ホールデン
- フェイ・ダナウェイ
関連動画
予告編