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「風俗かデビルハンターしか選択肢なかったんですぅ~!」


概要編集

CV:高橋花林 / 演:岩田陽葵


公安対魔特異4課所属の新人デビルハンター。

臆病で常にオドオドしている小動物系の女の子。

一見するととても悪魔と戦える人間には見えないが、彼女を訓練した先輩である姫野は「引っ込み思案だけどかなり動ける」と評価をしており、事実普段は頼りないが一度肝が据わる(あるいはハイになる)と途端に実力を発揮するタイプである。しかし、本人はそれで自分を見失う事を恐れている。


動物並みの運動力と俊敏性を見せるガチンコファイターであり、得物は普通の三徳包丁。


実家は9人姉妹らしいが、その為か経済的な余裕が無く、優秀な兄を大学に通わせる為に半ば強引にデビルハンターにさせられたという不憫な娘であり、常に薄幸なオーラが漂っている。

一方で、散々な目にばかり遭いながらも、しぶとく生き延びるなど逆に悪運はかなり強い。しかも詳細は後述するが、作者自身が当初は殺す予定だったのに生き延びているキャラである。


せっかく買った初の新車を、パワーに事故車にされた挙句に轢き殺しの責任を被らされるなど、人間関係にも微妙に恵まれていない(バディになった相手はいずれも良いのだが)。


戦闘能力編集

身体能力編集

コベニちゃん

上述のように素の身体能力は相当に高く、サムライソード沢渡アカネと戦った際には、沢渡のけしかけたヘビの悪魔の攻撃をものともせずに回避し、逆にヘビの尾を駆け上がってサムライソードの腕を(包丁で)切り落とし、さらに一瞬で銃を奪い取り(照準も合わせず背中越しに)サムライソードを背中から銃撃して殺すという離れ業を見せた。

その前に、彼等の仲間の老婦人に銃撃された際には、アニメでは一瞬で背後に回って相手の腕を取って自分で自害させるという早業を見せた(原作では描写はカットされていた)。


また沢渡との再戦では、沢渡が早川アキとの戦闘に気を取られていたとはいえ、一切気取られずに背後に忍び寄って身柄を押さえた。しかし、その後護送中に彼女がヘビの悪魔で自害するのを目の当たりにしてしまった。

しかし、普段はその性格のせいか実力を発揮できる場面はあまり無く、大抵はバディに戦闘を任せて自分は隠れている事が殆ど。特に永遠の悪魔のような精神攻撃をしてくるタイプの悪魔とはかなり相性が悪い。


契約悪魔編集

本人曰く「契約している悪魔は秘密」との事で、何の悪魔と契約しているのかは不明。

最終的には契約悪魔の詳細は明かされないまま、彼女はデビルハンターを退職してしまったので、結局作中で彼女の契約悪魔が明かされる事はなかった(悪魔との契約が認められているのはデビルハンターだけなので、デビルハンターを辞めた時点で当然ながら悪魔との契約も破棄している)。


バディ編集

荒井ヒロカズ

キスの味

CV:八代拓

コベニと同期の青年。契約悪魔は狐の悪魔。22歳で趣味は俳句との事。

姫野にコベニと共に半年間鍛えられ「実力不足だがやる気は十分」という評価を貰った。

コベニとも情緒不安定な彼女を励ましたりと上手くやっていた模様。

詳細はリンク先を参照。


暴力の魔人

無題

CV:内田夕夜

公安がサムライソードによって襲撃された後、新たにバディを組んだ魔人。

魔人ではあるが、かなり気さくな性格で「食べてる幸せそうなコベニちゃん見てたいの」とアイスクリームを奢るなど、コベニとも互いに仲良くやっており、性格面でも息も合っていた。

あの岸辺からも「魔人になってもなお強すぎる」と評される程の戦闘力を誇る彼とバディになって以降は、戦闘面ではコベニの出る幕があまりなく、直接的な戦闘は殆ど彼が担当している。

詳細はリンク先を参照。


コベニの愛車編集

コベニカー人気投票7位記念

単行本7巻〜8巻の通称「刺客編」の影のMVP(車なのでMVC?)と言われている人気キャラクター(?)

車種はフィアット500

元々は「家族の送り迎えもできるから」と給料で買ったが、登場直後から散々な目にあい最後には大破するという憂き目にあっている。

しかし、その身(ボディ)を張って敵を倒し味方を助けた活躍は読者の心を鷲掴みにし、第1回人気投票ではなんと持ち主のコベニを抑えて7位にランクインした(コベニは8位)。第2回では15位。見所としては「生姜焼きvsコベニカー!」と何故か名勝負扱いされていた。


作中での活躍編集

vsアメリカの三兄弟

帕瓦衝衝衝!

「ウヌの車じゃ。ワシのせいじゃない」

パワーがコベニの愛車を難癖をつけて奪い取り暴走、あろう事か護衛対象のデンジごと公安職員・黒瀬ユウタロウを轢き殺すという愚挙を冒した上に、コベニにその責任をなすりつけようとする。

しかし、轢き殺した黒瀬がアメリカからの刺客・三兄弟の長男だと判明するやパワーは「ワシの手柄〜!」と手のひらを返して狂喜し、デンジを轢いた事も何だかんだでうやむやになっていったのだった(ちなみに直後に次男のジョーイが吉田ヒロフミに殺されている)。

その後は、コベニと暴力の魔人は事故の後始末を押し付けられて他メンバーに置いていかれたらしく(彼等は元々デンジの護衛担当ではなかったので)、デパートでデンジらが人形と戦っている際には「このヘコみ直すのいくら掛かるんだろう…」と愛車の横でうなだれるコベニが描かれている。


vsクァンシ

デパート内での岸辺とクァンシの交渉が決裂し、岸辺vsクァンシの闘いが勃発、クァンシは岸辺をデパートの窓から外へ放り投げるが、岸辺が落下した先にあったのはお馴染みのコベニの愛車であった。

高所からの落下にもかかわらず、コベニの愛車が身を挺してクッションとなってくれたおかげで岸辺には「いてぇ…」と呟いた以外大きなダメージは無かったが、代償としてコベニの愛車は屋根が完全に潰れるという大ダメージを負ってしまうのだった…

また、直後にアメリカの刺客の三男・アルドも投げ捨てられてコベニの愛車の上に落下しているが、この時はすでに潰れてクッション性が無くなってしまっていたせいか、岸辺と比べるとかなり痛そうにしていた。

これらの一連の流れはコベニもデパート内から目撃していたようで、「わた、わた…わ…私の車が…車っ」と激しく動揺していた。


vsサンタクロース

闇の力を手に入れたサンタクロースと戦っていたデンジ達であったが、夜の闇の中では無限に回復してしまうサンタクロースの能力を封じる策として、全身に火をつけて自身が光源となってサンタクロースから闇を払いながら闘う事をデンジが思いつく。

その策は上手くハマり、サンタクロースを追い詰めたデンジは最後のトドメとして手近にあった屋根の大きくヘコんだ車を持ち上げ、サンタクロースへと投げつけた。

「これが俺のオ…!光ん力だアアアアああ‼︎ 」「ぎゃああああアア‼︎」(ちなみに両方ともデンジの台詞で、「光ん力=炎」で車が炎上、そして爆発に巻き込まれたデンジの叫びが「ぎゃあああ」である)。サンタクロースはその車が起こした爆発によってついに倒れるが、サンタクロースを撃破の決定打こそコベニの愛車だったのであった…


コベニ本人より活躍してね?とは言ってはいけない…


その後編集

以下第一部終盤のネタバレ注意!






























闇の悪魔との戦闘では何とか生き残り、地獄から生還する。

奪われた両腕も、彼女の場合は相変わらずの悪運で両方とも元通り付いたが、地獄での一件がトラウマになったらしく、アキによってデビルハンターを退職した事が明かされた。


さらにその後ハンバーガーショップファミリーバーガーに転職した事が判明したが、そのハンバーガーショップも上司も従業員もパワハラ・モラハラ体質のブラック職場であり、やはり運だけには絶妙に恵まれていない。


その最中、とんでもないことに巻き込まれてしまう。

「コベニだ!コベニのせいで死ぬんだ!」



Siblings

また、第2部114話に彼女そっくりな学ラン生徒が登場する。コベニがヘアピン2つなのに対し生徒は6つ付けていることから、コベニの6番目の弟ではないかと推測され、コベニ弟というワードがツイッターのトレンドに上がった。(ただし、概要の9人姉妹という事を考えると男装の可能性も・・・)こちらも姉同様のおどおどした性格で、奨学金が出るという理由で無理矢理デビルハンター部に入部させられ、他の生徒からいじめを受けるなどやはり不遇な扱いをされている。

後に140話で名前が東山ノバナであることが明らかになり、コベニの弟であることが確定した。


余談編集

  • 前述の通り第1回人気投票の順位は8位。第2回では10位にランクダウンした。
  • 2022年ジャンプフェスタでのインタビューによると、作者の藤本タツキが終盤で林編集に「天使の悪魔とコベニ、どっちに生き延びて欲しいか」と聞いたところ「天使の悪魔に生き延びて欲しい」「読者もおそらくそう思っている筈」との答えだった為「読者がそう思ってるなら天使の悪魔を殺す」との事でわざとコベニを残した事を語っている。本来ならば終盤のコベニの位置には天使の悪魔がいる予定だったとも話している。
  • 即ちコベニは、作者自身の神の手すらも回避して最終的に生存したという事になる。つくづく悪運だけは本物のキャラである。
  • アニメOPである米津玄師の楽曲『KICKBACK』のMVが公開された際、米津がトラックに轢かれるシーンがファンの間で衝撃を呼び、中にはコベニの愛車が米津を轢いてしまうイラストを投稿するファンも出始めた。
  • 銃の悪魔の犠牲者リストにコベニ役の高橋花林女史の名前があるが、作中の人名表記に合わせ「高橋カリン」表記になっている。
  • サムライソード沢渡アカネらによる公安一斉襲撃の際、バディの荒井に庇われて助かったが、作者の妹によると『当初はコベニが荒井を盾にした設定で描いたが、その描写を拾う暇が無く、さらに整合性の問題もあり無くなった』と明かされている。

関連タグ編集

チェンソーマン

姫野(チェンソーマン) ガルガリ 荒井ヒロカズ


毒親の被害者:彼女はその可能性が高い。


牛込りみ:「ガールズバンドパーティ」のチェンソーマンコラボでコベニとコラボしたキャラ。りみの中の人も前述の二人と同じチームに所属するキャラを演じている。

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