CV:八代拓
演(舞台版):鐘ヶ江洸
概要
公安対魔特異4課に所属する新人デビルハンター。年齢は22歳。
堅物で面倒見のいい性格であり、趣味は俳句。契約悪魔は狐の悪魔で、作中では一度も使った描写はないものの、容姿はメイン画像の通り普通なので、足だけ使わされていたと思われる。
同期の東山コベニと共に半年間姫野に鍛えられ、現在はそのコベニとバディを組んでいる。
姫野からは「実力不足だけど気合は十分」と評価されており、その姫野に対しては好意を持っているのか、ホテルに潜伏している悪魔を駆除しに来た際に「悪魔を倒した人にはご褒美として頬にキスしてあげる」と提案した姫野の唇を巡ってデンジと争っていた。
しかし、その新人故の経験が浅さと、常識人故に頭のネジが外れきってないせいか想定外の事態には弱く、永遠の悪魔に閉じ込められた際には消耗して怯えてしまい、コベニと共に永遠の悪魔を強化する要因になってしまった。ただし、コベニ程は取り乱してはおらず、錯乱してパワーを永遠の悪魔の正体だと断定して襲い掛かったコベニから、パワーを庇ったりもした。
デンジを永遠の悪魔に差し出そうとした際も、彼の方は一応「デンジを差し出して撤収して一旦体制を立て直すべき」という意見を言っており、デンジを最終的に殺そうとした時も「すまん」と謝罪していた。
事件後は、コベニ共々ホテルの件のトラウマとデンジへの負い目から公安を辞めようと考え始めたらしく、それがきっかけで姫野の提案で新人歓迎会の飲み会が開かれる事となった。
飲み会では、姫野にゲロキスされたデンジをトイレで吐かせて介抱した(幼少期からよく酔って帰ってきた母親の介護をやっていたので慣れているらしい)。その際に、チェンソーマンとなって戦う姿を見て、恐怖と同時にデビルハンターとしては羨やましくも思ったデンジが、普通の年相応の少年な面もある事を確認して優しい顔で笑っていた。
その後は、巡回中にコベニと共に老婦人の道案内をしていたが、そこでサムライソード達が公安対魔特異課襲撃を実行。実はその道案内をしていた老婦人が刺客の一人で、背後から不意打ちで銃撃されて首を撃ち抜かれながらも、咄嗟にコベニを銃弾から身を挺して庇って死亡した。
余談
永遠の悪魔によって閉じ込められた際に、錯乱したコベニの「風俗かデビルハンターしか選択肢がなかった」という話を聞いて以降、コベニに追従するような言動を取り始めたことから、本人も無意識の内にコベニに母親の面影を重ねていたのではないか、という考察がある。(デンジを介抱した際のセリフから、彼は母親はおそらく風俗業だったと思われるため。)
作者ツイートによると、当初は撃たれた後にコベニに盾にされて防がされようとしていたという設定だったが、結局描写を入れられなかった上に整合性が取れなかったので没になったらしい。