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「勝ったら何くれんだ?」

概要

CV:坂田将吾 / 村瀬歩(幼少期) / 演(舞台版):梅津瑞樹

公安退魔特異4課所属のデビルハンター。

主人公・デンジの3年先輩で、後に彼とパワーの保護者兼監視役として自宅で共同生活を送るようになる。詳しくは早川家を参照。

銃の悪魔に家族である両親と弟【父(上田燿司)、母(斎藤恵理)、弟タイヨウ(中臣真菜)】を皆殺しにされた過去があり、銃の悪魔に復讐するためにデビルハンターの道を選んだ。

北海道出身で、毎年家族の墓参りに帰省している。

外見

黒髪(原作のカラーイラストでは黒髪にも青髪にもなっている。単行本フルカラー版では青髪)を後頭部の高い位置でまとめた青年。「チョンマゲ」呼ばわりされる特徴的な髪型は、後述の狐の悪魔に伸ばした部分を代償として与えるためのものである(単行本5巻のおまけ漫画より)。ちなみに狐の悪魔との契約が破棄された後も、その特徴的な髪型を保っている。

作中でも言及されるが整った顔立ちをしており、「チェンソーマン展」にて182㎝であると明かされた。

垂れ目にやや短い眉毛で、両耳に一つずつピアスを付けている。ピアスの色は原作のカラーイラストでは統一されていないがアニメでは黒となっている。

目の色は水色。

人物

「軽い気持ちで仕事するヤツは死ぬ」

「生きてるヤツはみんな根っこに信念があるヤツだけだ」

一人称は「俺」。当初はデンジに冷たく当たっていたものの、任務や共同生活を通じて信頼されるようになった。

仕事熱心かつ理性的な性格の常識人だが、それ故にデビルハンターとして非情になり切れない部分も垣間見える。姫野曰く「かっこよくて真面目で優しい」。

上司であるマキマに好意を持つと同時に頭が上がらないようで、共同生活を送る様になったのも彼女からの命令である。

都内のアパートで一人暮らしをしていたことから家事スキルが高く、作中でも料理などを披露している。最初は非常識な二人の扱いに困っていたが、彼らに人間としての生活を教える保護者として世話を焼いていく。

経歴

最初のバディは姫野で、彼女から悪魔狩りの心構えやスタンスといった多くのことを学んだ。ちなみに彼女と初めて出会った時は未成年であり、現在は成人していることを考えるとアキの年齢は20代前半と推測される。

「骨が腐るから吸わない」と元々は嫌煙であったが、姫野にせがまれ成人してからタバコを吸うようになっていた。新しいバディの天使の悪魔との関係が描写され始める41話ではタバコの箱をゴミ箱に捨て、それ以降は完全にやめている。

天使の悪魔とは折り合いが悪かったものの、目の前で死んでほしくないと彼を命懸けで助けたことをきっかけに、秘密事項を共有するなど徐々に信頼関係を築くように。

45話で野茂が「今からでも2課に戻ってこい」と発言しているため、以前は2課に所属していたようである。

戦闘能力

身体能力

「最強のデビルハンター」である岸辺の訓練を受けており、公安のデビルハンター達の中でも実力は高い方と思われる。

対魔2課のメンバーとのスパーリングではアキよりも一回りは太そうな相手を一方的に打ちのめした描写があり、実戦でもサムライソードなど人間以上の身体能力を持つ武器人間ともある程度切り結べる程の剣術の腕を見せている。

……なのだが、常に人外バトルが起きているのが本作の世界であり、雑魚悪魔はともかく、章ボス相手には実は戦績はあまり振るわない。

あと、股間のガードが超ガバガバ。第2話でデンジに執拗に股間を何度も攻撃されており、攻撃されるパターンもほぼ一緒。なのにガードもできていないため、この手の卑怯なパターンは苦手と思われる。

契約悪魔

作中で最初に披露した契約悪魔。アキは皮膚や髪の毛の一部を喰わせる代わりに狐の頭部を呼び出しら敵を飲み込ませる契約を結んでいる。公安メンバーの契約悪魔としては一般的な悪魔。しかし面食いで「顔がいい」者にだけ頭部を呼び出させる契約を結び、そうでない者には手足を使わせている模様。

アキも美形であるため気に入られていたが、サムライソード戦で狐の不興を買ってしまい、それ以後は呼び出せなくなる。

サムライソード戦で使用した悪魔。アキからは「カース」と呼ばれている。

呪いの悪魔の力が宿った釘状の刀で三度刺すと対象を殺すことが可能だが、代償として寿命が縮む。

アキの寿命が大幅に減ってしまったことでこれ以上は使えないと判断され、以降は呪いの悪魔の代わりに天使の悪魔の能力で生成された日本刀を使用するようになる。

「未来 最高! 未来 最高!」

「オマエも未来最高と叫びなさい!!」

上記の二体の悪魔が使えなくなったことで新たに契約した悪魔。

能力として少し先の未来を見ることかできる。しかし見えるだけで、その見えた未来を活かせるかどうかはアキの判断力と身体能力頼み。また、未来の悪魔が見せたいと思った未来(大抵は悪いもの)を強制的に見せられる場合もある。

契約条件はアキの右目に未来の悪魔を住まわせること。他の悪魔と比べると契約条件がかなり軽いが、これはアキが近い将来に迎える最悪の死に方を未来の悪魔が直接見たいがためであり、未来の悪魔によると彼の最期は相当凄惨なものになるらしい。

未来の悪魔によって「最悪の死に方」をする未来を見せられたアキがその未来を回避するため、更なる力を求めてマキマに「どんな悪魔と、どんな契約でもするから力を貸してくれ」と頼み、強制的にこの悪魔と契約を結ばされる。

余談

  • 第1回公式人気投票では3位。男性キャラでは最高位を獲得している(ちなみに主人公のデンジは5位)。
  • 総投票数60万票を超えた第2回公式人気投票では2位に1万票以上の大差をつけ、堂々の1位を獲得した
  • 同じく週刊少年ジャンプで連載されている『呪術廻戦』の公式ファンブックでは、主要キャラクター・伏黒恵玉犬渾とアキの狐の悪魔を呼び出す「コン」のお披露目が被ったことが言及されていた(気になる方はジャンプ2019年12号のバックナンバーを確認していただきたい)。作者の芥見下々には「アキ君」と呼ばれていた。

名前の由来

以下、9巻のネタバレの内容が含まれます。未読の方はブラウザバックをお願いします。

2021年開催のジャンプフェスタでは、作者・藤本タツキへのインタビューの中でアキの名前の由来が明かされた。

単行本9巻にて、アキは家族の仇である銃の悪魔に肉体を乗っ取られ銃の魔人へと変貌する。その後の展開は残酷だったが、実はアキというキャラクターを造形する段階でこの結末はすでに決まっていたという。

そこから名前を設定するにあたり、数ある銃の中でも特に有名なロシア製の自動小銃であるAK-47から「AK」→「AKI」→「アキ」と名付けられた。

また、マキマへの好意は彼女のある力によるもので、アキが望んだものではないことから「空き」(アキ)という意味も含まれている。

作中でも何故好きなのか聞かれた時には「なんでだっけ…?」と理由を思い出せないシーンがある。

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早川アキ
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