概要
第2次スーパーロボット大戦Z破界編で登場した主人公クロウ・ブルーストと、同作品で参戦した作品の中から、機動戦士ガンダム00よりロックオン・ストラトス兄弟、新機動戦記ガンダムWよりデュオ・マックスウェル、地球防衛企業ダイガードより青山圭一郎の4人の貧乏くじキャラのこと。
第3次スーパーロボット大戦Zではフルメタル・パニック!よりクルツ・ウェーバーが追加のメンバーとなった。
原作では
バンプレストオリジナルキャラクターであるクロウ以外4名は、皆原作における自身のポジションや性格が災いして何かと損な役回りをすることが多い。
おまけに4人とも主役キャラの性格がどれも癖のあるものばかりでなおさらそのトバッチリを被りやすい。
クロウ・ブルーストの場合
説明するまでもなく借金を背負いまくっている点。
さらには他の貧乏くじキャラであるロックオンに貧乏くじを押し付けられている。
元々性格が真面目で誠実だが後で落とし穴に気づくタイプなので貧乏くじを知らないうちに引かされることも。
ロックオン・ストラトスの場合
ニール・ディランディのケース
主役の刹那・F・セイエイが頻繁に勝手な行動をするのでその子守りを押し付けられた。
貧乏くじとは少し違うがティエリア・アーデを庇って利き目を負傷して、更にはそれも原因となって、刹那やティエリアの心の支えとなる引き換えに早すぎる死を迎えてしまった。
また、スパロボZでは最後に戦死した際にクロウに「最後の最後まで貧乏くじ引きやがって!!」と惜しまれた。
ライル・ディランディのケース
原作においては刹那やティエリアの成長から兄と違って彼らに世話を焼く事は少なかったが、女性関係(フェルトに兄と自分は違うと言う事を示すためにキスしてビンタをお見舞いされる、アニューとの恋の顛末)では貧乏くじを引いたと言える。
ゲームにおいては兄のコードネームを引き継ぐと共に、貧乏くじ同盟入りを果たしてしまっている。
なお、アニューは第三次Zでは登場しないが、時獄篇のライルのエーストークで生存していることがAGとの会話で明らかになっていて、天獄篇では顔グラは出ないが会いに行っている。再世篇でフラグを立てれば生存するので、こちらが正史になった模様。(しかもその理由が「原作ではバイタルエリアを撃ち抜いてしまった00と刹那が先代ロックオンから射撃を教わっていた事で、上手く精密射撃を成功させたから」という粋なものになっている)
デュオ・マックスウェルの場合
全体的にガンダムWはエキセントリックなキャラが双方多めなので数少ないまともなキャラ故か様々な貧乏くじを引いている。
主役のヒイロ・ユイに機体の部品をパチられたり、誤魔化すためとはいえ老子Oに叩きのめされたりと散々な目にあっている。
おまけに劇場版でも殴られて悶絶したまま放置され、後で自力で脱出した際には冗談とも皮肉ともとれる言葉をかけられている。
青山圭一郎の場合
主役の赤木駿介が頻繁に無茶な行動を平気でとるために頻繁に肝を冷やし、時には過剰にダイガードにブレーキをかけてしまうほど。
また、ダイガードの動力機関のバランスコントロールを担当していることも相まって、赤木の無謀な操縦に散々振り回されている。
おまけに搭乗ナビゲーターである桃井いぶきも赤木に負けず劣らず熱くなりやすいため、そのブレーキ役も強いられている。
クルツ・ウェーバーの場合
原作ではとくに貧乏くじを引くことはないのだが、何故か貧乏くじ同盟に加入することになる。
また、先述のディランディ兄弟、青山圭一郎と中の人が同じという共通点がある。
生前のニールとは戦場で撃ちあったライバルというスパロボオリジナル設定を持ち、時獄編にてニールと勘違いしていたライルから兄の最期を聞かされ驚愕するというイベントが有る。
当初はクロウが不在だったため加入していなかったが、天獄篇において行われた同盟員らによる会話にて、加入のための条件を全て満たしているのと更に「実にいい声」であるとして満場一致で可決。同盟に引きずり込まれた。
本人は猛烈に嫌がっていたが、持って生まれた性質だとして同盟員に認知されてしまった。
前述の通り彼は原作では貧乏くじではないため、声優ネタで追加された感が否めない(今回のスパロボにおけるフルメタの扱いは原作ではなくスーパーロボット大戦Wをベースにしてしまっている影響もあるだろうが…)。
ゲームでの絡み
クロウ:ロックオン(ニール)
ロックオンがクロウに「新入り(世界中で話題のCBのデータを取り高値で売ろうと尾行したが、バレて狙撃され堕とされたうえ捉えられたため「俺をCBに入れろ」と口八丁したという経緯がある)なんだからお前が刹那の面倒を見ろ」と貧乏くじを全部押し付けようとした。
また、クロウの戦闘台詞にニールのキメ台詞を意識したと思わしき「狙い撃つぜ、俺も…!」と言う物がある。
クロウ:ロックオン(ライル)
コインを落す音にクロウが反応するのを目の当たりにし、後にデュオに教えてナットを落とさせている。(ナットでは大して反応せず、更に音だけで落としたのがコインではなくナットであると見破られて脱帽した。)
また、誰も彼もニールの面影をライルに見ている事に辟易していた彼に「ロックオンの名を継いだらニールと比較されるのは分かっていたはず、その上で継ぐことを決めたお前個人を信頼している」とグッドコミュニケーションしている。
ロックオン(ニール):デュオ
ロックオンがデュオに同じ貧乏くじの雰囲気を感じてにやにやした。
ロックオン(ライル):デュオ
上記のとおり、クロウがコインを落す音に反応することを知ったためにデュオに入れ知恵をしている。(結局クロウに見破られてしまったが・・・。)
ロックオン:青山
直接的な絡みは未確認だが中の人が同じ。
クロウ:ほかのメンバー ※再世編
戦闘中に他の同盟メンバーが搭乗する機体の攻撃に対して援護攻撃をした場合に「ま、お仲間同士のよしみってやつだ。」「これで貧乏くじ同盟とおさらばだ!」とクロウが発言している。
ちなみに、「貧乏くじ同盟」という用語は前作の破界編では一度も使われておらず、あくまで「貧乏くじキャラの集まり」としての扱いだった。もしかしたら、公式化したのだろうか?
関連タグ
同盟員
三木眞一郎:該当キャラの過半数を演じている