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ガウルン

がうるん

ガウルンとは賀東招二のライトノベル作品『フルメタル・パニック!』シリーズ登場人物。主人公相良宗介の宿敵の一人。
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もしかして→ガウル

人物

CV:田中正彦


9つの国籍を持つとされるテロリスト。当初は原作第一巻における最終的な敵として登場した。

後に〈アマルガム〉の幹部でコードネームは「ミスタ・Fe(アイアン)」と判明する。

ガウルンとは九龍とも書く中国語だが、日本を我が祖国と呼んでいる。額には、閉ざされた第三の目を思わせる、縦一文字の傷跡がある。

これまで大きなテロを何度も起こしているが西側の対テロ組織には殆ど知られていない程に自身の痕跡を残さない。加えてアーム・スレイブ(AS)のオペレーターとしての技量も高く、ラムダ・ドライバを完璧に使いこなせるほど。


末期の膵臓癌を患っており、生に対する執着が薄く死ぬことを恐れていない。その為、捨て身とも言える戦術や自身の生還を勘定に入れない(作戦と言えるかも怪しい)作戦を展開するため、如何なる優秀な指揮官もその動向を終始読むことが出来なかった。ちなみに病を患う前には逆に『自分の命は地球よりも重い』と考えており、現在とは逆のベクトルで非常に危険かつ厄介な人物であった。また教官をしていたことから部下たちの信頼は厚かったが、彼自身は部下たちを「手足」として見ておらず死ぬことを前提とした作戦にも平然と送り込んでいた。

つまり、どう転んでも変わることのない生きた脅威のような人物である。


5年前、中東での作戦展開中にカシムと呼ばれていた幼少時の相良宗介と出会う。人間らしさとは対極の存在だった宗介に一種の美を見出し、自身の部隊へと誘うも断られ、潔く別れを告げた。彼とはその頃からの因縁である。後にアフガニスタンで成長した宗介と対峙した際は、頭部に銃弾を受ける。しかし角度が浅かったことに加え、既に頭蓋骨にチタンが埋め込まれていたため難を逃れた。


本編では『戦うボーイ・ミーツ・ガール』、『揺れるイントゥ・ザ・ブルー』にて宗介と二度に渡って死闘を繰り広げ敗れ去る(アニメ版では『故郷に舞う風』が加わり三度戦った)。死亡したかに思われたが『終わるデイ・バイ・デイ』にて飛兄弟(アニメ版では夏姉妹)に助け出され、再起不能の状態でありながら生き延びていたことが判明する。自分ではもう戦えないため、飛兄弟(夏姉妹)に指示を出して宗介を苦しめようとする。

そして宗介に乗り込まれた時は「おまえをくだらなくしてる最大のガン」の除去に成功したとホラを吹き、彼の憎悪を一身に受けて始末されるという、本人にとっては理想的かもしれない最期を迎えた。直後にベッドに仕掛けた爆弾で宗介を道連れにしようとしたが、すんでのところで失敗に終わった。尤も、宗介が脱出することも見越していた節もある。


愛してるぜえ〜

宗介への執着はひとかたならぬものがあり、「俺の大好きなマイ・ダーリン」「愛してるぜぇ、カシム~っ!!」「死体をASから引っ張り出して、カマを掘ってやろうかとも思った」など数々の迷言を残している。

本編での出番自体は中盤で終了するが、最後まで悪を貫く強烈なキャラ性故、一部から人気の高く作者もお気に入りなので退場させたことを後悔したらしい。その存在感は最後まで色褪せることはなかった。


ゲームでの活躍

スーパーロボット大戦シリーズにも登場。比較的難易度が易しい作品での登場が多いが、そんな中でも彼は、乗機の性能に加え熱血・必中・集中・覚醒などの精神コマンドを無限に使用してくることもあって多くの版権ボスの中でも屈指の強敵としてプレイヤーの前に立ちはだかり、初見殺しもしくはみんなのトラウマとして恐れられた。

スパロボファンでもある原作者でさえも、「俺には接待してくれよ…。」と漏らすほどの鬼強さである(作者の自業自得な気もするが)。


最新作である第三次スパロボZ時獄編でも第8話とかなり最初の方から登場しており、一週目では精神コマンドや改造、育成によるテコ入れを満足にできないこともあって、攻撃を当てることも躱すことも困難な最序盤の鉄壁として立ちふさがる。

当然接待などしてくれない。

ミスをすれば全体攻撃で部隊を次から次へと粉微塵にされてゲームオーバー一直線である。


なお、一部では原作よりも長生きする事もあれば、早死もする。加えて命を顧みないその行動力からクロスオーバーにおいてもかなりの名シーンを担ったりしている。



 富士見ファンタジア文庫作品が集うファンタジア・リビルドにも出演。ハイスクールD×D及びスレイヤーズを含めて主体となるステージ3にて、ASに登場するという、ゲームをプレイしているとつい失念するが原作としては当たり前の方法で出演。ちなみにアニメ版ではなく原作小説版からの出演だからかエネミーとして色違いを流用するつもりだからなのかはわからないが、スパロボとは違いASは通常のコダールを赤く染めた仕様。

 ヒーロー番組の影響で正義の味方思考になってたエンデの精神をこの上なく痛めつけるは、けた違いに弱体化しているとはいえ21世紀の自衛隊やヨーロッパ軍を蹂躙できるドラゴンを雑魚として圧倒している時期の兵藤一誠を相手に「一対一だと勝てない」と言わしめる戦うぶりを見せつける。

 実際にプレイヤーが行う戦闘においても、制限バトルであることもあって非常に難敵。専用にボイスまで収録されており、同作における人気キャラにふさわしい好待遇を受けている。


関連項目

フルメタル・パニック! コダール コダールiヴェノム) 夏玉芳 夏玉蘭

アリー・アル・サーシェスガラン・モッサ:共通点の多いキャラ。ただ前者とは「生に対する執着心の有無」という決定的な違いがある。

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