あらすじ
地球人とゼントラーディ人による宇宙戦争の終結(2010年)から30年後。
人類初の移民惑星エデンにあるニューエドワース基地では、統合宇宙軍の次期主力可変戦闘機の採用コンペティション「スーパー・ノヴァ計画」が行われていた。
競合メーカー2社のテストパイロットは、かつて親友同士であったイサムとガルド。
7年前のある事件をきっかけに2人は袂を分かっていた。その睨み合いは、幼なじみのミュンとの再会により、彼女を巡る三角関係に発展する。
この女性、表向きは音楽プロデューサーだが、絶大な人気を誇る人工知能のヴァーチャル・アイドル「シャロン・アップル」の秘密に深く関わっていた。
かつて歌手を目指しながらも夢を諦め、不完全な人工知能のシャロンを裏で操る役目を担っていたミュンは、いつまでも子供のように夢を追い続けるイサムとガルドを前にして自己嫌悪に陥りながらも、二人の間で心が揺れ動く。
キャラクター
ガルド・ゴア・ボーマン(声 - 石塚運昇⇒大塚明夫)
ミュン・ファン・ローン(声 - 深見梨加、歌 - 新居昭乃)
ミラード・ジョンソン(声 - 内海賢二)
ヤン・ノイマン(声 - 西村智博)
ルーシー・マクミラン(声 - 林原めぐみ)
マージ・グルドア(声 - 速水奨)
レイモンド・マーリー(声 - 銀河万丈)
ケイト・マッソー(声 - 高乃麗)
モーガン・マッソー(声 - 屋良有作)
ゴメス将軍(声 - 北村弘一)
ヒギンズ総司令(声 - 佐藤正治)
メカニック
余談
- 作画がすごい。制作当時は手描きアニメの技術爛熟期であり、その空戦の描写やシャロンのライブシーンの芸術的演出は特筆もの。
- またストーリーもシリーズ内では異色で異星人と戦う戦記ものではなく、宇宙開拓前線から遥か後方での兵器開発競争とテロ事件、その背後に張り巡らされたテストパイロットたちの三角関係という、さながらトップガンのようなアクション映画の雰囲気を感じさせるコンパクトな構成に収まっている。