※この記事にはマクロスプラス本編のネタバレが含まれています。
「それでもかまわない」という人のみお読みください
概要
ガルド・ゴア・ボーマンの駆るYF-21は無人機ゴーストX-9と命がけの一騎打ちに臨んでいた。
しかし、無人機であるがゆえに有人機の対G限界を超えた速度で襲いくるゴーストを相手に「このままでは勝てない」と考えたガルドは賭けに出る。
それはYF-21のリミッターを解除し、機体の限界性能を引き出すというものだった。
Gによって体が押し潰されることを覚悟の上でリミッターを解除したガルドはゴーストに最期の吶喊を仕掛ける・・・
伝説の5秒
ゴーストと互角の速度を得たYF-21に対し、ゴーストが計29基のハイマニューバ・ミサイルを放ち、それを回避するシーンこそが「伝説の5秒」である。
時間に直して5秒弱の間に116コマを使用したこのシーンは、四方八方を飛び回る機体とミサイルの緻密な動き、肉眼で捉えるのが難しいほどのスピード感、随所の細かいギミックの書き込みなど、セル画の最高峰と言っても過言ではないほどのクオリティを誇り、「板野サーカスの頂点である」という声も少なくない。まさにアニメーターの限界に挑んだシーンといえる。
ガルドの哀しい決意も相まって、アニメ史に残る名シーンとなっている。
関連動画
2:48辺りが件のシーンである。興味を持った方は全編を観ることをお勧めする。