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ズフィルード

ずふぃるーど

ズフィルードとは、スーパーロボット大戦シリーズに登場する機動兵器である。
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概要

ゼ・バルマリィ帝国軍最強の機動兵器。
自律・自覚型金属細胞「ズフィルード・クリスタル」で構成され、敵の能力をコピーして進化する「自己進化・分子構造記憶」機能を持つ。
メギロートによって収集される様々なデータを得ることで形状が大きく変わるため、決まった形を持っていない。また、自己修復機能を持っており、ダメージを受けても短時間で再生する。コードネームは「ナイトメア・クリスタル」。
辺境銀河方面監察軍の基幹艦隊の旗艦であるヘルモーズに一機ずつ配備されている。
データを得てからコピーして形状を変えるまでに時間がかかるのが欠点。
スーパーヒーロー作戦では名前のみ登場したが、本格的に登場したのは新スーパーロボット大戦になってからである。
αにも登場し、ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォがパイロットを務めていた。地球の人型機動兵器をコピーし、人型として立ちはだかってロンド・ベル隊を圧倒したが、パイロットの能力までは読み取ることが出来なかったため、敗北した。
その後、遅れてきたユーゼス・ゴッツォジュデッカに乗って現れた際、能力を暴走させて複数のズフィルードを作り、勝負するも敗北した。
第3次αでは、機動要塞型として大型化したズフィルード・エヴェッドも登場する。
αより10年前の世界では、機動要塞型としてゼントラーディの艦隊の前に立ちはだかり、1機で艦隊を全滅させていたが1人目のラオデキヤは死亡した。
この兵器名はバルマーにおけるガンエデンの呼称であるズフィルードから。
ガンエデン(ズフィルード)は配下の組織なども含めた防衛機構全体の呼称でもあるので、ゲベル・ガンエデンだけを区別するときは神体ズフィルードとも呼ぶ。
前者と後者を両方含めた本物のズフィルードを模した機体ということで、ズフィルードの名を冠している。
また、αではジーベン・ゲバウトを使う時、一瞬だけナシム・ガンエデンの姿が浮かび上がる。

メカニックデザインは森木靖泰。名前はヘブライ語で『監視』を意味する。しかし語感の問題か、『ズフィールド』と呼び間違えられやすい。

スペック

形式番号:AGX-17(αシリーズ)
全高:67.2m
重量:523.1t
動力:量子波動エンジン
装甲:ズフィルード・クリスタル
所属:ゼ・バルマリィ帝国
防御装備:G・テリトリー

武装

クロスブレード
ヘキサグラム
アルドレーザー
オメガウェーブ

必殺技

ジーベン・ゲバウト

遍歴(初登場~αシリーズまで)

初登場が新スーパーロボット大戦である事からも解かるが、元々はSRXの対抗ポジションとして創られた、超機大戦SRX名義のライバルメカである。
しかし、同期のSRXがバンプレストの『顔』として着実にキャリアと知名度を重ね、OGシリーズでもレギュラー出演しているのに対し、ズフィルードの知名度と出番は少ない。
だがその一方で、スパロボシリーズでは意外な形でシリーズ全体に影響を与えていたりする。その詳細を当機体のαシリーズまでの遍歴を交えて説明する。

不憫な初登場 ~新スーパーロボット大戦

表最終話でもある宇宙ルート35話『決戦! ヘルモーズ』で、満を持して登場。ラスボスらしく高いHP回復能力、自軍が追い込まれるとHP量2倍で復活する等してくるが、それでも負けるとパイロットの『ジュデッカ・ゴッツオ(当時は固有名が無かった)が『何かの間違いだ』と現実逃避。マップ背景になっているヘルモーズに逃げ込もうとするが、そのヘルモーズの主砲にパイロットごと消し飛ばされると言う情けなく不可解な最期を遂げる。
これだけならまだ良かったのだが、もう一方の地上ルートのラスボスであるデビルガンダムがズフィルードとは正反対の優遇ぶり(※)だったため、相対的にズフィルードの存在感が薄くなってしまった。
※…原作版の最終形態がラスボスなのだが、アルティメットガンダム時を含む他の形態も敵として中盤以降登場。しかも隠し最終話ではゲームオリジナルの形態で最後の敵として立ちはだかる。

こうして、デビュー作でいきなり不憫な目に会ったズフィルードは、その後『F/F完結編』の開発の為に『新』の続編がお蔵入りする等と言った、製作者側のゴタゴタに巻き込まれる形で初期のスパロボ史の中に埋もれていった…。

世界観の礎に ~スーパーロボット大戦α(αシリーズ)~

概要にもある様に、αシリーズ1作目にSRX等と共に再登場。ゼ・バルマリィ帝国の切り札として最終話で立ちはだかる…が、結局は『それも私だ』の黒幕、ユーゼス・ゴッツォの前座だった。また直後のマップでは、破片から複数機が再生しユーゼスの取り巻きとして再登場するが、こちらは同マップで繰り広げられるイングラム・プリスケンSRXチームの熱いドラマに存在を食われ気味だった。
また、必殺技名の『ジーベン・ゲバウト』(ドイツ語で『七戒』)は、誤表記だろうと噂されている。
(戦闘台詞で『十の神罰』とある様に、本来は『十戒』を意味する『ツェーン・ジバウト』と表記されるはずだったのか)

こうして結果、他の超機大戦SRX関連のキャラやメカ達と違い一定の知名度を獲得出来なかったズフィルードは現状、このαが最後に出演した作品となっている。
(※リメイクであるDC版では、"真のラオデキヤがユーゼスを粛清"する事で真のラスボスとなったが、結局パラレル扱いで終わっている)
しかし、同作で固めた本機の設定に当時のスタッフが着目。それを元に後付けや逆算等を加える事で、後のαシリーズ続編に登場するバンプレストオリジナル側の敵組織を創り上げる事となる。


これと第3次αから推測するに、αシリーズは当初、件の版権作品とズフィルード(ゼ・バルマリィ帝国)の二人三脚でシリーズ内の世界観を作り上げるつもりだった模様。謂わばガンエデンは元々、この両者を繋げる為の設定だったと言う事になる。

  • 上記の紆余曲折の後、ある程度の設定が固まったガンエデンはズフィルードと設定を統合。そうして誕生したのが“神体ズフィルード”の異名を持つ男型のガンエデン、ゲベル・ガンエデンである。そして、これを神(創造主)として崇拝し王とする専制君主国家体制を土台にして、ゼ・バルマリィ帝国の組織設定が第3次スーパーロボット大戦αでようやく作り上げられた。
当作においてのズフィルードは、ゲベル・ガンエデンの偶像兼情報端末と言う設定が追加、更に他艦隊の同型機が別種扱いのズフィルード・エヴォッドとして登場する(外見こそズフィルードの顔面が付いた戦艦と言うアレな物だが、戦闘演出で誤表記疑惑にフォローを入れた『ゲーベン・ジバウト』に、MAP兵器がある為ルアフ・ガンエデンより総合して厄介な強敵と評価される等、案外良い扱いを受けている)。
その一方、バルマー側のガンエデンシステムの中核で、ズフィルード(※機体の方)のモデルでもある“創造神ズフィルード”(意識体と化した原初のサイコドライバー)は、システムから逸脱して宇宙の悪霊達と一体化。スパロボ史でもトップクラスの強さと設定を持ったラスボス、ケイサル・エフェスと化してαシリーズのラストを飾る事となった。


元々、各版権作品の“繋ぎ”として創作されるバンプレストオリジナルは、新規参入の版権作品に合わせて設定が後付けされたり、逆算により生み出された新機体や設定と統合したりするのが常である。
しかし、これ程まで大規模かつ複雑な“繋ぎ”と化したバンプレストオリジナルの機体はこのズフィルード位だろう。と言うよりも、事実上超機大戦SRXに関する世界観の大半(バルマー帝国の基本設定)は本機から派生した代物である。
事実、未だズフィルードが出ていない為にバルマー帝国が本格参戦出来ていない、現状のOGシリーズで超機大戦SRXがメインになるエピソードはOG1だけ。これ以降はストーリー展開がほぼ止まっている為、SRX勢はシリーズレギュラーでありながら今だ客演扱いが続いている。

未出演だが、その影は濃く~OGシリーズにおけるズフィルードの影響~

前述した通り、本来“繋ぎ”役だったバンプレストオリジナルであるが、それらだけが登場し団結・共闘するシリーズこそ、今やスパロボで最も息が長いシリーズとなったOGシリーズである。
当然、繋ぎ役だったバンプレストオリジナルでストーリーを展開する為、それらを組み合わせる新たな“繋ぎ”(新機体や設定)が創られたのだが、実はそこにズフィルードの存在が見え隠れしている。
その中でも、以下より紹介する機体や敵勢力等は、ズフィルードの影響を強く受けている。

セプタギン(OG1)

OGシリーズ最初のラスボスであり、OG世界における全地球製人型機動兵器の祖(アダム)当機が隕石「メテオ3」として地球に持ち込んだ技術『EOT』を解析・応用した物が、パーソナルトルーパーアーマードモジュールを初めとする人型機動兵器の基礎となった。
…メタ的に言えば、元々誕生経緯がバラバラなバンプレストオリジナルの機体を順序だった開発系譜に組み込み纏める為の礎として創られた、OGシリーズ最初にして最重要の独自設定、“繋ぎの繋ぎ”である。
しかし、エアロゲイターの無差別殲滅兵器『最後の審判者』として起動した「メテオ3」ことセプタギンの外見は、一言で言えばズフィルード・クリスタルの塊(原型の隕石から大量のクリスタルが生えている)能力も『クリスタルの侵食能力で敵対象の文明を星ごと取り込む』『取り込んだ敵対文明の兵器を解析・複製』と、ズフィルード・クリスタルの特性をまんま兵器に転用している。
本機とズフィルードの関係は現在でも不明だが、どちらもズフィルード・クリスタルの特性を用いた兵器である事から恐らく同等の存在である可能性が高い。
つまり、こんな代物に詰め込まれた技術で開発されたOGシリーズの地球製人型機動兵器(SRXは勿論、アルトアイゼン等も含まれる)は、ある意味セプタギン=ズフィルードの力添えにより創造されたとも言えてしまうのだ(本項冒頭の記述はここから根拠を得ている)

マシンナリー・チルドレンイーグレット・イング(OG2OG外伝第2次OG)

上述のセプタギンを介する事で、ズフィルード(バルマー)が今だ来ていないOG世界の地球にもズフィルード・クリスタルが齎された為、それをイーグレット・フェフが解析してマシンセルを開発。それとアラド・バランガの遺伝子を使った事で、OG世界にもマシンナリー・チルドレンは誕生した(OG2)。
しかし、当初彼等が所属していたアースクレイドルはアンセスターにならず(メイガス及びソフィア・ネート変貌させる為の因子がこの世界に無いので)、アンサズスリサズを初めとする殆どの個体が戦死。オリジネイターのウルズゼンガー・ゾンボルトに、創造者であるフェフもウォーダン・ユミルに斬り捨てられてしまう。

だが何と、OG2.5(OG外伝)の裏側で『ある人物』の要請を受けたツェントル・プロジェクト主幹、ミタール・ザパトによりフェフとウルズは回収、蘇生されていた。
そして蘇生後、『ある人物』の導きによりフェフとウルズがガイアセイバーズの一部隊“アルファ・セイバー”の責任者と隊長にそれぞれ就いた事で、事実上マシンナリー・チルドレンは所属組織を変えた形で復活を遂げる(第2次OG)。
最も、『ある人物』がマシンナリー・チルドレンをここまで厚遇したのは、その創造者であるフェフに見返りとして技術提供をして貰う為だった。そして、それを呑んだフェフは次世代型である『イングシリーズ』に、『ある人物』が提供した別の人造人間の技術を掛け合わせた。そうして誕生したのが新型マシンナリー・チルドレン、“人造マシヤフ=イーグレット・イング”である。
…この『ある人物』の正体を鑑みると、イングが創られた事である意味、マシンナリー・チルドレンは自分達の元になった存在(ズフィルード=バルマー)に回帰(技術統合)したと言えるだろう。ところがそのイングは、強大な念動力を“偶然”に発現させた特異な個体(フェフや『ある人物』にすら予想外だった)である事が発覚。彼もその出自上、ズフィルードの影を濃く帯びているのは間違い無いが、念動力の方もそうなのかは未だ定かで無い…。

TEアブゾーバー(OG外伝第2次OG)

』に関する記述を読めば勘付くであろうが、元々ズフィルードとはデビルガンダムをオマージュしたバンプレストオリジナルである。諸事情により『新』がシリーズ化されなかった為ズフィルードもマイナー化したのだが、逆にそれ故か、後作『MX』で再度デビルガンダムをオマージュしたバンプレストオリジナルが登場した。それこそがツェントル・プロジェクト製機動兵器、TEアブゾーバーである。
前項でも触れた通り、OGシリーズでは『ある人物』ことアルテウル・シュタインベックが支援するプロジェクトとしてOG外伝から登場。続く第2次OGではマシンナリー・チルドレンとほぼ同じ経緯でガイアセイバーズに組み込まれる事になる。
実は、一部のTEアブゾーバーは最終的にズフィルードに類似した設定を持つに至る(オマージュ元が同じなので当然ではある)が、ズフィルードの影響が隠然として有るOG世界に置かれた事でその該当機は実質、ズフィルードに近しい存在と化しているのだ。

メディウス・ロクス第2形態

プロジェクトの折り返し地点として造られた試作5号機(計画予定では、試作10号機TEアブゾーバーを完成させる)。当初は、当時制御方法が確立されていない自己修復素材・ラズナニウムの実働データを取る為、ラズナニウム製の装甲に在来型の動力炉を持ち、データ収集にエルデ・ミッテの開発した人工知能『AI1』を搭載した特別仕様の機体であった。
しかし、同時期に開発された他の試作機(サーベラス或いはガルムレイド)の前に敗北しかけた為、それを不服としたエルデがAI1に蓄積した戦闘データとガルムレイドのデータを掛け合わせた物をラズナニウムにインプット。結果、機体サイズや武装が著しく変貌した第2形態となって兄弟機を撃破、TEエンジンも奪って取り込んだ事で曲がりなりだがTEアブゾーバーとして一応の完成を得る事となる。

この、“蓄積した戦闘データを自己修復能力を持つ装甲材にインプット、自己修復の応用で機体を変貌”させた第2形態の誕生プロセスはズフィルードの物とほぼ同じである(※データを反映させるスピードではこちらの方が上回る)プロジェクト主幹であるミタールに取ってこの形態はイレギュラー扱いだったが、スポンサーのアルテウルにしてみれば本機は地球製ズフィルード(※前述の様にアンセスターがいないので、OG世界では本機が初)とも言うべき存在だと思われる(件のプロジェクトに自ら出資したのも、こうした特性の兵器が誕生するのを見越した為か)。
ただし、本機は最初から機動兵器として造られ進化した為、ズフィルード同様侵食・融合能力は抑えられており、アルテウルが求める物とは成らなかった。

AI1

前述したメディウス・ロクスに搭載された戦闘用人工知能で、同機を地球製ズフィルードへ造り替えた存在。生みの親であるエルデのエゴに塗れた暗躍により、主な学習対象だったアルベロ・エストをラズナニウムを介して自らの中へ取り込んだ後、TEアブゾーバー試作10号機にして正式完成機であるガルベルスへ搭載される事となる。
そして第2次OG終盤、エルデの手で南極遺跡に隠されていたクロスゲートから無尽蔵のエネルギーを吸収。エルデやガルベルスの他、自らと同じくツェントル・プロジェクトから生まれたと言うべきアレス・ガイスト(=半イエッツト)も取り込んだ末、AI1自体がTEアブゾーバーと言うべき存在へと変貌した。
しかしその存在は、『物体は勿論、外部からの攻撃までも一部エネルギー変換して取り込める(特殊能力:エネルギー吸収)侵食・融合能力』『過去のデータから以前に搭載されていた機体の第1形態を複数機、瞬時に製造して使役(武装:クロス・メディウス・ロクス)』すると言う物であり、実質“地球製セプタギン”と言うに等しい存在と化していた。
それでも変貌してから間も無かった為、鋼龍戦隊の猛攻に晒されてダメージが再生能力を上回り機能停止。それを“敗北”と学習したAI1がエルデの妄念ごと自ら崩壊を選んだ事で鋼龍戦隊は難を逃れた。
しかし程無くして、エア・クリスマスの空間転移装置で逃亡を果たしていたアルテウルがAI1の崩壊跡地に出現。そこで散布されたズフィルード・クリスタルによりラズナニウムが隆起(※)、AI1は崩壊前の機能もそのままに復元再生、“地球製セプタギン”としてアルテウルに確保されてしまう。
(※ここから、ラズナニウムがズフィルード・クリスタルと互換性がある事が分かるが、それが意味するのは…?)
それを伴って、本来のマシヤフを失ったナシム・ガンエデンの前に立ったアルテウルは、人造マシヤフ=イングの力を使ってAI1とガンエデンを融合。自身の悲願であった“新人祖”を創り出す…。

アダマトロン(第2次OG)


関連タグ

スーパーロボット大戦 新スーパーロボット大戦 スーパーロボット大戦α
超機大戦SRX ゼ・バルマリィ帝国 ナシム・ガンエデン ゲベル・ガンエデン
ケイサル・エフェス

デビルガンダム:オマージュ元。

ツェントル・プロジェクト:本機と同じく、デビルガンダムをオマージュしたバンプレストオリジナル

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