エア・クリスマス
えあくりすます
イスルギ重工によって建造された万能戦闘母艦で、クリスマス級の一番艦にあたるガイアセイバーズの旗艦。
高性能テスラ・ドライブを複数搭載し、状況を問わず安定した航行を可能としている他、スペースノア級を上回る速力や艦載能力を有し、ブリッジや砲塔を格納することで高速巡航形態へ移行することも出来る。
特筆すべきは、艦体全体を包むブレイク・フィールドと艦首から出力される「フィールド・ブレード」。これを併用することにより、敵陣突破や対艦格闘までも行うことが出来る。
中枢部分にはアルテウル・シュタインベックが持ち込んだエアロゲイターの技術による転移機能が搭載されており、これにより空間転移を可能とする。
現行の技術、複数の大戦を経て入手したEOTまでもフル活用した最新鋭艦であるため、旧式化が進む地球連邦軍の戦艦とは桁違いの性能を持つ。
アルテウルの死後、クリスマス級の生産がどのようになるのか気になるところである。
なお、寺田貴信プロデューサーによると、エア・クリスマスという名前には「新たな神の誕生を祝う」という意味があるらしい。
EAAMランチャー
艦首先端に搭載されたミサイルランチャー。
単装ビーム砲
艦首上下に四門搭載されたビーム砲。
連装衝撃砲
スペースノア級のものの発展型。
ファー・ツリー・ブレード
艦橋や主砲などを収納したのち、艦首先端からフィールド・ブレードを発生させ、艦体をブレイク・フィールドで包んで突撃する。
戦闘演出を見るにフィールド・ブレードはかなりの長さを誇るようで、ゲーム中でも射程に反映されている。
戦艦の武装の中でも特に高性能なもので、射程が1~5と比較的長い上、脅威のP属性持ち。消費ENも僅か25と燃費も優れる。
クロガネと戦えばかなり絵になったろうが、残念ながらその機会は無し。
なお、ファー・ツリーとは「もみの木」のこと。
【警告】以下、第2次OGのネタバレ注意!!
ハードルート最終話「古の忌憶」において、鋼龍戦隊は全ての黒幕であったユーゼス・ゴッツォが集めた因子を以て誕生した新人祖・アダマトロンとの熾烈な戦いを繰り広げていた。
そんな中、現れたのはガイアセイバーズの旗艦であるエア・クリスマスだった。
たった一人残ったカーリーは家族を失った戦乱の元凶であるユーゼスのアダマトロンに対して命がけの特攻を仕掛けた。
それは効きはしなかったものの、この一撃で内部への座標――つまり、エア・クリスマスごとアダマトロンの内部を爆破させる位置を特定することが出来た。
そして、「リー・リンジュン」として過去に犯した大罪にけじめをつけるべく、彼はエア・クリスマスをアダマトロンの内部に転移、自爆させて運命を共にした……。
この特攻は鋼龍戦隊にアダマトロンを打ち倒す契機を与えた。
この一連の流れは『スーパーヒーロー作戦』における、ウルトラマンらのカラータイマーを吸収したことが敗北へと繋がったことによる『過去における敗北の再現』となった。