CV:白鳥由里
概要
初登場は第29話「試合放棄!?恋にドキドキ、サイ・サイシー」。
ネオデンマーク代表のガンダムファイターであるハンス・ボルガーの実妹。サイ・サイシーが一目惚れした人物でもある。
ネオホンコンの街中で料理店を営む老店主に冤罪を着せて絡むタチの悪いチンピラに立ち向かう勇ましさを持ち、加勢に入ったサイ・サイシーと共に店主の店を手伝いながら距離を縮めていく。なお、名前を尋ねられたサイ・サイシーは「チン・チクリン」という偽名を使っており、セシルも身内にガンダムファイターがいることを伝える機会がなかったため、妹の様子を見にやって来たハンスがサイ・サイシーと顔を合わせた際にはじめて互いの立場を知ることとなった。
可憐な見た目とは裏腹に気丈な一面も見せ、機体が限界を迎えつつあるマーメイドガンダムと戦うことを躊躇するサイ・サイシーを𠮟咤し、兄・ハンスとの激闘へと送り出している。
マーメイドガンダムがドラゴンガンダムの奇策の前に敗れた後は、機体の修理のためにハンスと共に母国へ帰国した。
その後、一切登場しないがサイ・サイシーが持っていた写真がでてくる。最終回では他のシャッフル同盟のメンツは彼女(もしくは想い人)と一緒にいるのに、サイ・サイシーだけ写真にキスしてジイサン二人にどつかれるという扱いであった。
あまりに気の毒に思ったのか、島本和彦による『超級!機動武闘伝Gガンダム』最終回ではちゃんとサイ・サイシーと抱き合っている姿が描かれた。末永くお幸せに!
容姿
ターコイズブルーの髪に2つの赤い髪留めが特徴。身長はサイシーとほぼ同じぐらい。
服装も1994年当時にしてタイトミニに黒のニーソックスというかなり時代を先取りした格好をしている。
余談
- 本編のあらすじを載せた公式サイト・ビデオ・DVDは兄ハンスを「ハンス・ホルガー」と一貫して表記しているが、本項では姓を「ボルガー」としている。これはガンダムウォーといったカードゲームなどの媒体において兄妹揃って姓が何故か「ボルガー」になっている事に起因する。特に後者の影響からボルガー姓の方が認知されている。
- ネットで一部のファンからは「もし、彼女がファイターだったら」「ファイターとして出て欲しい」などという声も上がり、pixivのサイト内では以下のような彼女にファイティングスーツを装着させたイラストも数多く存在する。しかし、スーツのデザインは他のファイターの流用や兄のハンスが使用していた物が大半で新調した物はあまりない。
- 前掲の『超級!機動武闘伝Gガンダム』のデビルガンダムとの最終決戦では、全身ではないもののファイティングスーツ姿のセシルが描かれ、ガンダム連合の一員として戦っていた。それにしても、ほんの数十日の間に戦闘要員になれる辺り、この作品内でのセシルは潜在能力が高いとしか思えない…。