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「舐めやがって!喰らえ!ネーデルタイフーン!」


登録番号:GF13-066NO

頭頂高:17.0m(ノーマルモード)

重量:8.1t

概要編集

風車小屋に変形するネオオランダのMF

地球各地でガンダム同士が11ヶ月間戦い抜くサバイバルイレブンを風車小屋にカモフラージュするという方法で生き残るも、決勝大会では過酷なサバイバルを闘い抜いた他のMFの前では歯が立たず、かませ犬扱いのモブガンダムの1体として扱われた。


ガンダムファイターはルドガー・バーホーベン。

しかしセリフ(音声)のみの登場で姿も描かれていない。

なお、ルドガーではなくポール・バーホーベンとして紹介されている書籍などもある。

ネーミングの元ネタはおそらくオランダ出身の俳優ルトガー・ハウアーと同じくオランダ出身の映画監督ポール・バーホーベンであると思われる。


英語版では「Hurricane Gundam(ハリケーンガンダム)」と名乗っている。


各種形態編集

ノーマルモード編集

ハウステンボスで僕と握手!

ガンダムとしての通常の形態。


飛行モード編集

ネーデルガンダム

下半身を折り畳み、胸の風車を機体下部に取り付けた形態。

飛行が可能となる。


風 車 小 屋編集

ガンドロ9月分まとめ

ネーデルガンダム最大の能力である風車小屋に偽装した形態。

なんとも卑怯に思える戦法だが、サバイバルイレブンのルールはあくまで

「11ヶ月間生き残る」事だけなので実はネオオランダのこの戦法はルールには抵触していなかったりする。

このような奇策で決勝進出を目指した理由は原作においては不明であるが、サバイバルイレブンは生き残ること自体が困難であることに加え、公式サイトでは「決勝への体力を温存するため」と説明されている。

なお、MFの登録番号は前回の順位で決まるため、決勝トーナメントに出場することで第14回のネーデルガンダム(の後継機)は結構上の方に名前を載せて目立つ事に成功したと思われる。登録番号を見るに第12回大会では66位だったようなので、第13回大会で、恐らくはそれよりずっと上の順位になれたはずである。


後に原作を再構成した漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』では「決勝トーナメントに出場し、目立つ(宣伝をする)事に参加する意義を見出すコロニーもある」という解釈を添えている。


補足しておくと、後の14回大会では予選を勝ち上がるだけの実力は身に付けたらしい(各種Gガン事典参照)。



同型機編集

ガンダムファイトに参加したネーデルガンダムを「Mk-1」(1号機)として、ネオ・オランダのスペースコロニーには「Mk-2」から「Mk-40」と連番の同型機が風車小屋で偽装されて配備されている。ネオ・デンマーク水泳部の魚介類ガンダム集団も大概だが、ネオ・オランダもなかなかにインパクトがある。

デビルコロニーガンダムとの最終決戦においては、ガンダム連合に合流したものの同型機たちも性能に厳しい部分がったのか、デビルガンダムと言う強大な敵に次々と撃破されていくモブガンダムと言う扱いで相変わらずであった。

なお、巨大なチューリップの植わったネオ・オランダのスペースコロニーから大量に飛び立つ姿は、「オランダ=風車とチューリップ」という図式を当時の少年たちに強烈に印象付けた。


武装・必殺編集

  • メガビーム砲

機体の各部に搭載。ほとんど目立っては居ない。


  • ネーデルタイフーン

猛暑のネオジャパン代表を冷やすネオオランダ代表ネーデルガンダム (風調雨順)

胸の風車から発する強大な風力で起こす竜巻で相手を攻撃する必殺技。


他にもときた洸一の漫画版ではネーデルフィンガーを使用したが、ゴッドガンダムにおける背部のマルチプライヤーを風車と置き換えたため、エネルギーリングが邪魔で攻撃ができないというオチとなった。

※うまくいけば、↑こうなったかもしれない。


別作品・媒体での活躍編集

がんばれドモンくん編集

ドモンくんとネーデルガンダムくん

コミカライズを担当したときた洸一のお気に入りのようで、巻末の四コマ漫画『がんばれ!ドモンくん』ではしばしばフィーチャーされた。



ガンダムVSガンダム編集

元祖では何故かゴッドガンダムのモビルアシストとして採用。

しかもこれがかなり優秀であり、同作においてゴッドガンダムが強キャラとして君臨する理由を作った。


NEXTではガンダムマックスターにその座を奪われる(残念ながら当然だが)が、携帯機版のPLUSでは風車形態のネーデルガンダムを30体撃破するミッション「ネーデルタイフーン」に登場する。

同作は2VS2の対戦ゲームだが、同ミッションでは無数のネーデルガンダムが待機しており、それらを30体撃破するのが目的。一定時間経つと飛び立っていき、10体が上空に消えると失敗と鳴る。



SDガンダム編集

意外にもSDでは目立った活躍はしていない。SDガンダムフォースのPS2版ゲーム「次元海賊デ・スカール」ではカラクリ丸として登場。そのタフさで耐えて敵に竜巻攻撃を当ててくる地味に面倒な敵となっている。

また、あまり知られていないがザ・グレイトバトルVIではザコ敵として採用されている。


ガンダムAGE編集

週刊少年サンデーにて連載された読みきり版ガンダムAGEにてまさかの復活

(実際には背中に風車背負っただけだが)


ハウステンボスコラボ編集

2016年にハウステンボスでイベント『機動戦士ガンダムスペシャルシアター』との連動キャンペーンで『ネーデルガンダムを探せ』というイベントを行っている。


それが影響し、まさかのYahoo!トレンドワード入りを果たした。確かに、コラボするにはうってつけの様なMFではあるが、ここまで優遇されるとは誰が予想したのだろうか?


関連動画編集


立体物編集

ガンプラでは出てないがMS IN ACTION!!では発売された。

驚くべきは差し替えながらもノーマル⇔風車小屋⇔飛行モードの変形を再現しているだけでなく、いずれのモードでも背部のツマミに連動してプロペラが回転するギミックがあるということ。有志による動画までアップされている。


余談編集

名前に付く「ネーデル」とは、オランダを含めたヨーロッパ北西部の、北海に面する地方の名称「ネーデルラント(Nederland)」から取られていると思われる。

その意味は二つあり、

1:「低地諸邦」「低地の国々」

2:「オランダ王国の正式国名の略称」

そしてより正確には「ネーデルランデン(Nederlanden)」と、複数形を用いる。

「略称とはいえ、国名そのもの」および「劇中に複数の機体が登場」という点から鑑みると、ネオオランダを象徴するガンダムとして、これ以上に無い機体名であると実感できる。


なお、ネオ・オランダはスペースコロニーに偽装形態のネーデルガンダムを39機も配備して戦力を隠していた事が発覚したとも言える。しかし、他の国家がネオ・アメリカの自由の女神砲やネオ・エジプトのスフィンクスガンダムと言った戦力や強力な兵器を温存しているので、ネオ・オランダが特に過剰な戦力を有していたわけではない。


関連項目編集

ガンダム 機動武闘伝Gガンダム 擬態 ゲテモノガンダム

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