概説
「機動武闘伝Gガンダム」に登場するガンダムファイト国際条約に規定されたガンダムファイトのルールの一つ(第一条)である。
モビルファイターの頭部には様々な重要データが蓄積されている。
そこを破壊される事は「そのデータの消失を意味する」そのために設けられたルールである。また、「第2条 相手のコクピットを攻撃してはならない」と合わせてファイターが死亡しない形で勝敗を付けやすくする目的もある。
何が視聴者のツボに入ったのかは分からないが、本放送当時からあちこちでネタにされ多用された。
尚、ジオングやサザビーなどのように頭部にコクピットがあるものやBガンダムのようにそもそも頭部しかないもの、バロックやノーヘッドのように頭部を持たないものなどは登場しなかったため、それらの機体が出た場合はどういう裁定になるかは不明
(そもそもの時点で頭部にコクピットを設ける事を禁じている可能性もある)
ルール変更
しかし、決勝大会に入ると第13回大会の主催者であるウォン・ユンファが『第13回ガンダムファイト決勝大会3カ条』として新たに
「第1条 決勝リーグにおいては、機体の交換および修理改造が何度でも認められる」
「第2条 勝利のためならば手段は問わない。コクピットへの攻撃も許される」
「第3条 このルールの下に最終バトルロイヤルを生き残った最後の一体に『ガンダム・ザ・ガンダム』の栄誉が与えられる」
を付け加え裏から手をまわしたため、第13回の決勝のみこのルールは無効化されている。具体的に言ってしまえば、本編でこのルールが通用したのは丸々ドモンの機体がシャイニングガンダムだった「サバイバルイレブン」の時期までの話である。
ただしこの改変は機体の修復が不可能になるか代表のファイターが死ぬまで戦わなければならないという裏返しでもあり、そのせいで第13回は本来のガンダムファイトの趣旨から逸れた文字通りのデスマッチとなってしまっている。
加えて本来決勝大会が始まったのは「物語中盤(ドモンがゴッドガンダムに乗り換えてネオホンコンにギリギリ到着した時系列)の頃」からなのだが、終盤のバトルロイヤルの頃だけだと勘違いされやすいのも合わさって、「劇中で頭部破壊されて失格になったにもかかわらず、決勝大会に進出した連中も居る」という誤解のある突っ込みが生まれてしまっている(そもそも改変前のルールのままなら、もろ敵のコックピットにゴッドフィンガーをぶち込んでいるドモンは国際条約第2条に抵触し失格になっているはずである)。
例外として決勝前に頭部を破壊されているはずのネロスガンダムとジョンブルガンダムが決勝進出しているが、これはおそらくウォンが研究していたデビルガンダムに都合のいい駒と見なされたためだと思われる。
実際どちらのファイターも「DG細胞を植え付けても変化が見られないほどの狂気に満ちた人格を持った廃人」「過去にガンダムファイト三連覇を遂げた実力者の遺体」とDG細胞を植え付けるには十分な適性がある。
関連イラスト
主に相手の頭部を鷲掴みにしているイラストに使われる。
関連タグ
アンテナを折られた者は失格となる(より条件が厳しい)
バロッサ星人(二代目)