「うん、兄ちゃんに任せとけ。大きくなったら絶対にお前を連れて、地球の海に帰るんだ。二人で」
「望み通り闘ってやる!それで貴様の気が済むんなら…ジーナ、俺にはもう闘う事しか残ってないらしい…」
概要
「機動武闘伝Gガンダム」第7話に登場したネオ・メキシコ代表ガンダムファイター。
幼い頃から実妹のジーナとコロニーから見た地球の美しさに感動し、二人で住むことに憧れていた。さらにジーナが余命1年の不治のコロニー風邪に罹ったため、その思いは益々強まっていた。
そのため地球に降りる理由作りのためにガンダムファイターとなり、軍の命令を無視して挑戦者や追っ手を襲撃する脱走兵としてネオ・メキシコ軍から指名手配中の身であった。
不意打ちとはいえあのドモン・カッシュに毒入りの吹き矢を命中させて戦闘不能状態にした人物でもある。
最後は一時的にネオ・アメリカのチボデー・クロケットと組んだネオ・メキシコ軍に包囲され逃げ場を失うが、ドモンがわざとエネルギーを強めたシャイニングフィンガーでテキーラガンダムをオーバーキルし、ガンダムファイト国際条約第二条補足に該当する「不慮の事故によるファイターの戦死」を装った(戸籍上の死亡扱い)ことで晴れて自由の身となった。その後はジーナと地上で余命を共にしたと思われる。
その特殊な扱いから以後のエピソードには登場せず、ガンダム連合にも参加はしていない。
『超級』ではレイン・ミカムラからネオ・ジャパンではコロニー風邪の特効薬が完成していることを告げられ、ネオ・メキシコ軍に自首しようとするが、ドモンのついでにチボデーを倒したら脱走の件を不問にすることを条件付けられ、その後原作同様の結末を迎えたが、ネオ・メキシコ軍に送別会みたいなノリで指名手配免除を祝われるというオチがついた。
この光景をドモンは「あの陽気さだとチコの脱走もネオ・メキシコの連中が仕込んだもの」と判断し、一方のチボデーは呆れ返ってその場を去っていった。
関連タグ
マリーメイア・クシュリナーダ、ソーマ・ピーリス…物語終了後も存命だが、戸籍上死亡扱いとなっているキャラクター。
ククルス・ドアン…ファーストの脱走兵にあたる人物で、オマージュ元とも言われている。