概要
旧イギリス領香港及び、香港特別行政区にて製作された映画を指す。
香港は中華人民共和国の一部であるが、歴史的経緯の違いから中国映画の中でも大陸映画や台湾映画とはまったく違った背景を持つ。
香港出身者によって製作された「広東語映画」と、中国からの渡来者によって製作された「北京語映画」に二分される。
1970年代にはブルース・リー主演の『燃えよドラゴン』から世界的なカンフーブームが巻き起こったため、香港映画といえばカンフー映画という印象が強い。
脚本を作成して本にすると盗作されることが多いことから脚本を本にして俳優に事前に渡すということは少なく、監督が土壇場でアイディアを思いついたとして話の展開を変えることはざらにあるという。そのため筋書きの前後が繋がらなかったり超展開になることが多い。(ブルース・リーはこれが嫌で、あらかじめ脚本を書いていたという。このため『死亡遊戯』はリーの死後も筋書きは若干変えつつも映画として完成させることができた)