概要
霊幻道士とは、1985年公開の香港映画『僵屍先生』の邦題。
日本での公開は1986年4月26日で観客動員数20万人。
19世期中期から20世紀初頭の中国を舞台としたチャイニーズアクションホラーコメディ。
大本はサモ・ハン・キンポー制作によるホラー映画シリーズの一作であったが、好評を得て独自シリーズとして展開した。
中国古来の伝承に登場する妖怪「キョンシー」を物語の主軸に据え、特殊効果とカンフーアクションを織り交ぜたコミカルなホラー映画として「キョンシーホラー」と呼ばれるジャンルを作り上げ、後に続くキョンシーシリーズの基礎を確立した。
キョンシーと戦う道士役を務めた林正英(ラム・チェンイン)は道士そのもののイメージとして定着した。
幽幻道士との関係
幽幻道士とは、霊幻道士の影響を受けて作られた台湾映画『殭屍小子』に付けられた邦題であり、当時のキョンシーブームにあやかった亜流作品の一つに過ぎないのだが、日本ではスピンオフドラマが作られるほどの人気を博したため関連作品として扱われたり、タイトルを混同している人も多い。