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機神大戦ギガンティック・フォーミュラ

きしんたいせんぎがんてぃっくふぉーみゅら

「機神大戦ギガンティック・フォーミュラ」とは、ブレインズ・ベース制作のオリジナルアニメである。
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イラストについては、タグ「ギガンティック・フォーミュラ」でも投稿されている。

概要編集

2007年4月5日から同年9月26日までテレビ東京系にて放映されたTVアニメ。全26話。

余談編集

かみちゅ!のキャラがエヴァンゲリオン(複座式)でガンダムファイトする話」という公式コメントが全てを表している作品。多くの著名メカニックデザイナーによってデザインされたロボット群が特徴。

ロボ成分を除くと残りの成分の殆どはうっちぃ天野卯兎美)と 神代真名といっても過言ではない。

なお、キャラデザ方面に関しては期待してはいけない。


参加デザイナー編集

海老川兼武藤田一己村上克司宮武一貴武半慎吾高倉武史石垣純哉出渕裕河森正治荒牧伸志森木靖泰山根公利山下いくと大河原邦男


ストーリー編集

西暦2035年、「赤道の冬」とよばれる未曾有の異常気象によりクラウド(EM-cloud)と呼ばれる電磁雲で覆われ、既存のエネルギーが消失した世界人類を救ったのは世界各地で発掘されたオーパーツ「頭像(OXII)」のオーバーテクノロジーだった。そして、各国がそれを元に巨大ロボットを開発し、新たな世界秩序構築の主導権を賭けた「もっとも賢明なる世界大戦」WWW(Wisest World War)がUN主導で実施されることとなった。


登場人物編集

ギガンティック・フォーミュラの登場人物一覧

登場メカ編集

ギガンティック・フィギュア

用語編集

頭像

世界各国で発掘された謎の頭部石像で、ギガンティックの中核。

それ自体が一つの意思を持ち、トランスレータ能力を人間に与えることで自らの意思を伝えることが出来る。自分以外の「頭像」を全て破壊することを望んでおり、人間達に戦うための体、つまりはギガンティックを造らせた。パイロットやトランスレータは「頭像」によって選ばれる。

全部で12個存在しており、それぞれがオリンポス12神の名を冠している。故にOXIIとも呼ばれる。

倒した「頭像」の力を受け継いでより強くなる。劇中で確認されたのは13個だが、そのうちの一つである一〇式オニクスのOXIIデュオニュソスはOXIIゼウスが自身のナーヴケーブルから作り出したコピーであるため、実際は12個である。ただ未だに発見・発掘されていないだけで、確認されている12個の他にも存在している可能性はある。結局、アレスを除きすべてのOXIIは破壊された。残ったアレスは広大な宇宙をさまよっていたが、最終的に太陽に突入して分解した描写があった。なお、オニクスから排除された時の大黒眞人曰く、頭像にとって人間は「道具」であるらしく、搭乗者を無視して行動するイシュタル12、搭乗者への強い侵食率を示すジュピター2はこの傾向にある。しかしそれに対して慎吾は「スサノヲ(アレス)は僕たちのことを道具だなんて思ってない」と発言しており、自身が限界であるにもかかわらず搭乗者を救出したグリフィン6とディアーヌ7、搭乗者のために自ら破壊されたケレス4と通じるものがある。また、走影は「アレスはオリンポス十二神のほかの神々にとっては破壊神だけど、その戦いは、もしかしたら、救うための…」と発言しており、アレスはかなり異質な存在であると見ることができる。

UNおよび各国上層部における基本認識は「ギリシャ神話の神を名乗る、意思を持ったエネルギー体」といったものに過ぎないが、大黒眞人を介してオニクス(デュオニュソス)が語った内容によれば彼らこそが進化を促して人間を生み出したという可能性もある。

パイロット

「頭像」に選ばれ、ギガンティックを操縦する人間の総称。

ギガンティックとの意思疎通はトランスレータに及ばないが、操作権限はそれよりも強い。あくまでも「頭像」からの選抜による後天的な要素であるため、「頭像」が断念しない限り、幾らでもこれに該当する人間は発生する。

トランスレータ

「頭像」に選ばれ、意思疎通が可能となった人間の総称。

ギガンティックの操作権限はパイロットに及ばないが、専門技能である意思疎通に関してはそれよりも優れる。パイロット同様、「頭像」の選抜による後天的な要素であるため、断念されない限りこの力を有する人間は発生し続ける。

適合率

文字通り、パイロットやトランスレータとギガンティックの適合を示す数値。

一概にパイロット、トランスレータと言っても個人差があり、これが高い程ギガンティックの操縦性が上がる。しかし余りにも高い適合率は逆に「頭像」の意思による侵食を受け、次第に精神や肉体の異常を起こすようになる。

共鳴レベル

パイロットやトランスレータとギガンティックの、現在進行形での適合を示す数値。

搭乗者の調節によってレベルを上下できるが、三者の精神状況によっても変動し、低い程操縦し辛い。高ければ操縦性や武装の威力が上がり、場合によっては機体の一部を全くの別物に変化させることも出来るが、上げすぎると搭乗者の死を招く。

UN

正式名称は「Unified Nations」となり、現実に存在する「United Nations」とは名称が異なっている。公式サイトなどには正式名称の表記があったが、作中では「UN」としか呼称されないため混同されやすい。WWWの広報などで現れるエンブレムは国連旗の中心部を正距方位図法世界地図から南極大陸に変更したもの。

アメリカが議長国と呼ばれているなどの描写もあり、組織の意志決定方式についても大きく異なっている物と推測される。

WWW終了後は、UWと呼称が変更され新体制が発足する。

WWW(ワイセスト・ワールド・ウォー)

マンハッタン条約に基づき、UN指導の下でギガンティックを擁する二国間で行われるギガンティック・フィギィア同士の“紳士的な”決闘戦。

正式な決闘戦はUNを通さない限り開始出来ない。戦闘形式はギガンティックによる一対一の戦いであるが、戦車などの通常兵器が援護、または援護と称して敵国を攻撃することも(暗に)認められている。しかし、通常兵器の火力でギガンティックを倒すことは不可能に近い。一方、“紳士的”と称されるその裏ではきな臭い各国の情報収集・他国のパイロットやトランスレータの暗殺が企てられ続けており、決闘の進行役であるUN自体の挙動にも、紳士的と呼ぶにはほど遠いものが見え隠れしている。

条約において敗戦国は戦勝国に全面的に協力することが定められており、勝敗が決定した時点で双方の敵対関係自体は自動的に消失する。最終的には、最後に勝ち残ったギガンティックを有する国が全ての国に対する支配権を保有し、UNの中核として主体的かつ能動的な統治を行うことが定められている。

このため作中の描写では、決闘戦の戦勝国が敗戦国のパイロットとトランスレータを救出する場面が頻繁に登場(唯一、ネフティスIXとケイロン5世戦にて、ケイロン5世のパイロットとトランスレータであるムハンマド・デュカキス、ハサン・パパスだけは不幸にも死亡している)する。また、24話では生き残ったパイロット、トランスレータ達の一部が一堂に会して日本に向かう描写も存在した。

なお、参加国はギガンティック(頭像)を有する上記の12国だが、作中にキリバス、オーストリア、スペイン、トルコ、ベルギーの名が出ているように国自体はそれ以外にも存在する。

イギリスとフランスの決闘後は基本的に長距離戦が禁止された。

パイロット、トランスレータや現場の運用スタッフはあずかり知らぬことだったが、最大の国力を有してUNの主導権を握り、ギガンティック自体も強力な北アメリカ帝国が最終的に勝ち残るという既定路線が存在していた。

公式には2035年12月25日、つまり慎吾の14歳の誕生日に終戦したことになっている。

敗戦国は、中央人民共和国、正統ギリシャ、エジプトアフリカアラブ共和国、大イギリス帝国(同時敗戦)、フランス連合(同時敗戦)、イタリアローマ共和国、ゲルマンドイツ連邦、ベネズエラカリブ共和国、インド共和連邦、東欧ロシア、北アメリカ帝国の順に敗戦。

残った日本共和国は「頭像」を宇宙に放棄したため、勝者なしで終了した。

赤道の冬

作中で2012年から赤道を中心に強磁性の暗雲が発生している異常気象。

原因は不明で、一番有力として挙げられるのは、中東の油田で起こった事故と言われている。なお、赤道より遠い、大イギリス帝国にまで、被害が及んでいることを考えれば、ほとんどの国々が被害を受けている。たまに、磁気性の暗雲が晴れることもある。

以下「赤道の冬」による影響

世界各地エネルギークライシス(エネルギー不足)が起こった。

エネルギークライシスのせいで世界各地で紛争が勃発した。

航空機が地を這う程度にしか飛行出来ない。

世界標準時がなくなる。そのためグリニッジ天文台が遺跡扱いされている(世界標準時は「世界共通」「国際協力」のはしりであり、その象徴。それがなくなったということには、深い意味がある)。

通信といったシステムが現在より便利でなくなる(劇中で携帯電話があまり使用されていない理由)。

新幹線といったものがあまり使われなくなる。

UNから送られてくる映像が動画でない(恣意的な情報操作かもしれない)[2]。

人工衛星が使われなくなる。

第1話で中央線らしき電車が今でも使われている201系

引き金は、中東のある国家が「頭像」の意志を無視した実験を行ったため、「頭像」が暴走したのが発生原因でる。ただし、それだけではここまで広域に長期間被害が続くのはおかしいとされていた。実はOXII:ゼウスがその能力で意図的に赤道の冬を長引かせており、最終決戦でゼウスそしてオニクスが破壊されたことで解消された。

BAB(Break time At Back yard)

スサノヲ十式 実践運用基地 有線ネットワーク内 正式音声情報コンテンツ「ブレイクタイム アット バックヤード」の略称。パーソナリティーは仮面の姫君おくたまだプリンセス一号と二号。もともとはおくたまだプリンセス(一号)によるアングラ配信であったが、後に正式コンテンツとして認められる。アングラ時代から娯楽性の乏しい基地内において多数の支持を得ていた。


主題歌編集

オープニングテーマ編集

「United Force」

作詞・作曲・歌 - 栗林みな実 / 編曲 - 飯塚昌明


エンディングテーマ編集

「TSUBASA」

作詞・作曲・歌 - 瀬名 / 編曲 - 中西良輔


関連イラスト編集

のりのり雲儀さん


関連タグ編集

ガンダムファイト


トロイア戦争:神同士の敵味方の度合いはこれをちょうど反転させた物となっている。


外部リンク編集

TVアニメ公式サイト

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