MEGADETH
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めがです
アメリカのHM/HRバンド。
METALLICAを脱退させられたギタリスト、デイヴ・ムステインがベース担当のデイヴィッド・エレフソン(通称、ジュニア)と共に1983年に結成。
結成当初は歌い手を探していたが、気に入る歌い手が見つからず、ムステインがボーカルを兼任することとなった。90年代のムステイン、エレフソン、マーティ・フリードマン、ニック・メンザのラインナップは黄金期と呼ばれており、名曲が多い。
核兵器の破壊力を表す「Megadeath(100万人単位の殺害能力)」をバンド名にしただけあって、曲の主題は戦争の正当性、核戦争、政府の陰謀、環境保護、表現の自由に対する検閲など、政治的な議論に関わるものが多いのが特徴的である。
2002年に一度解散するも、翌々年再結成。2016年1月現在、15枚のスタジオ・アルバムをリリースしている。
結成当初より、メンバーチェンジの激しく、デビューから一貫して在籍しているのはデイヴ一人で、最も長くバンドに在籍しているのはジュニアのみである。
- デイヴ・ムステイン(Vo,G) バンド設立者であり、結成時から唯一のオリジナルメンバー。
- キコ・ルーレイロ (G) ブラジルの大御所メタルバンド・ANGRAのメンバー。脱退したクリスの代役として新曲の収録におけるゲスト参加を経て、2015年4月付で正式メンバーに昇格する。当初はANGRAとの2足のわらじで活動していく方針であったが、2021年現在は事実上メガデスでの活動に専念している。
- ディルク・ヴェルビューレン (Dr) 90年代より、様々なジャンルのメタルバンドを渡り歩き、2004年~2016年までソイルワークのメンバーとして活躍後、同バンドの脱退前後であった2016年に正式メンバーとして加入。
- ジェイムズ・ロメンゾ (B) ブラック・レーベル・ソサイエティなどで活躍。復帰したジュニアと入れ替わる形で友好的にバンドを脱退していたが、バンドを追い出されたジュニアの代役としてライブツアーに参加し、新曲リリース前に正式メンバーとして復帰。
- デイヴィッド・エレフソン(B) バンド設立から一時解散まで在籍。愛称は「ジュニア」。再結成時には参加せず、デイヴとはバンドの商標権を巡って激しく揉めていたが、他のメンバーの後押しもあり、紆余曲折を経てデイヴと和解し、正規メンバーとしてバンドに復帰。しかし、デイヴと再び仲違いし、2021年に、未成年である女性ファンとの不適切な交流をしている疑惑が浮上してSNSが炎上したことが決定打となり、半ばバンドを追われるように再び脱退。
- クリス・ポーランド (G) 初期メンバーの一人。ドラッグ問題からバンドを解雇されたが、再結成デビュー盤にてサポートメンバーとしてデイブを支えた。
- ガル・サミュエルソン (Dr) 初期メンバーの一人。1999年死去。
- マーティ・フリードマン (G) 90年代の黄金期を支えたギタリスト。親日家で、日本語を話せる。今は日本に活躍の場を移している。
- ニック・メンザ (Dr) 90年代の黄金期を支えたドラマーだったが、膝の故障で脱退する。再結成時に一時期ライブでプレーしたが間もなく解雇され、ショーンに取って代わられる。解雇後から晩年は主にソロで活動していたが、2016年5月にライブ中に心臓麻痺で倒れ、51歳で死去。
- ジミー・デグラッソ (Dr) ムステインのサイドプロジェクトに参加したドラマーで、療養に入ったニック・メンザの後任として一時解散まで在籍。これまで、メタリカの現ベーシスト、ロバート・トゥルージロが参加していたスイサイダル・テンデンシーズなど様々なバンドでも活動している。
- アル・ピトレリ (G) フリードマンの後任ギタリスト。加入前より、エイジア、サヴァタージ、アリス・クーパーなどあらゆるアーティストやバンドで活動してきた経歴のある天才ギタリスト。メガデスの解散後はサヴァタージに復帰したが、サヴァタージ活動停止以降は、サポート活動を中心に活動していた。2015年よりサヴァタージの再結成に参加。
- グレン・ドローヴァー (G) 再結成後の(公式メンバーとしての)初代ギタリスト。兄は現MEGADETHのドラマー、ショーン・ドローヴァー。心臓病の治療のため脱退。
- クリス・ブロデリック(G) 2008年から2014年11月まで在籍。メタルバンドNEVERMOREのライブに参加していた。後述のショーンの宣言から間もなく、自分のやりたい音楽に専念したいという意向のためメガデスの脱退を表明。脱退後、ショーンと新たなバンド「アクト・オブ・ディファイアンス」を結成している。
- ショーン・ドローヴァー(Dr) 2004年から2014年11月まで在籍。2004年から2008年まで在籍したグレン・ドローヴァーの兄である。クリスの脱退宣言より少し前に、彼と同じ理由でメガデスから脱退、後にクリスと共に「アクト・オブ・ディファイアンス」を結成し、2021年現在も同バンドメンバーとして活動中。
- クリス・アドラー (Dr) ラム・オブ・ゴッドのドラマー。2015年から2016年にかけてサポート参加。
- スティーヴ・ディジョルジオ (B) セイダスおよびテスタメントのベーシスト。ベースの音源を録り直す際、ジュニアの代打として、ジェイムズの復帰が決まるまで一時的に参加。
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