概要
2023年春アニメとしてTOKYOMX、とちぎテレビ、AT-Xに加えてBS日テレ、TBS系列局約2局、テレビ東京系列局・テレビ朝日系列局各約1局ずつにて放送された。アニメーション制作は、2021年に公開されたOVAと同じノーマッド。
ゲーム版とは異なり、バトル要素を排除した日常アニメとなっている。
同年5月30日からはヤングエースUPにてコミカライズ版「アリス・ギア・アイギス Expansion Plus」のweb連載が決定(後述)。
特徴
オリジナルキャラの高幡のどかを主人公に据える。
原作にあるバトル描写は排除され(この点は番宣CMで「大人の事情で…」という形で言及)、成子坂製作所の面々のゆるい日常を描く。
物語は、主人公・のどかをはじめ、原作の主役である比良坂夜露や兼志谷シタラ、百科文嘉を実質的な主要人物として展開。加えて、四谷ゆみや山野薫子が準レギュラーとして登場している。
Cパートでは、その週でメインだった人物が、バーテンダーの仕事に勤しむ的場アオイに相談を持ち掛けるというコーナーが展開されている。
初回と最終2部作を除き、1話当たり2つのエピソードが放送される。
あらすじ
アキ作戦が終結し、一時の平和を取り戻した東京シャード。
ヴァイスの襲来も減り、成子坂製作所の面々は暇を持て余していた。
そんな折、アクトレスに憧れを抱く1人の少女が成子坂の門を叩くのだが…。
登場人物
※こちらではアニメオリジナル及びアニメ版でキャストの付いたキャラに絞って明記する。
成子坂製作所に入所志願した少女。比良坂夜露に対して(狂信的なレベルで)憧れている。
第5話Aパートから登場した謎のシマエナガ。通称「シモンちゃん」。
原作の主人公で、成子坂製作所に所属するアクトレス達を指揮、統括する総司令官。
ピッピちゃん(CV:星乃葉月)
文島明日翔のパートナーである白文鳥。
評価
前述の通り、原作の売りであるバトル描写は現状では第1話冒頭のみで描かれ、以降は日常系のエピソードが中心となっている。
この事に不満を抱く隊長も多い中、原作のメインストーリーで描かれるアクトレス業者や各国シャードの思惑などのシリアスな展開を排除して日常中心のストーリーになっている事を評価する声も挙がっている。
また、バトル描写無しで原作らしさを描写している事についても評価されている。
主にゲーム内で行われるトンチキイベントの様な雰囲気が多く、「果たしてこれを見て新規プレイヤーが増えるのか?」と訝しがる隊長も多かった物の、アニメ放映後に新規プレイヤーは結構増えた為、古参の隊長達は大いに戸惑ったりした。
pixivでの傾向
現在はテレビアニメ版要素を含む場合にこちらのタグが使用される、もしくはアニメ版オリジナルキャラ用のタグとしての運用がメインの様子。
第1話での活躍(?)から高幡のどかのイラストが増えつつある。
杏奈&花浪Presents!もっと楽しむ★アリスギア!
youtubeのアリスギア公式チャンネルで配信された動画。
宇佐元杏奈と米良渕花浪がアニメからアリスギアを知った視聴者に向けて
その回に登場したキャラの紹介を行うという内容。
アリス・ギア・アイギス Expansion Plus
アニメ本編の裏側で起きたドタバタな物語を描く番外編。
外部リンク
関連タグ
高幡不動:本作の主な舞台(「成子坂製作所(仮)」の所在地)。特に商店街が登場することが多い。当地ゆかりの新選組にまつわるネタ(ダンダラの撮影スポットなど)も登場。なお、のどかの名字もここから来ている。
邪神ちゃんドロップキック:アニメ制作担当が同じに加え、主題歌を歌うのが邪神ちゃんの中の人という共通箇所がある。その為か、邪神ちゃんのリアルイベントにアリスギアEXのポスターがあったり、更にはコラボイラストまで書き下ろされる事に。
ヴァイスシュヴァルツ:EX扱いではあるが、TCGとして収録されることとなった。
以下、第4話Cパートのネタバレ注意
いつもならCパートは的場アオイとその回の主役となった人物の会話があるのだが、第4話は様子が違った。
そう…ギアメーカー・御成屋の技術者、辺見江里子による凄惨な人体実験が行われていたのである。
御成屋へ潜入捜査に出向き、現場を目撃した新谷芹菜は、その悍ましさに絶句するのであった。
果たして辺見がのどかに渡した紙には何が書かれていたのか?
以下、第7話Cパートのネタバレ注意
今回も何やら様子の違うCパート。
とある喫茶店で先の整備部の取材に関して話していた薫子と神宮寺真理。
そこで真理は、ギアメーカーの御成屋に関する黒い噂を話す。
「高額収入でテストパイロットを募集している」というのだが、何日経ってもそのテストパイロットが戻って来ないというのに
更に人員を募集しているというのだ。この噂に関してAEGISは今現在情報を掴んでおらず、真理は
「何か情報が入ったら優先的に自分に流して欲しい」と薫子に頼み込むが、当の薫子は「それは難しいわよ」と言い切る。
その2人の話を別席でこっそりと聞いていた芹菜は「まだAEGISは動いていないのね」と呟くのであった。
そしてその裏で、のどかは第4話Bパートにて渡された紙に書かれていた情報を元に、辺見江里子と接触を果たしていた・・・。
以下、第11話次回予告のネタバレ注意
曇天の空、降り注ぐ雨、ずぶ濡れの夜露、そして、怪しいHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を付けられたのどか。
これまでのキャッキャウフフな日常は、この展開のための伏線に過ぎなかったのか・・・?
果たしてのどかの運命は?
辺見は何を目論み人体実験を続けているのか?
そして成子坂製作所のゆるい日常はどうなってしまうのか?