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概要

プレイヤーの分身であるとされる隊長が勤務することになった中小企業。ヴァイス対策関連企業であり、人類に敵対する機械生命体ヴァイスを撃退するアクトレス事業のほか、アリスギアの製造を行っている。

かつては東京シャードでも指折りのヴァイス対策関連企業であり、優秀なアクトレスと高い技術力を誇る整備チームにより実績を上げていたが、7年前に事故を起こしたことで表向きは人気チームの電撃解散として発表され、アクトレスブームの終焉に繋がった。当時の熱を知る技術者には一時代を終わらせたとして成子坂に恨みを抱く者も少なくない。

一方で芸能業界出身で当時の事情に明るい者は「本当に面白ければスターが抜けた程度でジャンルが傾かない」と評し、アクトレスコンテツが乱立し刺激がなかったのが原因と分析している。

事故以降は所属メンバーも減少し、評価・業績共に低迷。少人数のアクトレスにより細々と小型ヴァイスのみを請け負う零細同然の状態となる。しかしアリスギア開発企業としては死んだも同然とされる一方で整備技術は高く評価されており、成長した叢雲工業は買収を画策していた。

その後は奇しくも叢雲工業が7年前の成子坂をなぞるように不祥事を起こし事業撤退したことで、担当エリアを継承・所属アクトレスの一部を吸収し躍進。7年前とは逆転した様相となった。あるいは事故以前の状況にまで戻ったとも言えるかもしれない。

その後はヴァイス対策を担当する行政機関AEGiSの思惑により叢雲工業の穴を埋める役割を課せられ、かつての栄華を取り戻すように業界でも重要な位置を占めるようになっていく。

所長は天満小梅、整備長は磐田宗一郎、工場長は森村元がそれぞれ担当している。

元々は休眠していた町工場である「成子坂歯車工業」が前身。

施設

今は中小零細企業ではあるが、かつてアクトレスブームをけん引した会社だけあって施設は豊富。

一部の施設は地下にある模様

事務所

プレイヤーがホーム画面でいつも見ている場所で、事務作業兼アクトレス達の待機場所でもある。

簡単なミーティングや話はここで行われる事も多い為、ストーリーで出番が最も多い場所。

その名の通り本来は事務を行う場所で、各種ファイルや書類が積み重なった机や棚が置いてある。

ゴミ箱や電子レンジ、冷蔵庫と言った物も置いてあり、軽食程度なら出来る模様。また廃棄予定の備品も置いてある。

事務作業用の机は3基置いてあり、それぞれデスクトップのパソコンが置いてある。(うち1台はデュアルディスプレイ)机はそれぞれ高さ調整機能付きで、使う者の身長によって高さが変わる様になっている。

と、ここまで書けば普通の事務所なのだが、時折季節物のオブジェクトやアクトレス達の私物が置かれる事もあり、時に混沌とした有様となる事も多い。

例を言えば、カジノのスロットが置かれたり、ニパ子のパネルが飛び出したり、バイクが置かれたり、巨大な牛のオブジェクトが置かれたり、回転寿司の様に回る同人誌が置かれる事も。

床ではルンバが掃除をし、時たまAEGiSから出向している事務員が椅子をかっ飛ばす。

これらのオブジェクトを見て隊長達はアリスギアの風情を感じ、またトンチキイベント到来の一端を感じる事が出来るのである。

整備室

プレイヤーがギア管理を行う画面はここ。

磐田整備長が仕切っている整備室で、整備部の縄張りであり、不用意に入ると磐田整備長の怒鳴り声が飛んでくる。

磐田整備長の他には、鈴木有人、富田海良、松田アレックス、岡村実果、リタ・ヘンシェルが主にここで働いている。

更衣室

主にアクトレス達が着替えをしたり、荷物を置いたりする場所の他、個人的なやり取りをする場所でもある。

隊長は(何故か)堂々と出入りする権限があるのか、ドローン型の隊長が見れる場所の一つ。

主にキャラエピソードや、プレゼント、着替え等を行う事が出来る。

分り辛いが、画面右側にある電話マークを押すとここに入ることができる。

壁一面の巨大な鏡の他、化粧台やロッカー、クローク置き場、ダストボックスが置いてある。

また、備品リストやお知らせが貼ってある。

食堂

かつて多数の社員を抱えていた為か、意外と大きな食堂がある。

長らく使われていなかったが、ストーリーで抱えるアクトレス人数が増えた為に叢雲工業にいた、大関小結を雇い入れて再稼働した。

(AEGiSの規定により10人以上のアクトレスを保有する企業は、管理栄養士が常駐する特定給食施設を設置しなければならない。)

食事等で出てくるほか、ちょっとした料理を作る場面等で出てくる。

作戦指示所

アクトレスの作戦遂行を補佐する為、隊長がいる場所。

他の場所と違い、境界福祉法規定外の為か、最新鋭の機器が備えられている。

出撃前のアクトレスが入る事も多い。

談話室

接客用の部屋、またはちょっとした休憩に使われている模様。

TVや電子レンジ、小型の冷蔵庫の他、椅子が4脚とテーブルが1基置いてある。

コート掛けに、カレンダーや、ホワイトボード等もある。

背景に描かれてはいない物の、漫画や玩具と言った私物が散乱している部分があるらしい。

トレーニングジム

アクトレス達の身体機能を鍛えるトレーニングジム。

エアロバイクやランニングマシーンの他、ストレッチを行うスペースや、バーベル等もある。

従来はシナリオでの書割として存在していたが、イベント「がんばり!スキップジャックス(3回目)」で3D化。

消火栓や消火器の前に邪魔になる机があるとして、消防法違反に見える事を理由に修正すると言う珍事が起きた。

所属メンバー

隊長

比良坂夜露と同時期にアクトレスの指揮・育成を行う責任者として成子坂に採用された、経歴不明・年齢不詳の男性。所謂『プレイヤーの分身』。作中ではシナリオで時折表示される選択肢以外の発言が無い。シナリオでの扱いからまだ無理の利く若いと言える年齢であること、スポーツ強豪高所属の身体能力が高いアクトレスの運動に付き合える分には体を動かせるといった情報が読み取れる。

メインシナリオが進むにつれ隊長の経歴自体がAEGiS諜報部の捜査能力を駆使しても掴みきれず、その調査の際に物騒な地域を渡り歩いてきた事が判明する(まるで自身の経歴を隠す為に情報の残りにくい紛争地域を選んで行動しているのではないか、と疑われている)など、かなり不穏な展開を見せるようになってきており、前述した『プレイヤーの分身』としての性質を疑うプレイヤーも多い。

キャラごとの評価はまちまちだが、若干与し易い相手と舐められたり頼りになるのか疑われるといった評価も目立つ。特に四谷ゆみ神宮寺真理には利用されているが、逆に言葉巧みに残業させたり情報を供出させたりと度々に相応の見返りは得ている。小鳥遊怜からは「アクトレスと戦闘以外には興味が無い」と評されているが、逆にアクトレス業界を巡る企業同士の遣り取りや政治的な干渉等を全く意に介さずアクトレスとして活動する女性達のサポートに専念する姿勢には一定の評価があり、そういう気風を好んで成子坂所属を希望するアクトレスも少なからずいる。

着任当初は百科文嘉にたまには真面目に働くことを驚かれたりと昼行灯的な一面があったようだが、事業撤退した叢雲工業の穴を埋めようとするAEGiSとの思惑と合致し成子坂は急成長。敵コロニー攻略戦においては東京シャードの全アクトレス事業者を統括した事業者連合の指揮官に据えられ、とんでもない激務に晒されることになった。

ちなみに四谷ゆみから頼まれたはいえキャバレーに普通に出入りしたり、籠目深沙希を食事に誘って二人で過ごすなど女性との付き合いに妙に手馴れた面も見せている。

天満小梅

成子坂製作所の所長。

過去の写真などは出ているが実際のキャラクターとしては未登場。

過去にアクトレスとして活躍していた事もある。

現在は、ある用事で長期的に成子坂製作所を離れているため、隊長に成子坂製作所の全権を委任している。隊長を直接スカウトしたのも彼女。

一方でそれまではずっと成子坂製作所にいたため、長期間離れる事は珍しいとのこと。

エンパイア中野とは先代社長の頃から親交があったため、四谷ゆみをエンパイア中野へ出向させたりしていた。

比良坂夜露

CV:沼倉愛美

キャッチフレーズ:成子坂の新人アクトレス(ボランティア愚連隊)

職業:高校生(芦原高等学校)

中学卒業を機にアクトレス免許を取得した成子坂の新人アクトレス。隊長(プレイヤー)と同期。

他人の笑顔のためなら自分からどこへでも突き進む元気娘。

何故か任務で大型ヴァイスとの遭遇率が高いが……?

初プレイ時のムービーでも色々と不穏な描写が為されている。

専用ギアの名前は日本神話がモチーフだが、説明文がライフルを除いて色々ヤバい

兼志谷シタラ

センシティブな作品

CV:内田真礼

キャッチフレーズ:成子坂のかしましオタク

職業:高校生(桃蔭学園総合高校)

夜露の先輩アクトレス。インド系トランジスタグラマーオタク。趣味はFPSゲームを中心にゲーム全般、他にもアニメ、お絵かき、アニソンの動画配信など多岐にわたる。

得意武器はスナイパーライフルで交代時の「狙い撃つぜ!」を始め、ストーリー上でオタクネタやネットスラングの類をどちゃくそ放り込んでくる。

顔の広さという意外なアドバンテージの持ち主で、アクトレス不足の成子坂製作所に知人を3名ほど引きずり込んだ。

可愛い女の子が大好きだが、自身の容姿への自己評価は異常に低く「ちんちくりん」などと自嘲している。

「ぞーさん」名義で所謂「歌ってみた」系の動画を多数投稿しており文嘉も好評するほどの美声を披露しているらしいが、本人はその事を周囲に知られたくないらしく必死に誤魔化そうとする。

ちなみに似たような事をしている二子玉舞とはお互いの正体を知らぬままリスペクトし合う仲でもある。

百科文嘉

センシティブな作品

CV:石川由依

キャッチフレーズ:アメとムチと百科事典

職業:高校生(星条大学附属第一高等学校)

夜露の先輩。冷静沈着に見える才女で、知識が豊富。真面目で一本気、物事はハッキリと言う性格で、いい加減な事は嫌いだが自分の性格を自覚しつつ周囲への面倒見が良い。

趣味は読書。幼少の頃に憧れた成子坂製作所の全盛期を取り戻さんと気負っており、その為ならバニーガール姿でのバラエティ番組出演も辞さないツワモノ。楓とは同じ学校で同学年だが面識はない。

文嘉は楓の事を知っていたが、本人曰く「注目度が違うので比較されたくないから下手に関わりたく無かった」らしい。

四谷ゆみ

センシティブな作品

CV:松井恵理子

キャッチフレーズ:甘い誘惑、辛い散財

職業:飲食店従業員

女盛り24歳、成子坂の古株アクトレス。シタラ、文嘉とは旧知の仲。提携している同業他社(エンパイア中野)へ出向していた。

生活費と借金返済の為にアクトレスとキャb…飲食店従業員の二足のわらじを続けているが、アクトレスが副業と言われがち。

根は一途で真面目かつ仕事ぶりには問題はないが、それら全てを帳消しにする私生活でのだらしなさにシタラから相当イジられている。

ストーリー進行に伴い、より年上(29歳とか)のアクトレスが加わったにもかかわらず、BBAと呼ばれるのは彼女だけである。

元は一般企業に勤めていたOLで事務仕事を卒なくこなす能力も持っており、文嘉の抱える事務仕事の一部を自ら引き受けたりもしている。そういった面もあって出向先のアクトレス達からも頼りにされている(相手が協調性ゼロのポンコツ揃いだった面もあるが)。

依城えり

センシティブな作品

CV:高田憂希

キャッチフレーズ:スナイプシャーマン

職業:フリーター

津軽シャード出身の眼鏡っ子。マタギの祖父とイタコの祖母に育てられ、動物と話す事が出来るらしい。本人も動物と過ごすのが好きで、カラスと話し込んで勤め先のカフェを解雇された所を成子坂にスカウトされた。

四谷ゆみの事情に巻き込まれてキャバ嬢の仕事を手伝った際には普段とは全く違う言動を見せていたが、その際眼鏡を外していた為、声を聞くまで接客相手が隊長だと気付かない程のド近眼ぶりを見せていた。

字幕や解説が必要なほどのコテコテの方言キャラ。一応標準語の練習もしているらしく(本人はそれを東京シャードの方言だと思っている)訛りが入りつつもそれなりに喋れるようにはなっているようだが、睦海から「日本語が上手くなった」と言われて衝撃を受けた一幕もあった。

後に標準語を完全にマスターし、なんとアナザー仕様ではそれを反映しほぼ全編標準語会話となる。

二子玉舞

センシティブな作品

CV:日岡なつみ

キャッチフレーズ:恥じらい妄想系バレリーナ

職業:高校生(桃蔭学園総合高校)

シタラと同じ高校に通う友人。舞踏家の両親の元で幼少時からバレエを習って来たが、本人はあがり症で引っ込み思案な人見知り。

注目を浴びるのが苦手だが、妄想癖の持ち主で、一度自分の世界に入ったら「私にはBLとGLの神がついている」「アマルテア女学院の壁のシミになりたい」「文×シタ推していこ?」といった言葉がまろび出る。イベントシナリオでは自分含めた同僚をネタにした百合妄想を垂れ流すといった暴挙に出た。

あがり症だが自身が身につけた技術への承認欲求も少なからず持っており、紙袋を被って素顔を隠して踊るという奇抜なスタイルで「踊ってみた」系の動画を多数配信しており、そのレベルは一流のプロに対抗意識を持たせるほどである。

バージニア・グリンベレー

センシティブな作品

CV:大西沙織

キャッチフレーズ:アメリカ仕込みの凄腕シューター

職業:高校生(桃蔭学園総合高校)

ペンタゴンシャードからの留学生。愛称はジニー。言語に堪能。陽気なミリタリーオタクでFPSゲーマー。ゲームを通じて仲良くなったシタラの家に居候している。

シタラが舞を成子坂に引っ張り込んだと知って自分も混ぜろと押しかけ、チーム「トライステラ☆」を結成。彼女に操作キャラを交代した時の「私のお尻でも楽しんでて!」というアメリカンジョークなセリフは、実際に彼女の後ろ姿を注視しながら操作するプレイヤー達に(なるほど......)と強いインパクトを残したとか。

が、メインシナリオの内容が焦臭い展開を遂げるに連れて彼女自身の立場にも不穏な影が見受けられるようになる。

小芦睦海

CV:高野麻里佳

キャッチフレーズ:成子坂のNEW CHALLENGER

職業:中学生(藍澄中学校)

格闘ゲームが得意で大会にも出場しているゲーマー。シタラと対戦(於:タイ○ーステーション)した際にアクトレスにスカウトされた。アクトレスとしては新人だがゲームで鍛えた反射神経と観察力でヴァイスに立ち向かう。

綾香、愛花の三人で中学生チームを組んでアイドルもやった。名前や専用装備、その他諸々にメタ的なゲームネタが詰め込まれている。

新谷芹菜

センシティブな作品

CV:白城なお

キャッチフレーズ:ふたつの顔を持つアクトレス

職業:事務員

台所事情が怪しい成子坂製作所待望のアクトレス兼任事務員。極めて常識的な社会人で、周囲の大人といえば事務仕事では昼行灯な隊長やらホスト狂いのキャバ嬢やらだった文嘉に熱烈に歓迎された。しかし、キャッチフレーズの通り彼女には裏の顔があって...。

専用のアクトレススーツを仕立てるにあたって機動性、柔軟性、黒基調、ステルス性等々と要望を出した結果「黒猫怪盗シャノアール」なるアニメの衣装っぽいものが出来上がり、突っ返すわけにもいかずほぼコスプレ姿で戦うことになった。あと左胸にホクロがある

文島明日翔

CV:安済知佳

キャッチフレーズ:籠の外の森ガール

職業:高校生(桃蔭学園総合高校)

鳥マニアな女子高生。ペットは白文鳥のピッピちゃん、好物は焼き鳥。興味関心の全てが鳥に向かっているのとマイペース過ぎる言動で学校でも浮いているとか。

「鳥のように飛べたらいいな」と本気で思った結果アクトレスを志し、趣味のバードウォッチング仲間のツテ?をたどり、両親の反対も押し切って成子坂入り。心配性な親の意向を汲んでか専用ギアの構成がスナイパーライフルに防御系/回復系スキルと徹底して安全よりになっている。高難易度の強い味方。

蛙坂来弥

センシティブな作品

CV:大和田仁美

キャッチフレーズ:現代都市型JK忍者

職業:高校生(郷湾育英高校)、忍者

アーバン流忍術準一級免許皆伝で、カウンタースパイのスペシャリスト。都市型忍法を駆使して、産業スパイからの機密防衛を生業としている。評判も上々で企業からの依頼も多い

(公式サイトより、原文ママ)

アクトレスとして目立ってアーバン流忍術を世に広めんと成子坂に売り込みに来たが、文嘉に足元を見られ「とりあえず契約アクトレス登録」となった。ついでに、当時係争中であり、様々な妨害工作を仕掛けてきたライバル企業「ノーブルヒルズ」への刺客として放たれた。

宇佐元杏奈

センシティブな作品

CV:田澤茉純

キャッチフレーズ:ニュースでおなじみ!アイドルアナウンサー

職業:局アナ⇒フリーアナ

子役⇒アイドル⇒TVの企画でアクトレス(3年間)⇒大学進学のブランク挟んで⇒看板アナウンサー、と有名人街道を走り抜けてきた猛者。ある事情でニュース番組を降板したのをこれ幸いと言わんばかりに退局しアクトレスに電撃復帰

「今の自分が最強の自分」と言い切る。楚々たる外見ながら二種類の加速系バフをひっさげハンマーでヴァイスをかっ飛ばす様は熱血脳筋体育会系。かつての神宮寺真理のチームメイトであり、成子坂製作所が7年前に起こした「事故」によって同僚の九品田凪(くしなだ なぎ)を失った当事者でもあった。

プロモーションの一環か、VTuberデビューした。

神宮寺真理

センシティブな作品

CV:森永千才

キャッチフレーズ:宇宙を駆け巡るフォトジャーナリスト

職業:ジャーナリスト

かつての成子坂と提携し、東京においてトップアクトレスを張っていた29歳。10年前にテレビ番組の企画で真里、現役アイドルだった杏奈、一般公募を勝ち抜いた凪の三人で結成されたチーム「メリーバニー」は一時代を築いたが、7年前のギア整備不良事故によって凪が「引退」を余儀なくされてからは成子坂製作所は「アリスギア製造業者としては死んだも同然」と呼ばれ、アクトレス業界そのものも冬の時代を迎えたという。その後真理もアクトレスを退き、凪の行方とアリスギアの暗部を追いかけている。現在は「日刊東京AEGiSニュース」専属記者兼カメラマンとしてアクトレス業界関連を嗅ぎ回る一方、「凪の件が有耶無耶にされたまま潰れてもらっては困る」と成子坂製作所とは契約アクトレス及び広報担当として関わっている。

生来のものなのか処世術として身につけたのか、馴れ馴れしく飄々とした捉えどころのない性格。

可愛い女の子の写真を撮ることは趣味と実益を兼ねた仕事と生き甲斐にして生き様であり、「杏奈ちゃんプライベート写真集」でボロ儲けしたとかなんとか・・・。

しかし独自の調査で相応の額を消費しているのか、実際の財産は「小金を貯め込んでいる」程度らしい。

御蔵座梓希

CV:花守ゆみり

キャッチフレーズ:放課後座敷童

職業:小学生(鐘月小学校)

埼玉シャードにある豆の専門店「豆いち」の娘にして、まさかの小学生(10歳)アクトレス。本来アクトレスの免許を取得できるのは満13歳からなのだが、年齢制限緩和のテストケースとして特例で採用された。

時代がかった話し方で、年齢に対してとても礼儀正しい。

曾祖母は成子坂創業期に活躍したアクトレスの御蔵座咲々で、彼女の指導で年齢に見合わぬ腕前を持つ。

金潟すぐみ

CV:種﨑敦美

イベント中でSOLラプターのサンプルをくみ上げた天才美少女モデラー。その腕前は企業から製品の原型を依頼されるほど。『一周年記念 新アクトレスダブルピックアップ』にて安里とともにプレイアブル化した物の、両者とも長らくメインストーリーで出番は無かった。

新居目安里

センシティブな作品

CV:鬼頭明里

コラボイベント中でSOLストライクラプターを製作した天才美少女モデラー。ジオラマ制作に定評がある。プラモデルはあくまで素材で、そこに自分なりの個性を追加して「作品」として仕上げる事を至上命題として掲げるモデラー。大学では海洋環境学を専攻しており、海の生態系の保全に関心を持つ。沖縄シャード出身であるため、気を抜くとウチナーグチが溢れる。

御茶ノ水美里江

CV:今野宏美

キャッチフレーズ:心優しきロボットガール

職業:高校生(星条大学附属第一高等学校)

アクトレス試験で上位成績をおさめた新人アクトレス。

成子坂契約アクトレスには業務へ優先的に取り組む「所属アクトレス」が少なく、云わば社員が少なくパートだらけのようなアンバランスな契約実態解消のために増員が必要であった折、非の打ち所のない好成績を叩き出したことから目に留まりスカウトされた。

複数の会社からスカウトを受けたようだが、自らも成子坂を志望し採用となった。

キャッチフレーズからも分かる通りのアンドロイドキャラ。☆1エピソードではキレキレのロボットダンスを披露してくれる。

しかし彼女には更なる秘密があり…? 詳しくは絆エピソードを参照。

二階堂司

CV:大地葉

キャッチフレーズ:フェアウェイのハンサムウーマン

職業:プロゴルファー

2019年夏のイベントで颯爽と現れたプロゴルファーアクトレス。

紳士的な振る舞いで女性のファンが多く、実装時点でのプレイアブルキャラ最高身長(176cm)と低めのボイスも相まって、一見するとほぼイケメンの男性キャラにしか見えないが、れっきとした女性。コラボキャラを除けば本作初のボクっ娘となる。

SPスキル(必殺技)もゴルフゲーム仕様になっており、入力タイミング次第で挙動が変化する。

東雲チヱ

CV:井澤詩織

キャッチフレーズ:リピートウィズダム

職業:専業アクトレス

隠遁する成子坂創業メンバー捜索に向かった隊長が連れ帰った少女。年齢は不明だが扱いは小学生相当で、その小さな外見に似合わず精神的には成熟している。成子坂創業期のアクトレスである東雲チヱの遠縁にあたり、本名を伏せアクトレス活動時の芸名として二代目を襲名した…ということになっている。

初代を演じきって見せるので初代と思ってくれていいと豪語し、実際に当時の姿を知る者も初代の生き写しだと感じるほど。しかし当時の状況の再現には忌避感があり、梓希からそれらをせがまれた際には繰り返さず前に進みたいと固辞している。

ファティマ・ベトロラム

センシティブな作品

CV:河瀬茉希

キャッチフレーズ:プリンセス・オブ・アルフライラ

職業:アルフライラ王女

中東の複合型シャード・アルフライラシャードの王であるアルアブラ・ベトロラムの娘、つまり王女様

原因不明の病で病床に臥せっていたが、トライステラ☆の奔走とウスイホンの力で奇跡的に回復し、東京シャードへと遊学してきた。

挨拶で交わされた小説の一節に小芝居で応じるなど友好的でノリも良い。礼儀もしっかりしているが、変装して一般人としてイベントに参加し護衛を振り切ろうとするなどお転婆な一面もある。

王の一人娘であり王位継承権1位という、各国の思惑が絡む東京シャードでは存在が爆弾に等しい重要人物ではあるが、公務の一環としてアクトレス業務に取り組むことになり成子坂から出動することになる。

よって正確には所属している訳ではなく、成子坂を通してアクトレス活動をしているゲストと言ったほうが近い。

千島美幸

センシティブな作品センシティブな作品

CV:小澤亜李

キャッチフレーズ:あわてんぼう巫女さん

現役大学生の新人アクトレス。神職を目指しており、成子天神社の巫女のバイトもしている。

かなりのドジで冗談にも騙されやすいなど見ていて不安になるが、意外にもアクトレスとしてはペーパー免許の割にしっかり活動している。

が、スーツでなく巫女服を着て来たり、着替え忘れてスーツのまま帰ろうとしたりするため、やっぱり見ていて不安になる。

九炉鉄悠都

CV:野口瑠璃子

キャッチフレーズ:いざゆけ鋼のアーチスト

職業:高校生(芦原高等学校)

博多シャード出身。北九州弁を話す、所謂方言女子。もっともえりと比べれば難度も易しく通訳も必要ないレベルである。

東京シャードへ引っ越す準備として訪問した際イベントに登場し、その後無事に引越しを終えプレイアブル化。

地元野球チームのファンで自身も趣味の一環としてプレイしている。実家は九炉鉄製鉄所であり、刃物に明るい。

ミア・ヴォワザン

CV:内田真礼

キャッチフレーズ:パルフェ・セルヴァント

職業:メイド

イル=ド=フランスシャード出身。名門の令嬢に仕える本職のメイド。キャッチフレーズ通りの完璧な召使でメイドとしては一流の腕前。

千島美幸の絆エピソードで初登場し、約4ヵ月後のイベントで実装された。

勤勉・真面目で温和な人物だが、冗談を真に受けやすいところがある。

米良渕花浪

CV:黒木ほの香

キャッチフレーズ:いてまえ剛腕ストローカー

職業:高校生(郷湾育英高校)

大阪シャード出身の女子高生テニスプレイヤーで、プロを目指し活動中。

関西弁を話すが、漫画の影響かお嬢様口調が混ざり独特のイントネーションを持つ。

トレーニングの一環としてアクトレス業務に興味を持ち成子坂で活動する。

駒添絵伝

センシティブな作品

CV:市ノ瀬加那

キャッチフレーズ:チアフルコミックガール

職業:高校生(郷湾育英高校)

大阪シャード出身のチアリーディング経験者。

家事やマッサージなども得意。

今現在は漫画家になる為に奮闘中。

ノエル・フランシスカ

CV:白砂沙帆

キャッチフレーズ:愛しさボン・ボヤージュ

職業:中学生(聖アマルテア女学院)

AEGiSイル=ド=フランスからの出向アクトレスで、イル=ド=フランス筆頭アクトレスであるニコル・フランシスカの妹。

本来は留学先である聖アマルテア女学院でアクトレス登録を行うはずだったが、本人が憧れの相手であるミア・ヴォワザンと同じ登録先への所属を熱望したため、成子坂製作所の登録アクトレスとなる(それ故、成子坂のアクトレスではあるものの☆1版のスーツがアマルテア仕様になっている)。

イベント『雌山羊と雛鳥』での先行登場後、直後のイベント『ノエルとハロウィンの夜』で実装。

派遣メンバー(神南サポートからの派遣アクトレス)

在賀奈々

的場アオイ

AEGiSからの出向メンバー

山野薫子

籠目深沙希

サンティ・ラナ※元ノーブルヒルズメンバーでもある。

ニーナ・カリーニナ※モスクワシャードの科学アカデミーからAEGiS東京に推薦で入り、成子坂へ出向している。

過去の所属メンバー

九品田凪

かつて宇佐元杏奈神宮寺真理とチーム「メリーバニー」を組んで一世を風靡した、成子坂所属のアクトレス。成子坂凋落の原因となった7年前の事件の当事者であり、その際の事故での負傷が元でアクトレスを引退したことにされている。その後の消息は成子坂側やチームメンバーだった杏奈や真理も知らない行方不明状態に陥っている。

真理や同じ養護施設で育ち彼女を慕っていた琴村姉妹からは成子坂の無謀な経営方針の犠牲者だと看做されており、彼女らの成子坂への敵意の元となっていた。

事件の発端となったギアを設計したと思われる技術者は生体信号を受信しており、生存の可能性もあることが作中の人物に考察されている。

整備部

成子坂製作所の技術力の根幹。

無茶な整備や規格があっていない様々な会社の整備を行えるエキスパートたち。

部員同士の仲は良く、ハンディレーサー(後述)と言うモーター式自動車模型の部を作ったりもしており仕事以外でも交流を行っている。

なお、CVに関してはゲーム内で声はついていないので、アニメ版のキャストを記載する。

磐田宗一郎

CV:大塚芳忠

頑固な職人気質の整備部長。成子坂製作所創業時からのメンバーの一人。

昔気質な一方で、労働基準法はキッチリ守っており、むやみな残業はさせない。

腕は確かであり、規格が違う多数のメーカーのギアを…なんなら異世界のマシンすら整備出来る。成子坂製作所のアクトレスが様々なギアを扱えるのも彼あってこそ。

既婚者で孫がいる。飲みに行くと奢ってくれるが、説教がついてくるとのこと(ゆみ情報)。

OVAではセクシーな褌姿を披露した。

なぜか、公式グッズでツナギをはだけた抱き枕カバーがある。何故だ。しかも完売してる。なんでだ。

鈴木有人

CV:柳田淳一

磐田整備長から目をかけられている若手の整備員。語尾に「ッス」がつく。名前の読みは「あると」。

ギア整備担当。日は浅いが技術は確かで、泣き言を言っては厳しく鍛えられている。一方で、最新技術に興味があるため、取り入れようとしない磐田整備長と口論する事もある。

一方で優柔不断なところもあり、あるコラボイベントではハニートラップに引っ掛かり、徹底的に怒られた事も。

八八式戦闘服を着た抱き枕カバーがある。待てこら。(磐田整備長の裏が鈴木有人の絵柄。)

松田アレックス(画像右)

CV:杉田智和

整備部の課長代理で、アビオニクス担当(電子装備・システム関連)。

ハンサムだが皮肉や冗談が大好きで上司の磐田整備長や、冨田課長に軽口を叩いて怒られる事もある。ノリの軽さは有人以上。フランス系の血が入っているとのこと。磐田整備長の声まねが得意。

その他に高い製菓技術を誇り、バレンタインデーには毎年かなりのクオリティのチョコレートを仕上げている(シタラ曰く「一番の強敵」との事)。

ハンディレーサーの大会の手伝いを行っているほか、五十鈴澪と同じくハンディレーサーのドレスアップは得意で目を見張る出来、らしい。

富田海良(画面中央)

CV:儀武ゆう子

整備部の課長で、戦闘スーツの調整担当。ギアへの理解も深く、並みの技術者より知識はある。

豪快な性格の女性で、口調も荒いがアクトレスには優しい……が「おばさん」は禁句。

既婚者であり、昨年籍を入れたので、旧姓の「亀井」で呼ぶ人もいる。

成子坂バイク部を結成し、毎月趣味のツーリングを楽しんでいる。

名前の読みは「かいら」

岡村実果

CV:山岡ゆり

気が利くため、各種手続きの窓口や、新人教育、機材管理の他、書類仕事などの雑務を行っている。一方で最近はギア整備に没頭する時間も少ないので、愚痴をこぼす事もある。

ギアチューンのB級許可証担当。

趣味はギアのミニチュア製作。また、ラジコンハンディレーサーに給料の大半を突っ込むガチ勢でもある。「ミッカネン」と言うハンドルネームで動画配信しており、ハンディレーサーのカスタマイズに対する的確なアドバイスは初心者から上級者まで定評がある。なお、模型店に行ったりするとアドバイスを求める人で行列が出来るほど。ハンディレーサーで使用する治具の作成・販売も(赤字で)行っているらしい。

光岡美勇

成子坂リコレクションで初登場した整備員。

成子坂製作所の四代目ハンディレーサー部部長。

名前の読みは「びゆう」

ハンディレーサーの走行会や大会を開くなどしているが、出番は少なめ。

五十鈴澪

現在ゲームには未登場で、6周年のショートエピソードに登場した整備員。

ハンディレーサー部に所属しており、デコるのが得意でドレスアップの技術には目を見張るものがあるとのこと。名前は初出自は「みお」だったが、ゲーム内で登場したさいは「澪」となっていた。

リタ・ヘンシェル(出向社員)

CV:木村珠莉

人手不足の成子坂整備部に対し、成子坂と技術提携していたでカッセルシャードのギアメーカー、「ベルクラント」東京支社から派遣された整備士兼アクトレス。

あくまでベルクラントの出向社員ではあるが、高い技術力で行われる整備は整備部の大きな助けになっており、通常の技術者であれば悲鳴を上げる各メーカーの製品やパーツが混在し、更に個人個人にチューンを行うと言う地獄のような成子坂整備部の環境を「天国」と言うほどのメカ好き。

ハンディレーサーに興味はあるが、手を出したらハマりそうで怖いとのことで作っていない。

(模型店の買い出しにはついていった。)

※ハンディレーサーは、作中の企業である「ホビイ」が展開する電池式の自動車模型シリーズで、カスタムを行う自由性もあり幅広い世代でヒットしている。現実世界で言うなら「ミニ四駆」的な物。アクトレスでは、シタラや桃歌、奏が手を出している他、文嘉や夜露がイベントを機に自前のマシンを購入している。ドレスアップでは司が参加している他、選択肢次第では隊長も昔からやっている事になる。ゲーム内ではアニメや漫画などのタイアップがされていると言う設定。ワールドグランプリなども開催している。また、大会によってはクラス分けがされており、手軽なプレーンカスタムルールもある。ハンディレーサーと言う単語はそれまでもチラホラと出て来ていたが、イベント「疾駆!ハンディレーサー成子坂GP」で、大量のハンディレーサーに関する初耳の情報が出て来た。何それ怖い。

府中工場

森村元

成子坂製作所の府中工場の工場長で、磐田整備長とは高校時代からの仲で、成子坂製作所創業メンバーの一人。成子坂製作所から離れた場所で主にヤシマの下請けなどを請け負っている。

過去のメンバー

宇時家冬馬

成子坂製作所創業メンバーの一人。

自身を天才と言って憚らない人間で、またその素地はある。

学生時代に全員が思いついた革新的な技術を載せまくった未熟なギアを磐田や小梅らと完成させたが、そのパテントをヤシマに売り飛ばして成子坂製作所の前身である成子坂歯車工業を買い取り、立ち上げ資金にしたり、全盛期のエンパイア中野と提携を結んだりと商才があった。

7年前のギア暴走事件を発端とした、成子坂ギア製作部門が解体されたと同時に辞表を提出し、現在の行方は不明。

アリス・ギア・アイギスExpansionでは

アキ作戦終了後の時系列で、ヴァイスの襲来もめっきりと減り、アクトレス達はほぼ開店休業状態であった。

そこに、アクトレスを志す少女・高幡のどかが来訪。当初はアクトレス適正が無かったが、比良坂夜露らとの特訓を経てエミッション値を高める事に成功。

アクトレス免許証を取得し、晴れて成子坂の一員に…と思われた直後、無期限のアクトレス業務停止命令が出されてしまう。

その後は整備部が使用していたもう一つの事務所「成子坂製作所(仮)」に移動。

停止命令の出されたアクトレス業務に代わって、ギアの製造整備業務や事務仕事を行う事になる。

こちらの事務所は高幡不動商店街からも近く、町おこしイベントにも度々参加している。

なお、アクトレス業務停止命令が出された理由については不明で、一説には成子坂潰しの手段の一つだったのではないかと言われている。

余談

アニメ版製作委員会の名称でもある。

製作所の内部で色々なものが置かれるだけでなく、2023年1月の周年イベントでは、製作所の外で餅つきを行う展開になった。しかし、実装当初は24時間餅つきをする仕様だったのだが、深夜にも餅つきをするというブラック企業を思わせる仕様を問題視し、深夜0時から午前5時59分には餅つきを行わない事となった。

外に関しては、その後も関西と広島のお好み焼きの屋台が置かれ、この為だけにお好み焼きを焼くモーションが導入されたりしている。

関連タグ

アリス・ギア・アイギス

竹尾ゼネラルカンパニー:機械生命体と戦っているロボット兵器を有する零細企業仲間

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