概要
人気タレントの宇佐元杏奈が、教官役である神宮寺真理に師事を受けながら、アクトレスに挑戦する、と言う企画で選ばれた一般人枠。
彼女達と組んでチーム「メリーバニー」を結成していた。
エミッション値が特別に高い訳でも無く、スポーツが得意でもない「普通の子」だったが、諦めずに難関に挑戦し、乗り越えていく姿が視聴者の共感を呼び、世間にアクトレスブームを巻き起こした。
アクトレスに志望した理由は「お金が欲しいから」と言う割とストレートな理由。
同年代の杏奈とはすぐに打ち解け、友人となっている。
(杏奈がタレントとして活動していたために同年代の友人がいなかった為。)
しかし、7年前に装着したギアが暴走した上で負傷。
怪我を理由に引退し、「メリーバニー」は解散してしまった。
これにより空前のアクトレスブームは終焉を迎えてしまい、成子坂製作所の経営は下り坂を転がり落ちていくことになる。
現在は、結婚して海外シャードで幸せに生活している。
彼女の写真は残ってはいる物の、プレイヤーが見れる画像は髪型がかろうじて解る程度の物で、一部がぼやけてしまっているため、顔は良くわかっていない。
2023年12月に開催された杏奈と真理の出会いを描いたイベント「彗星のファーストタッチ」にて明確な容姿が明らかとなった。
同イベントのラストに登場し、メリーバニー結成の瞬間が描かれた。
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隠された真実
7年前のギアの暴走で現時点に至るまで行方不明となっている。
失踪時は何かに呼ばれる様にヴァイスの群れに向かっていったとされており、新型ギアのテストを開始してからは撃墜スコアをどんどん伸ばしていったが、引き換えに精神に変調を来していき、失踪する直前に書かれた何通かの手紙は正気とは思えない不気味な怪文書となっていた。
また、彼女のギアや情報に関しての細かい情報は不自然な程に「抹消」されており、当時彼女に何が起こったのかを知るのは、ほぼ不可能となっている。
ギアを調整、製作していたのは当時成子坂製作所の社員天満小梅とされているが、磐田宗一郎の推測によれば現在行方不明の元社員で同僚の宇時家冬馬が行っていたとみている。
佐蔵修道院の養護施設で育っており、お金が欲しいと言う理由もそう言った事情による。
お金を稼いだ後は、当時面倒を見ていた琴村朱音と琴村天音と共に暮らすと約束していたが、失踪している為にその約束は果たされていない。
このショックと、出来事から琴村姉妹は公表された彼女のバックストーリーを一切信じておらず、成子坂製作所に強い疑いを持ったため、ノーブルヒルズ・ホールディングスに加担。
成子坂製作所を倒産させようとして敵対する事となる。
また、神宮寺真理がジャーナリストに転向した理由でもあり、成子坂製作所やAEGiS含めた各所を嗅ぎまわり、時には海外シャードまで出て凪を探しているが、現在に至っても消息は不明のままである。
真理は事故が起きた日からメリーバニー解散までの数か月間にわたる東京シャードへの入出記録も全て当たったが彼女が海外シャードへ出たと言う事実はどこにも無かった。
生存の可能性もあると言われているが、彼女は7年間どこで何をしているのか。
そして今どうなっているのかは謎である。
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悪夢の再会
本編第6部「侵食編」の第6章「新たな脅威」にて、東京シャードにヴァイスの超大規模軍団が迫る最中、新たに確認されたポータルから姿を現し、超高速で東京シャードへと向かう「UNKNOWN」の存在。ヴァイスであるのかそうでないのか判然としないそいつは、東京シャードを防衛するアクトレス達、ひいてはAEGiSに友軍信号を送った。
……その友軍信号のコードを発信した機器、即ちギアは7年前の規格の旧式ギア。そして詳細な解析の結果、アクトレス・コードが7年前に失踪した九品田凪のものと判明。かつての仲間であった真理と杏奈、妹分だった琴村姉妹は凪が生きていたと歓喜の声を上げた。
だが、そんな四人を待っていたのは悲劇的をも通り越してあまりにも悍ましい真実だった。
友軍信号を発信していた凪の識別コードが、「UNKNOWN」から「ヴァイス」に変化。と同時に東京シャードを守る為、或いは凪と再会する為に集まっていたアクトレス達の目の前に、凪は大型ヴァイス「ヴェルサス」として姿を現したのだ。
あまりの衝撃に半狂乱状態になった天音と杏奈は、ヴェルサスが凪であると信じたい朱音と真理の制止も虚しく、ヴェルサスを「凪の仇」と見なして襲い掛かった。そして相手がどうであれ、このまま放置すれば間違いなく東京シャードが襲われると考えたその場にいたアクトレス達もそれに続く。
激戦の末、ヴェルサスは相応のダメージを負ったものの、倒される前にその場から離脱してしまった。
- ヴェルサス
経緯は不明ながら、7年前に失踪した九品田凪が変貌した大型ヴァイス。現時点で確認されているのはこの1体のみ。凪自身のエミッション属性がそうだったのか、属性は「重力」。大型ヴァイスの一種であるキュクロプスと似た姿だが、こちらは二回り程小さい。しかしながら、その戦闘能力はキュクロプスを遥かに凌ぐほど強大。
なぜなら今まで人類側のアドバンテージであった「エミッション」を有しているから。これにより、ヴェルサスはアリスギアのシステム、及び類似のシステムを使っているAEGiSのコンピューターに対し、正体不明の攻撃が可能である。
凪本体は腹部に存在しており、一応の原型を留めてはいるものの、片言でかつての仲間と妹分の名前を言うだけで、もはや意識はヴァイスに乗っ取られていると言っても過言ではないだろう。
かつて人類がヴァイスの脅威に晒され始め、ムーンシャードを建造して大宇宙を舞台にした逃亡生活を人類が送る前、月面政府から人類を統括する全能のAI「アリス」は「とあるヴァイス」についての警告を残した。それこそが、「アクトレス殺しのヴァイス」ヴェルサスである。
推測にとどまるが、凪が用いていた専用ギアは「ヴァイス信奉団体SIN」から技術が提供されたものであろう。SINはヴァイスを「汚れた人類を浄化する尊く神聖な存在」としている為、彼らは自らがヴァイスと同化出来るか否か、「アリスギアを用いて超人を作り出す」と言う野望を抱いていた宇時家に取り入って凪を実験台にしたのだと思われる。
関連タグ
クシナダヒメ:名前の元となったと推測される人物。
ゾンダーロボ:人を取り込んだ機械生命体繋がり