プロフィール
概要
成子坂製作所所属のアクトレス。ストーリー本編での登場は躍進編からとなる。
人よりも鹿や熊が多いと言われる津軽シャード出身(シャードとはアリス・ギア・アイギスの世界における移民宇宙船の事。アニメで例えるとシドニアのようなもの)の21歳。
家族にはマタギの祖父である兵蔵とイタコの祖母のり、そして祖父のマタギ犬である陸奥がいる。
なお両親の職業については彼女自身も知らないとの事。というのもとある理由で既にこの世にいないからである…。
その育ち故かイタコとしての能力がある他、動物と話すことができるが、その能力が災いしたかカラスと話し込んだことがきっかけで勤め先だったカフェを解雇されてしまい、その後成子坂にスカウトされることになる。
津軽弁の訛りはかなりきつめで、ゲーム中の人物には日本語扱いされないことがしばしばある(実際、プレイヤーにも通じない事が多々ある)。
兵蔵などとのやりとりから津軽シャードで祖父母らに大事に育てられてきたことが窺える一方、20代にしてようやく東京シャードに進出したからなのか流行などにはかなり疎い。
上記の事項が重なってか東京に来た当初は就職先も決まらず、友達もいないとやや孤独な状態だった(なまじっか日本人なのもかえって「同じ日本人とは思えない」という共感しにくさを生んでしまったのかもしれない)。
だが、そんな最中彼女はバージニア・グリーンベレー(ジニー)と出会う。
津軽弁を完璧に理解できることもあり以降も友人として親しくなる。
その後、夜露に連れられ成子坂へやってきた事で成子坂のアクトレスとなり、当面の彼女の課題は解消されることとなった。
この他、怪我をした文鳥、ピッピちゃんを助けたことがきっかけで文島明日翔と知り合い友達となる。
さらにその後、明日翔の知り合いでもある鳳加純も加えた三人による鳥の会が(いつの間にか)結成されえりは(知らない間に)その会長となったため、えりは加純らにマタギの心構えについて教えたり、公園を清掃したりしてすごしている。
ちなみにこの鳳さん、東京最強のアクトレスと呼ばれているすごい人であり、ジャーナリストである神宮寺真理が「鳥の会自体工作員の集まりでは?」
と一度は疑ってしまったことがある程度には重要人物である。わいはっ!?
余談だが、絆エピソードや一部キャラエピソードでは標準語の翻訳が同時に表示されることもあるが、何故かお嬢様言葉である(後にジニーの仕業だと判明)
また、『中野の夜の夢』などのごく一部のイベントで『青奈』と名乗って登場した際には流暢な標準語で会話したことがあるが、明言こそされていないもののこれはイタコの能力でキャバ嬢を憑依させたからできたことではないかと一部プレイヤーの間で予想されている(標準語で話している間は『依城えり』のパートボイスが一切流れず、我に返ったとみられるシーン以降は訛りが全開となりボイスも流れること、何より普通に標準語が喋れるのなら10社続けて面接を失敗したなどのエピソードが破綻するなどが主な理由である)。
ちなみに、初登場からだいぶ後の時系列でのイベントとなる『はじめてのABO』ではある程度覚えてきたのか標準語で会話するシーンも増えてきていることが描写された。
『上野国-未知の彷徨-』ではたゆまぬ努力の末に(ゲームの通知文より)標準語を会得し喋れるようになっている。とはいえ、ボイスを聞く限り頭の中で津軽弁を標準語に直しているような若干のぎこちなさの残る喋り方となっている。また、びっくりした時などのとっさの反応時には素が出るのか訛る(プレイヤーキャラとしては『上野国-未知の彷徨-』開始と同時にピックアップスカウト〈スカウトとは、一般のアプリゲームの召喚に当たるもの〉で登場したアナザーキャラ『依城えり / 清廉』が標準語)。
普段の容姿は紺紫色の髪を三つ編みにして黒縁の眼鏡をかけたもの。
しかし『中野の夜の夢』では眼鏡を外し、ゆるふわなパーマをかけたかのような髪型を披露してくれる(この髪型は地の髪質であり、纏めるのに苦労するため普段は三つ編みにしている)。
その他、スタープロムナードやナース服など生足や背中を惜しげもなく見せてくれる衣装がちらほら実装されつつあり、地味にお色気担当なのかもしれない。
津軽シャードの神秘
当人の性格はまじめな部類に入り、どちらかというとボケに振り回される側。
訛りはきついものの彼女自身の言動だけで言えば常識人である
…と、言いたいところなのだが、
問題があるとすればその常識を身に着けた彼女の生まれと育ち・津軽シャードにあると言えるかもしれない。
- のりはイタコの技で武田信玄と上杉謙信を呼び川中島の合戦ができるとのこと。日本の武将らで何やってるのだ。
- 兵蔵の下でマタギとして育った結果、えりは東京シャードの公園でのピクニックで狩りをすると言い出したことがある。ピクニックのプロとは一体…?
- マタギ犬の陸奥は「狼みたいな熊みたいな」大きさで、大抵の熊は吠えただけでビビるというトンデモスペック。
- しかし熊の方にも山の神とも呼ばれるほどのすごい奴がおり、津軽シャードのイワキ山には全長10m、体重6tという、ある意味ヴァイスよりヤバい大熊、『荒魂鬼(アラバギ)』が住んでいる。
- その陸奥と荒魂鬼のイラストが明らかに本作の世界観から浮いている。
- というか上記二匹のイラストが銀牙伝説にしか見えない。
- つーかぶっちゃけ実際に高橋よしひろ先生が協力してる。先生何やってんすか。
- 津軽シャードが『リンちゃん探検隊』の舞台の一つに選ばれた際、a dog(またしても高橋先生協力)がいたり、イエティが本当に出てきたり、血痕のついた文書が見つかったりなどの魔境ぶりを披露した。
- キリストのお墓があるらしく、えりたちもクリスマスには墓参りしているとのこと(キリストの墓と呼ばれている場所自体は青森県戸来村に実在する)。
- ジニーのエピソードで宇宙船の進路が計算ミスで津軽シャードへ向かってたことが分かった際、漂流などと表現されてしまう。
とまあ、上記の通り津軽シャードについて語るだけでネタに事欠かない有様であり、
依城えりを単なる訛りキャラで片付かない大変個性的なアクトレスとするのに一役買っているシャードである。
キャラクター性能
キャラクターとしての性能は津軽のマタギという事もあってか冷撃属性で得意武器はスナイパー。
冷撃スナイパーは2023年7月現在小芦睦海、的場アオイ、アデライーデ・ブルートハウゼン、常盤くるみ(※限定コラボ)と競合の多い領域であるが、彼女の特徴は近接武器が非常に扱いやすい両手剣であることと、ボトムスのスキルによる「40秒間ブースト消費ゼロ」が挙げられる。
これによって、「1ステ」と呼ばれる近接攻撃の高速連打テクニックを使い放題にすることができる(※通常はブーストが切れるため3~4回程度しか打てない)。
余談
公式HPのキャラクター紹介にて配信前から先んじて紹介されていた10人のうちの1人である。
…が、他のキャラと違い彼女だけは本編開始時点で成子坂に所属すらしておらず(メインとなる夜露ら6人は言わずもがなだが、ゆみ・愛花・綾香の3人も既にそれぞれの企業に所属している事が言及、示唆されている)。
ストーリー上での登場は大関小結の方が早かったりする(ただし小結の方は後述するアップデートまでプレイアブルキャラとして実装されていなかった)。
専用スーツ(並びに最高レアとなる☆4)も配信開始時点では実装されていなかったが、後に2018年2月15日のアップデートでジニー、小結と共にめでたく実装となった。