プロフィール
キャッチフレーズ | 心優しきロボットガール |
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所属 | 成子坂製作所 |
誕生日 | 7月16日 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 155cm |
血液型 | A型 |
職業 | 高校生 / 星条大学附属第一高等学校1年生 |
CV | 今野宏美 |
キャラクターデザイン | かこいかずひこ |
メカニックデザイン | かこいかずひこ |
概要
アクトレス試験を非の打ち所のない高得点で合格した新人アクトレス。
成子坂製作所は業務の規模に対し正式所属アクトレスが少なく増員が推奨されていた中、成績上位者名簿によって目に留まりスカウトを受ける。各企業での争奪戦まで予想されたが本人も成子坂を志望し円満な所属となった。
その正体は御茶ノ水寅二博士によって開発され史上初の人工エミッションを搭載したアンドロイドである。
東京シャードを含む日系シャードにおいてアンドロイドは法に違反した存在であるためその事実は秘匿されており、誰もが知るほどのアクトレスになってから正体を公表することで存在を認めさせようと画策している。
ミスをしてしまうのが人間であるため完璧な行動をしてはいけないと命令されており、アクトレス試験における僅かなミスも故意によるものであることが窺える。
人物像
常に敬語を崩さず物腰は正に慇懃丁重、反省点をしきりに気にするなど極めて真面目。まさにアンドロイドといったキャラだが感情を持ち合わせており、時折笑顔を見せる。他者を思いやる気持ちから博士の命令に背くこともある。
マネキンのように動かずじっとしていることが得意で、本職のパフォーマーと勝負した際には落雷にも動じず勝利している。
その他には時間に正確で記憶力にも優れるなど、ロボットらしい特徴はおおよそ備えている。
胸は小振りだがお尻は中々にセクシー。
アクトレスとしては
射程の長い装備を揃え長距離射撃戦を得意とするシャープシューター。
ウェポンギアはブレの少ない実弾スナイパーライフルと独自モーションのハンマーで扱いやすく、ドレスギアには制圧力の高い攻撃スキルの搭載に加えてジャミングとダメージカット効果を併せ持つ。
加えて本人のスキルとして致命打に耐える食いしばりスキルを有しており、操作難度の低さと事故を抑える安定性の高さを特長としている。
SPスキル「アルクバリスタ3-A」は大型ピジョンを呼び出し、一定時間の支援攻撃後に敵に突っ込ませて自爆させる浪漫仕様。特に自爆の威力が高く、全弾命中時の削り性能は中々のもの。
ただし瞬間火力は高くないため敵のチャージ潰しには使いづらいほか、追従性の問題から命中率にはやや難がある。激しく動き回る敵には☆3汎用SPへの変更も視野に入る。
余談
装備の名称は作家カレル・チャペックによる演劇『R.U.R.』から取り入れられている。
関連イラスト
関連タグ
東雲なの:似たような立ち位置のキャラではかせ製作のアンドロイド。こちらは腕が取れたり背中にネジ巻があったりロボらしさ満載である。ちなみに東雲と言う性を持つキャラがアリスギアにもいる。
ネタバレ
彼女はアンドロイドでもなんでもない、ただの生身の少女である。つまりは「人間に擬態したアンドロイドを演じる人間」で、アクトレス試験の成績や戦闘技能の数々は本人の努力によるものとなっている。
切っ掛けは9年前、彼女が6歳の頃に共に過ごしていたアンドロイドが壊れたことだった。
動かなくなってしまった姿を見た悲しみのあまり、生き返らせて欲しいと泣いて訴えた美里江の願いを両親は叶えようとする。
動力の異常が原因であったことから爆発の危険を察知した寅二は制止するが両親はそれでも修理を行おうとし、結果的に爆発を止められず両親は死亡、寅二も重傷を負った。
息子夫婦を失ってしまった寅二は現実を受け入れられずに心を病み、息子も孫も居ない若い頃の自分である「技術開発に邁進する若き科学者」に退行してしまう。同時に美里江のことは「自身の作品Alc003である」と思い込むようになった。
自らの願いによって惨状を招いてしまったことを理解した美里江は狂った祖父を支えようとし、厳しい訓練を受け続けた末に無事にアクトレス試験に合格する。
アクトレスとして活動するようになってからも祖父を喜ばせようと心のないロボットの振りを続けていたが、寅二は生身のアクトレスの四肢を義肢に取り換えることで能力を強化できるという妄想を抱くまでになり、他者への危害の可能性を看過できなくなったことから全ての真実を打ち明ける。
美里江はメンテナンスと称する処置で首の皮膚を切開されながらも対話を続け、寅二は事故当時の人格を取り戻す。しかし今度は9年もの間に渡って孫を機械扱いしてきた自身の仕打ちを理解したことで恐慌を起こし昏倒。次に目覚めた際には罪悪感に耐え切れず再び正気を失い、美里江をAlc004として扱うようになってしまっていた。
問題が何も解決されないままにエピソードはここで終了となり、暗い話の散見されるアリスギアでも屈指の後味の悪いシナリオになっている。
個別エピソードでのアンドロイドであることを隠そうとする言動に対して事務所会話ではアンドロイドであると公言しているため、恐らくAlc004扱いとなってからの後に何かが起こったと思われるが、現在のところは言及がなく不明。
彼女のギアを強化していくと、最終的に『アルクイスト』の名を冠するドレスギアが完成する。
演劇R.U.R.においてのアルクイストは、ロボットと共に働き続けたことでロボットから同胞としての扱いを受けて絶滅を逃れた人類最後の1人である。
ロボットとして生き続ける彼女が人間に戻れる日は訪れるのだろうか?