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ヴァイスに関しては同名のキャラクター等が多数存在する為、使用タグは「#ヴァイス(アリス・ギア・アイギス)」や「#ヴァイス(アリスギア)」の使用を推奨。


概要編集

21世紀末に地球を襲撃し、人類が宇宙移民船ムーンシャードを作り放浪の旅へと追いやった原因となった機械生命体。

人類が地球を捨てた今も宇宙船団を追い執拗に人類を攻撃している。


自身の周囲の次元を遮断することにより熱核兵器を含む通常兵器の攻撃をほぼ無効化してしまう。

その為、21世紀当時の人類では手も足も出ず、地球を放棄せざるを得なかった。

ゲーム開始時より3世紀前に開発された「高次元兵装・アリスギア」だけがヴァイスの次元遮断能力を相殺することができる。


当初こそ人類存亡の危機をもたらしたヴァイスだが、激戦を繰り広げた末にアリスギアの改良が進んだ上、民間にまで普及し対ヴァイス対策が行き渡った今となってはその脅威は根絶できない害虫程度に落ち着いている。

(大体小型ヴァイス1機なら、スズメバチの方が脅威度が高いという認識となっている。)

現在でもヴァイスへの対抗手段はアリスギア以外に存在しない事に変わりはなく、アクトレスの処理能力を超える数のヴァイスによる襲撃はシャードを損害させる危機となりえる。

ただ、避難警報が出ても危険度はスズメバチ未満と言う認識が染みついている人々が多く、避難が遅かったりアクトレスが倒してくれる、と楽観視している人も多くなってしまっている。

これはAEGiSの優秀な探知網があるからこそ、ヴァイスがその程度の危険度になっているとも見れる。

また、ヴァイスコロニーや大型ヴァイスを早期発見した場合シャードは迂回路を探すのが通例となっている。


機械生命体と言われてるように、ヴァイスはロボットなのに物理的に成長する事が確認されている。

小型のヴァイスは体長1.5~2メートルほどであるが、「大型ヴァイス」と呼ばれる最大十数メートルの個体にまで成長してしまう事が確認されている。

大型個体は耐久力が高く攻撃も強力なため練度の低いアクトレスにとっては脅威である。

主に中型~大型は大規模企業か、練度の高いアクトレスでないと倒すことは難しい。

また、特異型と呼ばれる強力かつ他とは行動パターンが違う物が存在しており、小型のヴァイスと言えども油断は出来ない。


ヴァイスの次元操作能力は攻撃の遮断だけではなく移動にも使用され、堅固な外殻を持つムーンシャードの市街地にヴァイスが出現するのはこの次元跳躍能力によるものである。

ムーンシャード自体もテレポートドライブを繰り返しているが、今なお執拗に追い続けるのもこの能力を持つためである。

この能力は集団になるほど強力になると言われ、本編中でも群れになったヴァイスが長距離の次元跳躍で逃走する場面がある。

群れになったヴァイスは知性や判断力もその数に合わせて上がると見られている。


ヴァイスの残骸「シェル」から抽出されるパーツやエネルギーはアリスギアの開発・改良に欠かせないものであるため、各国の上層部はヴァイスを「資源」と見ている。

この為、ヴァイスを脅威として見なしているAEGiSと各国アウトランド上層部では扱いや撃退の方針で衝突する事もある。

中にはヴァイスを利用して利益を上げようとする悪徳企業も存在する為、ヴァイスと人間どちらが恐ろしいのかわからなくなってくる。


ヴァイスにはその攻撃特性により4つの属性として「焼夷」「冷撃」「電撃」「重力」があり、それに対抗するためアリスギアもこの属性を備えている。

なお、ヴァイスの種別名称は発見者により命名されるため、規則性は殆ど無い。


最初は目についた人類を襲う通り魔的な行動をしていると思われていたが、前線基地に当たる「ヴァイスコロニー」で戦力を蓄えた上で襲撃をすると言う、計画的な侵攻を行っている物と思われる。



296・タテプリ302・オクパド

人より小さいか少し大きい程度のヴァイス。

攻撃の威力は低く、攻撃パターンは単調。

基本的に雑魚だが、中には特異型Adv.という中ボスクラスの強敵も存在する。

基本的にアクトレスが相手にするのはこの小型ヴァイスとなる。

多少厄介な個体がいても、耐久度はたかが知れている。

しかし、このサイズでも次元遮断機能はある為、アクトレス以外では手も足も出ない。



555・VWヴァイスの尖兵

ヴァイスワーカーという人型で武器を持ったタイプと、プクラオという砲口のついた風船みたいなタイプの二種類が存在。ヴァイスワーカーは基本系のワーカー以外に様々なバリエーションが存在する。

大きさはギアを装着したアクトレスと同程度か少し大きい。

攻撃パターンも増えた上に、耐久力も上がり厄介な存在となっている。

通常の企業であれば、この中型ヴァイスを倒せば「大金星」扱い。

油断すると一発で戦闘不能になる位強力な攻撃を持つ者もいる。



289・セルケトケルベロス

長い時間をかけて成長したヴァイス。ゲーム上のボス敵。

数m~十数mで、形も多種多様。

攻撃パターンも豊富であり、中型ヴァイスを率いて出てくる事もある為、非常に厄介な相手。

通常、強力なアクトレスを保持している企業か、エースクラスのアクトレスが相手をする。

時にはAEGiSのアクトレス部隊が出て対処をしている。

このクラスを撃破した場合、撃破ポイントが多く、報奨金も多額となる為、大規模企業が資金源としている事もある。

(この大型ヴァイスとの遭遇を「ボーナス」として喜んで特に苦戦もせずに倒す零細企業の成子坂製作所のメンバーって一体…。)

形としてはサーペントの様に蛇の様な物もいれば、セルケトの様なサソリの様な物、中にはオベリスクと言う塔の様なヴァイス等、多数存在が確認されている。

それぞれで攻撃方法・攻略法が大きく異なる為、プレイヤーとしても油断が出来ない存在である。

中にはエネルギー弾を反射する厄介能力を持つヴァイスもいる。


ヴァイスコロニー編集

ヴァイス達が戦力を整える前線基地であると同時に巣の様な物。

流石に重要な物だけあって、強力なヴァイスが周囲を守っている為、一筋縄での攻略は不可能。


重力子縮退炉を原動力としており、大型ヴァイスが制御していると見られている。

これを撃破すると制御を失った重力子縮退炉はマイクロブラックホールとなり、ヴァイスコロニーごと自壊してしまう。

基本的に放っておいてもヴァイスが増える為、アウトランド上層部は消滅させずにコントロールし、ヴァイスを鉱脈としようと画策している。

この対応に食い違いがあった為、AEGiS東京支部は独断でマイクロブラックホールを発生させて自壊させた。

(そもそも東京シャードとの距離が近すぎ、危険度が高すぎた。東京シャードがどうなっても離れた位置にいる各国アウトランドは影響がない為、コロニーを維持させようと圧力をかけていた。)



ヴァイスミディアム編集

ヴァイスコロニーの中心にある、ヴァイスの培養地。

ぱっと見はうごめく水銀の様な物だが、例えるなら金属の粘土の様な物で、ヴァイスの素でもある。

機械とも生命とも言える不思議な存在。

防衛機構である「ヴァイスセルベート」はアリスギアでも傷つける事が出来なかった。

しかし、比良坂夜露だけがダメージを与える事が出来た為、最終的には自壊へと至った。

同チームで作戦を行っていた紺堂地衛理吾妻楓はその不気味さ、邪悪さに嫌悪を隠さなかったが、比良坂夜露はヴァイスミディアムを見て「綺麗……」と、違う感想を口にしていたが……。



関連組織:SIN編集

直接ヴァイスとやり取りしている訳では無いが、各国アウトランドで危険視されている「ヴァイス信奉者集団」。

ヴァイスこそ世界を清める者であり、汚れた世界の殲滅を願う破滅思想的な集団。

主に、各シャードへのヴァイスの誘因や、AEGiSやアクトレス相手の妨害を行う。

ある意味ヴァイスより厄介な集団。

直接的なテロを起こすことが殆ど無い為、発見・摘発が難しい。

浸透工作員の中には大規模企業の経営陣となり、シャード破壊の手引きを画策している者すらいる。

各国アウトランドからすれば、存在自体が重罪とも言える。


主な活動の場はアルフライラシャードではあるが、各国のシャードに潜んでいるとされる。

元々地球脱出作戦の折に各地域・文化でシャードが建設されたが、アルフライラシャードは民族および宗教の対立を無視されて建設された経緯がある。

(この為、アルフライラシャードは長い年月の間、紛争地域となっており、今なお戦火が絶えない。)

自分たちの感情を無視されたと感じた人々は不満を訴えた物の、人類存続のためと言われ解決策も無く現状を押し付けられてしまった。

結果、アウトランド及び月面政府を「圧制者」と見なした一部の住人はアウトランド最大の敵であるヴァイスを「解放者」として信奉するようになってしまった。

つまり、敵の敵は味方と言う事である。

SINも一枚岩では無く、多数の思想や立場の人間が存在しているがアウトランドに連なる組織とその根底となる各法律への不信感が根底にある。

(主にテクノロジーの限界がシャード毎に設定される境界福祉法等。)



余談編集

中にはその場で花火のように爆発したり、クリスマスツリーの飾りつけをして出てくるヴァイスもおり、四季折々の彩を見せてくれることもある。


なおメインストーリーでは唯一無二の敵として存在感のある彼らだが、各種イベントではシナリオに全く関わらない事も多い。

イベント中に一応戦闘は用意されているものの戦う必然性は全く語られず、何か出て来たから取り合えず倒す程度の扱い。

某ゲームの「ワイバーンだ!!」みたいなこれから戦闘に入るぞ!と言う導入すら無し。)

またイベントによっては「映像はイメージです」的な扱いをされる事もある(例:コミケイベにおいて大勢の入場客で会場内がごった返してる状況を、とてつもない数の小型ヴァイスが次から次へと湧いてくるステージで表現する。人型ヴァイスをコスプレイヤー、砲台型ヴァイスをカメラマンに見立てて編隊させる事で撮影スペースをイメージさせる。などなど)


また、熟練の隊長達にとってはマルチプレイの高レベルな大型ヴァイスも美味しい素材稼ぎの相手として乱獲されているし、イベントでは時折レベル150~200と言うトンデモないレベルのヴァイスも存在するが、これらも(通常、余程の事が無い限りレベルが下がるギミックが用意されているにもかかわらずそれを使われる事無く)討ち取られていく。

仰々しく大看板を背負って現れた彼らであったが、今日も腕に覚えのあるアクトレス達によって狩られていくのであった。


類似ケース、関連項目編集

怪獣 ロボット怪獣 機械生命体

バグシーンGetRide!アムドライバーに登場する謎の生命体。対抗手段がアムドライバーの使用するギアという事で類似ケース、なのだが…

キャンサー:ヘブンバーンズレッドに登場する謎の生命体。こちらも対抗手段が決戦兵器である「セラフ」を扱える少女たちという事でアクトレスと類似。

神群(しんぐん):神殺しのアリアに登場する異形の存在。対抗手段がディアミスという選ばれた少女である点も類似。しかし、ディアミスに変化させる装置を含めて謎も多い箇所も同じ。

奇居子:アリス・ギア・アイギスより遡ること2009年から2015年にかけて、漫画雑誌「月刊アフタヌーン」にて連載されていたSF漫画「シドニアの騎士」に登場する敵生命体。ヴァイスと違い、此方は有機生命体である上、脅威度もヴァイスよりも桁外れだが、太陽系を滅ぼしているなどの共通点が多く存在している。


LINEスタンプ:まさかの発売してしまった。

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