概要
STGゲームアリス・ギア・アイギスに登場する敵勢力ヴァイスの一種で、いわゆる雑魚敵に相当する。
サイズは成人女性と同等か少し大きい程度で、形状は様々だが、いずれもT字型や六角形などの単純な形状をしている。
攻撃パターンは単調な上に攻撃力は低く、1体1体は大した脅威ではないが、必ず群れで出現するので、排除に手間取ると、思わぬ方向から攻撃を喰らってしまう事も。
作中世界では素人アクトレスでも簡単に倒せる程度の認識でしかない。しかしながら、ヴァイスの標準装備である次元操作能力は当然有しており、テレポートドライブを行う他、アリスギアでなければ撃破は不可能である。
基本的に雑魚敵でしか無いのだが、中には特異型(Nv.)と呼ばれる強化型や、Adv.と呼ばれるボス級の超強化型が存在し、小型と侮ると痛い目に遭う。
因みに一部は属性ありだと属性に対応した体色になり、円筒形のパーツが追加されている。
主な種類
- アルテミー
球体の4方向にモーターのコイルを付けたような形状のヴァイス。出現から数秒すると球状のシールドを展開、直進弾とホーミングレーザーの複合攻撃を仕掛けてくる。シールドは一定回数の攻撃を加えれば解除可能だが、可能なら展開前に倒しておくのが最良。
- ウィプレイ
直立したエイの様なヴァイス。後述のラナイラと同じく継続ビームで攻撃してくるが、ラナイラは移動能力や高度な旋回能力を持つ移動砲台なのに対し、こちらはビームの威力が上で怯み効果ありの固定砲台。常に移動能力の高いヴァイスと同時に登場し、接触ダメージありのプロレスリングめいた死のフィールドを形成する。
- エルフラ
花や扇風機の羽に似た形状のヴァイス。まさに扇風機のように回転しながら誘導光弾を撃ってくる。
- エルフラ特異型
オレンジ色の体色のエルフラ。突起の数が5つになっている。小刻みに動きながら通常エルフラを召喚し、4体召喚すると一斉射撃してくる。
- エルフラAdv.
コアが小型化し、尾っぽの様なパーツがついたエルフラの強化型。登場と同時に分身し、誘導弾やレーザーの雨霰を浴びせてくる。
- オクパド
気球に似た形状のヴァイス。小さく揺れた直後に麻痺効果のある光弾を撃ってくる。幸い発射頻度は高くないので一発やり過ごしてから近接攻撃を仕掛けると倒しやすい。
- オクパド特異型
赤紫のコアと紺色の体色のオクパド。ゆっくり迫る麻痺効果付き誘導弾の後に機銃を発射してくる。
- キエヌス
ニンジンに似た逆円錐形のヴァイス。出現から数秒すると、燃焼の追加効果付きで自爆攻撃してくる子機ヴァイス「ラモラ」を5体召喚、その行動開始に合わせて機銃を発射してくる。
- キエヌス特異型
全体的に色白になり、鬼の様な顔がついたキエヌス。戦闘力は他の特異型とは比較にならない程高く、冷凍攻撃を多用してくる。ちなみにラモラの自爆には巻き込まれてダメージをうけるという特性がある。
- クリオス
Op.アニメにも登場しているT字型のヴァイス。おそらくビギナーが最初に相手にするヴァイスであろう。フラフラと動きながら定期的に光弾を放ってくる。
- クリオス特異型
赤紫と濃紺の体色が特徴のクリオス。固定砲台型でその場から動かないが、時折無敵状態になった後、通常種のクリオスを複数体召喚する。自身の攻撃方法は短射程のビーム。特異型の中では最もよく登場する為、そこまで強くない。
- クリオスAdv.
両肩部に円形のパーツが付き、刺々しい姿になったクリオス。通常種のクリオスと比べて移動速度が速い上に、威力・誘導性ともに優秀な光弾を放って攻撃してくる他、麻痺弾を放ってくる。更に分身能力を持っており、非常に厄介な相手。
- サイクド
タマネギ型の本体の4方向に菱型の砲口を持つヴァイス。各砲口から移動速度デバフ効果付きの低速直進弾を発射してくる。たまにホーミングレーザーも撃ってくるが追尾性は低め。
- サイクド特異型
コアと体色が変色し砲口が3つになっている。レーザーサイトを照射する予備動作の後、各砲口から直進ビームを照射しながらゆっくり回転。それが終わると弾幕を展開し、突進攻撃を仕掛けてくる。
- サイクドAdv.
枠組みだけになった様なサイクドの強化型。フィールドの端まで届く継続ビームを放ちながら高速回転し、ホーミングビームを乱射してくる面倒極まる敵。しかもAdv.だけあって体力が高く中々倒れない。しかも体力を削り切れないと自爆までしてくる。
- ゾエア
魚の様な姿をしたヴァイス。前方にビームカッターを放って攻撃してくる。ステージの難易度によって発射するビームカッターの個数が増える。
- タキプリ
正面に横二門の砲口を備えた、固定砲台を思わせる形状のヴァイス。ダウン効果付きの直進砲撃と機銃連射を使ってくる。攻撃中の旋回が遅くなるタイミングで回り込みスナイパーか近接で攻撃すれば対処可能。
- タキプリ特異型
ゆっくり旋回しながら高密度で誘導弾を発射してくる。
- ハコプリ
タキプリに似ているが、より大きな縦二連装の砲口が特徴。半径10m以内にいるアクトレスの移動に反応してレーザーサイトを照射、仰け反り効果付きの砲撃を仕掛けてくる。射撃耐性があるため、レーザーサイトから抜け出して近接攻撃で倒すのが基本。
- タテプリ
ハコプリの側面に装甲を追加したような見た目が特徴で、それに違わず耐久力も高め。砲撃と共にホーミングレーザーを発射してくる。特定の調査宙域に登場する無属性タテプリは、ヴァイスワーカーすら上回り、ちょっとしたボスクラスの耐久力を持つ難敵である。
- タラクサ
芽の代わりにプロペラを付けた球根のような形状のヴァイス。出現後一定時間でふらふらと接近し、自爆攻撃を仕掛けてくる。
- タラクサ特異型
通常タラクサを召喚しながらふらふら動く。たまに発射してくる直進弾は地味な見た目に反してかなり高威力。
- ピナリア
六角環状の小型ヴァイス。中心にコアがある。出現直後はしばらく高速横回転し、それが終わってから光弾で攻撃してくるという妙な雑魚敵。最も対処が簡単で出現直後に即刻撃ち落とせば、何もさせずに倒せる。
- ピナリア特異型
濃紺のボディに赤紫のコアのピナリア。通常種と比べて格段に強く、ゆらりゆらりと動きながら7wayの光弾や低速の誘導弾で攻撃し、瞬間移動も行う厄介な敵。
- ピナリアAdv.
二つのリングが直角に重なったような姿のピナリア。凍結攻撃、高速誘導弾、超ワイドショットなど非常にいやらしい攻撃を矢継ぎ早に繰り出してくる危険な敵。
- フォアトロ
球形のコアを三角錐型のフレームで囲ったような形状のヴァイス。素早く動きながら4連ホーミングレーザーを3連射してくる。
- ブラナイル
ロケットのように飛び回りながら直進弾を放ってくる。撃破せずにいるとジャミングしながら撤退していくのが特徴的。
- プラヌ
子持ちの魚の様な姿のヴァイス。こちらに向かってエナジーフィールドを纏いながら高速で突進してくる。
- プルテス
戦闘機のような突撃・旋回機動ですれ違いざまに直進弾を3連射してくる。出現直後の突進時だけは撃ってこないため、そのタイミングを狙って攻撃すると良い。
- ベイト
群体型のヴァイス。動きはミニサーペントと似ている。光弾をマシンガンのように連射してくる他、群体の先頭を狙わないと有効打を与えられないと言う特性を持つ。
- ミニサーペント
名前通り、大型ヴァイスのサーペントを縮小したような小型ヴァイス。体節ごとに当たり判定が発生する仕様も共通。
シュモクザメ状の頭部を持つ通常種はたまにトロい追尾弾を発射してくる程度で警戒は不要だが、大型サーペントに近い頭部の亜種は一次属性に対する防御力が高く、無敵状態で突進攻撃を仕掛けてくるなど中々厄介。
- ミニサーペント特異型
大型のサーペントへの進化段階を思わせる姿のサーペント。毒入りのニードル型光弾を放って攻撃してくる他、亜種よりも耐久・攻撃ともに高い。
- メテフラ
アステリスク型のヴァイスで、全身にビームカッターを纏いながら突進してくる。非常に移動速度が速く、予期せぬ方向から攻撃を仕掛けてくるので、非常に攻撃を喰らいやすい。調査宙域のボーナス条件である完全回避失敗の最大の原因として悪名高い。攻撃を受けると怯んで硬直するという特性がある。
- メテフラ特異型
濃紺と赤紫のボディのメテフラ。行動パターンは通常種と全く同じだが、耐久力と攻撃力が大幅に上がっており、なおかつ攻撃を受けても怯まず、問答無用でこちらに突進してくる。
- ラキオラ
ウィプレイをゴツゴツさせた様な感じのヴァイス。甲殻に覆われている為、背後からの攻撃は通りにくい。同じく固定砲台型だが、こちらは爆発性のエネルギー弾を射出する。
- ラナイラ
継続ビーム(いわゆる「ゲロビ」)を発射してくる、タキプリ系より小型の固定砲台型ヴァイス。とはいえ、移動しながら登場する事も多く、全く動かないわけではない。発射中は静止するタイプと発射中も旋回してくるタイプが確認されているが、このうち旋回タイプはブースト移動していても掠ることがあるほど追尾性能が高い。
- ルイカ
どことなく魚やイルカのように見える小型ヴァイス。ゆるく移動しながら前方やアクトレスのいる方向に直進光弾を撃ってくる。
- ルイカ特異型
通常ルイカを引き連れて移動しながら召喚し続け、アクトレスを捕捉次第集中砲火を仕掛けてくる。耐久力は高くないため、数を揃えられる前に本体を処理しておきたい。