コナミのオリジナル美少女フィギュアシリーズ「武装神姫」第8弾、火器型。
デザインを手掛けたのは柳瀬敬之で、設定上の製造メーカーはフォートブラッグと同じくArms in Pocket社。
なお、名称はロシア南部にあるロストフ州の都市名が由来である。
ガトリングガン、長砲身ライフル、ショットガンの3種の銃器を手足と換装可能というサイコガンやプラネット・テラーじみたギミックが大きな特徴である。
ユーザーからの愛称は「ぜるのん」「ゼルっち」など。
胸部パーツは防弾版という設定だが、まさに洗濯板を通り越してまな板な胸である。
まあ通常胸はそれなりにあるんだけど…
なお、本来ならば素体の付属しない『EXウェポンセット』枠であるが、ゼルノグラードのみ『EXウェポンセット・プラス』枠として、無塗装のダークグレーMMS素体が付属している。
オンラインサービス『武装神姫バトルロンド』にて
フィギュア本体の無彩色素体とは異なる、黒のタンクトップに迷彩ズボンの素体で登場。
明朗快活な元気娘だが、火器型だけあって銃器マニア、というよりミリオタ。
銃器全般を得意とし、命中率に優れる。
担当声優は白石涼子。デザイナーの柳瀬さんが彼女のファンである事は特に関係はない……はずである。
カラーバリエーション
冬季迷彩
『バトルロンド』にて有料配信された、ゲーム内で使用可能なオンライン・データ。
ゼルノグラード・ベリク
コナミオンライン直販限定フィギュア。
後述の『武装神姫バトルマスターズ』と似たデザインの専用素体に加え、追加表情パーツ、追加武装パーツ(ブーツ、盾)が新たに同梱されたリペイント版。
ベリク(Берег)とはロシア語で「沿岸」を意味しており、さしずめ沿岸警備隊仕様といった趣である。
その他
PSP用ソフト『武装神姫バトルマスターズ』、『武装神姫バトルマスターズMk.2』にもプレイヤーが使用可能な神姫として登場しているが(何故か新規デザインとなるアーンヴァル・ストラーフ、コミック版の主人公ハウリン・マオチャオと並んで最初から登場が予告されていた)、フィギュアとも『バトルロンド』とも異なる黒いレオタード調の新素体デザインとなった。(リペイント版である「ベリク」の素体に近いデザイン)
ゲーム中での性格は『バトルロンド』時代から変わらない快活なミリオタ娘。
銃器のロマンについて語りだすととにかく止まらない。
だが、Mk.2の追加イベントではおしゃれに気を遣ったりと女性らしい一面も。
コミック版『武装神姫2036』からバックレー隊(フォートブラッグ・ムルメルティアで構成)を代表して死亡フラグ癖を継承。
バトル前の台詞のせいでこれでもかって程によく立つ。
本来ならば『立てすぎて逆に回収しきれずヘシ折れる』類のフラグのはずなのだが、web配信アニメでは……
TVアニメのゼルノグラード
マスターが自衛隊の任務に趣いている間は野外でサバイバル生活を送っており、迷子になった神姫を保護したりしている。
第9話にも別個体が登場。
ちなみにフル武装状態ではフィギュア版準拠の単色素体だが、武装解除状態では『バトルマスターズ』準拠のレオタード調に変わる。
余談
箱絵の仕上げには、親交のある島田フミカネ氏が携わっており、パッケージ側面には小さく「finished by Humikane Shimada」とクレジットされている。
また、同じくMMS規格で発売された『スカイガールズ』のエリーゼ・フォン・ディートリッヒの素体が企図したわけでもないのによく似合うと評判である。