概要
ÖYSTER氏の漫画作品。自我に目覚めたフィギュアとオタクのラブコメディ『超可動ガール1/6』の続編。正式タイトルは『超可動ガールズ〜OVER DRIVE GIRLS〜』。
2017年9月からニコニコ静画内『月刊のアクション』連載。
その後、2018年から『月刊アクション』に移籍した。
設定や人間関係などの全てが前作の最終回から直接的な地続きになっている作品なので、この作品から読むと細かな部分を把握できない恐れがある。そのため『超可動ガール1/6』全4巻を読破してから手に取ることをおすすめする。
用語
※前作「超可動ガール1/6」の設定上の核心に迫るネタバレを含みますが、物語をお楽しみ頂く上ではそこまでの問題にはなりませんのでご安心下さい。
- 超可動ガール
- ガラテアの欠片
主な登場人物
※今作から登場するか、前作「超可動ガール1/6」に登場してもほぼ出番がないか存在自体がネタバレになるキャラを記載しています。
冠家
- 竜田川神代(たつたがわ・かみよ)/CV:井澤佳の実
人間。冠の大学時代からの知り合いであり、彼の経営する玩具メーカー「タカサゴヤ」で秘書・会計・営業・原型師(つまり経営・社長業務以外のほぼ全部)を兼任する女性。祖父から「ガラテアの欠片」を受け継いでおり、前作で「超可動ガール」が生まれた元凶。祖父に夢枕に立たれた冠の説得によって「ガラテアの欠片」の危険性を知り、同時に互いを理解し合ったことで婚約を決めた。
- ノーナ・イコール/CV:石原夏織
フィギュア。SFアニメ「少女→惑星探査」の最終回に登場する少女型アンドロイド。地球と全く同じ進化を辿った惑星から旅立った「もうひとりのノーナ」であり、「行ける場所にある同程度の文明は脅威にしかなり得ない」という考えのもと、「ノーナと戦い、勝ったほうが相手の母星を滅ぼす」使命をノーナと同様に背負わされている。
「チャンピオン・システム」の発動状態の姿がデフォルトだが、能力はノーナと完全に同一。春人が買ったものだがノーナと顔を合わせると何らかの形で戦う事を宿命付けられているため、冠が引き取っている。
星海家
- 星海憧(ほしうみ・こがれ)
(※イラスト右)
人間。ミコトの友人で小さな頃から春人に片思いしている。造形師として優れた腕を持つがそれを自分が春人に発露できない想いをぶつける事に使っており、何体もの「超可動ガール」を危険性も制御性も考えずに無秩序に生み出している、悪気がないが故の危険人物。
- アパ子
フィギュア。説明不要のロダンのアレのミニチュア版。今のところ作中唯一の「超可動ボーイ」である。礼儀は通しつつも憧の事を必要以上に周囲にばらさず、暴走気味の憧を諫める紳士であるが、有名な彫刻とはいえ色々と丸出しなのは流石に問題があったようで、普段は酒屋の前掛けを常用している。
フィギュア。かの有名な聖処女だが、それ故に「どの二次創作であるか」が特定できなかった。後に神話美少女化系ソシャゲ「リンカーチェイン」のものであることが判明する。
- アカシックユメカさん
(※イラスト右)
フィギュア。TVアニメ「魔法少女ユメカ・ドリマ」の主人公。終盤で人を捨て概念と化した存在であり、夢に関する事なら何にでも干渉でき、現実世界に影響を与える事もできるぶっちぎりのチート能力者。ハピエン厨を拗らせており、その理念故に何度か騒ぎの元凶となっている。
同氏のマンガ「シネマちっくキネ子さん」が元になっており、作中でも元になった人がいることが明言されている。
- ダイダロス
フィギュア。神話美少女化系ソシャゲ「リンカーチェイン」のキャラで、ギリシャ神話における「ミノスの迷宮」の発明家。性格はかなり難があり、他者の発明全てに嫉妬し、色恋最優先の価値観で奥手な憧を焚き付ける。
ホッターマン家
- クリセルダ・ホッターマン
人間。レトロアニメをこよなく愛する動画配信者。かつて神代の祖父と意気投合したものの道を違えた発掘家を祖父に持ち、その縁で「ガラテアの欠片」の現物と重要な情報を掴んでいる。