本気グループ(100カノ)
ほんきぐるーぷ
手を抜いたら殺す!!!!!
「仏様最高!!仏様最高!!」
「何で一人もいないんだ…80億人もいて…」
「本気ととのい…即ち死を目指しましょう☻」
「これではお客様に本気のサービスを提供できているとは言えない…!!」
以上本社に関わった者たちのセリフ
『君のことが大大大大大好きな100人の彼女』に登場する日本有数の大企業。
恋太郎ファミリーの1人である須藤育の、彼女も知らない遠い親戚が経営するグループ企業。
最初はちょっとした設定としてチラッと出てきただけだったが、ストーリーが進むにつれて素っ頓狂な珍騒動の支え役として台頭しており、77話で本気グループの社員らしきモブが一コマ登場した程度なのに、主人公達の前に立ちはだかる敵組織の扱いをされている。
トラブル発生要因としてあまりにも便利なためか、某諸悪の根源みたいなポジションに収まっている企業である。
そしてその存在感の強さから、トチ狂った社員系モブが出た時にはまた本気グループの回し者かとネタにされている。
手を抜いたら殺す!!!!!
どんな時でも本気でおもてなしすると言う企業理念の下、温泉ランドの運営や食品の製造など、多岐に渡る業種を経営している。いわゆるコングロマリット。
しかし、その余りに全力のおもてなし精神は行き過ぎの余り、関わるだけで命懸けの状況に陥るような商品や施設を開発してしまっており、一般的な企業とは少々かけ離れた会社となっている。
- 本気温泉
記念すべき初登場回。恋太郎ファミリーがプレオープン貸し切り招待券に当たってここへ来たのだが、入浴早々無限に広がるボディソープによって散り散りにされ、ファミリー達を救出しなければいけないという温泉とは思えないトンデモ展開に巻き込まれる。シャワーやジェットバスなどの水圧が異常なほどに強く、喰らってしまうと激痛が走り見動きすらとれない。それ以外にも、噛みつかれるほど冷たい冷水風呂に、入っただけで昇天してしまう本気極楽湯も存在する。唯一殺傷能力が無さそうな本気豊乳の湯でさえ、人によっては一生出られないという恐ろしい拘束能力を持っている。
初登場回に相応しい本社のマジキチさを表していると言えるだろう。尚、貸切だからという理由で水着や混浴を許してくれるという謎の柔軟さも持ち合わせている。
- 本気寺
本気グループが運営している寺で、一泊二日の本気修行体験を行っている。張り付いた笑顔が特徴の和尚の指導のもと修行を行う。
その内容は、雑巾掛け100往復、ヘッドギアで脳波を測り、乱れたら自動で喝を入れる、「仏様最高」と叫び続ける、精進料理がきゅうり一本と、どう考えても仏教というよりアレを参考にしているとしか思えない。最大の修行は、寒くてものすごい勢いの滝の下で2日間合計6時間立ち続けるというもので、今まででこれを成し遂げたのはたった1人しかいない。
作中では芽衣と育が修行に挑戦し、順調に進むが、芽衣が滝行に耐えられず失格しそうになってしまう、しかし育が彼女を支えて2人で立ち上がり、和尚の計らいで特別に「2人で合格」という扱いとなった。
- 本気子供ビール
飲むと本当に酔った気分になるジュース。作中では町内対抗市民運動回で木雷杉町が他町を妨害するために、ジャグに入れられ他の女性市民を行動不能にした。
その後、百八との顔合わせ回で再登場。お酒が好きな彼女のために、未成年でも宴会を楽しめるこれをみんなで飲もうということになったが、出版業界の大いなる存在に未成年を酔わせて楽しむ描写はダメと言われ泣く泣く却下された。
- 病みつきキャベツ
焼肉屋でよくあるサイドメニュー。あまりにも美味しすぎるため、食べると中毒症状が起こり、それを永遠と食べ続けるほか、それ以外の食べ物を食べようとすると体が震え、やりたいことが出来なくなり苦しむという薬物同様の恐ろしさを味わうことになる。
調味料等に薬物を混ぜている訳ではなく、料理としての純粋な旨さだけで人を虜にしている脅威の品であり、あれほどシャブを欲しがっていて薬物耐性が高いはずの楠莉と彼女の祖母ヤクも他の彼女達同様苦しんでいた。しかし性欲には弱いのか、キャベツを肉に巻いた恋太郎の受け渡し作戦によって全員を無事治療した。一応、この食品による健康被害は出ていない模様(ホントかよ?)。
- フォールキッズ
本気グループ版Fall Guys。
「逆身長制限」で小柄な者だけが遊ぶことができ、本作では、楠莉、静、知与、紅葉、数、そして保護者として来たつもりだったとヤクというファミリーのロリ枠が参加した。保護者も観戦できるが、一度しくじったら一発アウトで落とされるという何とも親子泣かせな仕様となっている。
転がってくるフルーツを避けるものや消える足場を避けて進むものなど原作をとことん忠実に再現しているが、それ以外にも、睡眠ガスが蔓延っているエリアを通過するというオリジナルのものもある。ファイナルステージに至っては、大砲から打たれるゴムボールや巨大扇風機の妨害を耐えて柱にしがみ付くという本社特有のデスゲームや拷問にしか見えない構図となっている。余談だが、本家のGuys達はとても小さく見えるが実は180cm以上ある。
- 本気サウナ&水風呂
他企業経営のスパとコラボ。
散々読者たちの間で擦られ続けているため気付きにくいが実は約1年半ぶりの登場である。
「交代浴を無限に繰り返し本気ととのい(別名:死)を目指す」というクレイジーなコンセプトが売りである。
サウナでは全身の汗が止まらなくなるほど松明がごうごうと燃え盛り、水風呂は-10℃の氷水に浸かって滝行を行うという健康面が心配になりすぎる仕様(水風呂の理想水温は本来15℃前後とされる。というか、−10℃で凍らず液状を保っているのだから、液体は水かどうかも怪しい)。
作中では芽衣とエイラが挑んだ結果、エイラは苦痛に悶え絶叫し続け、芽衣に至っては絶望したような表情で開眼(そもそも芽衣は寒さに弱く、過去に本気水風呂で体が動かなくなり、本気修行の滝行では立ち上がれなくなっており、単体でも無理なものを掛け合わされてくらっている)、そのまま共に魂があの世に行きかける事態となった(すんでのところで互いに我に帰り、肉体に魂を戻している)。
- 本気足つぼロード
足つぼ健康ランドとコラボフェアを開催。
起伏が激しく常人では歩くことも厳しい足つぼロードだが、行き止まりの壁にある「本気足つぼモード開始」のボタンを押すとなんとロード全体が振動。一度ボタンを押せば決してオフになる事はなく、「※オフ…それはすなわち本気ではないということ…」というクソふざけた注意書きもついている。
作中では健康ランド常連のヤク、彼女に同行した祭李、先が挑戦。祭李はあまりの痛みに意識が遠のき、フィジカルの弱い先は心身ともに耐え切れず涙を流しながら倒れかけ、生命の危機に瀕していた。
一方でヤクは終始快感に打ち震えており、先をお姫様抱っこでロード外にまで運んだ際は「二人分の体重で足の裏が____ きもちよしゅぎて 逝きそうぢゃ____」(原文ママ)と、別の意味で生命の危機に瀕していた。需要と供給が嚙み合い過ぎた稀有な例である。
「ふひゃあああああああ♥♥♥♥♥」
- 本気流しそうめん
本気グループ版流しそうめんもとい流されそうめん。
流れるプールさながらの巨大流しそうめん器に参加者が入り、竹に乗せられたそうめんを食べる。
参加者は温泉で体を清めた後に水着を着て浮き輪で入る形。
劇中では恋太郎ファミリー全員が参加(流しそうめんを食べに来たところ本気グループ案件だった……という流れのため、他企業とコラボしている可能性もある)。
なお中の様子は社員にモニタリングされており、参加者が水の流れを止めようものなら「妥協(死)」から「本気」にレバーが上げられ本気増水されてしまう。こうなると激流に流され食事どころの話ではない。
- たまたま見ていた警備員
「オラという警備員はみてたどッ!人生滅茶苦茶にしてやるッッッ」
美々美の初登場回で登場。美々美が粋がっていたため他のカップルが機嫌を悪くし、その彼氏が美々美に対し、水をぶっかけるという結構シリアスな展開なのだが、止めに入った警備員が上記のセリフを叫びながら物凄い剣幕で突っ込んでくるというシリアスブレイカーとなっている。その後恋太郎によって彼は反省し、自首するのだが、「よし魂だけは腐っていないようだな精神攻撃だけは勘弁してやる」と狂気じみたセリフを残している。
- 大人の遊園地
知与とのデート会で登場。全てのものに本気とついてないため恐らく他人の空似だが、ここに記載。
ヒロ叔父さんが恋太郎と知与にデートスポットとして紹介……もとい、頭を下げて2人に行くようお願いした。
ドーム式となっており、中は暗くそこら中にピンクのネオンが張り巡らされている。
内部では2人1組分で配られた専用のバングルを着用し、更衣室やトイレ以外で離れるとそこら中に爆音が鳴り響く仕様となっている。メリーゴーランド、コーヒーカップやお化け屋敷などあらゆる場所でお互いの体を擦り付け触り合い、迷路では行き止まりでキスをし合う。とどめのジェットコースターでは進路が水槽となっており、全身がびしょ濡れになる(あと服が透ける)。そのため乾燥機が配備されており、それを待つ間観覧車を楽しむように勧められるが、そこは完全にラブホテルとなっており、外部からは見えないようになっている。そして一回30分と恐ろしいほど一周が長い(参考までに世界最大の観覧車のアイン・ドバイは250メートル38分)。恐らく様々なアトラクションで欲情させ、ジェットコースターから観覧車でSEXすることがコンセプトの風俗施設となっている。そのため辺り一面で嬌声や隠語が飛び出している。
なぜ叔父さんは彼ら健全カップルにこんな場所でデートしてほしいと思ったのだろうか(一応、彼が亡き妻と初めてキスをした思い出の場所から近いというれっきとした理由はある)。
双方、周囲のカップルたちの嬌声や隠語に困惑しながらもアトラクションによって一線を越えそうになるが、恋太郎が無理矢理目を背け無理矢理理性を保ちながら、不快・困惑・パニックになっている知与を全力で介抱した。二人の愛情が深まったのは言うまでもない。
ここまで当然のように語ってきたが、普通に18歳未満の人も入場できる。つまり合法風俗施設である。
また一応一人でも入場はできる模様。
- 行列監視員
世界一の大福屋で行列を乱さないか確認している監視員。専用のトイレに行くこと以外は、疲労などで倒れたり、視界が悪くて列を乱すなどどんな状況でも即連行する杓子定規な連中。よって行列に並んだ客たちは、饅頭が売り切れても帰らずにそのまま半日中待ち続けないといけない。店主は列によって争う人たちを大勢見続け、それを回避するためにこれを設置した模様。
- 名刺交換をする会社員(アニメ版)
アニメ第4話で、恋太郎がババ抜きを提案する過程のイメージにて登場。
【人は人に気をつかってる時、本音を隠そうとする。自分の感情を押し付けて相手から嫌われないようにする為だ】というシーンのイメージ映像として、名刺交換が描写されたのだが、建設会社の社員の名刺をよく見てみると…
阿田真 割蔵
E-mail:honki@hyakusuki.cam
となっており本気グループの社員ではないか?という疑惑が浮上した。
(アニメの名刺交換の一連シーンはバトルアニメさながらの本気アクションで描かれた。これには本気グループもにっこり)
ちなみに、不動産会社の社員の名刺は
我葉 安保
E-mail:shinken@hyakusuki.cam
となっており、こちらも本気グループの取引先の社員である可能性がある。
なお原作にも名刺交換シーンそのものはあるが、アニメ版ほど細かく描写はされていない。
アニメスタッフが原作に準じた、または上回る狂気の描写・及び神作画を描写した際にはファンから(バイブリーアニメーションスタジオごと)「本気グループ」呼ばわりされるのがお約束。
また、ニコニコ動画の提供の部分にも度々本気グループが登場している。