「好きなんてものじゃない 数(すう)は数字に恋をしている」
「お前との恋なんて あり得ないよ」
プロフィール
氏名 | 一二三数 |
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性別 | 女性 |
年齢 | 15歳 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(1−1) |
誕生日 | 1月23日 ※ |
星座 | 水瓶座 |
一人称 | 数 |
※ 133話にて判明。由来は苗字の語呂合わせと思われる。
概要
本編の主人公である愛城恋太郎の23人目の運命の人。
お花の蜜大学附属高等学校の1年1組(あー子と同じクラス)。
伊院知与に次ぐ2人目のメガネヒロイン(18歳時の楠莉先輩を入れれば3人目)。
髪のパッツン部分にはメッシュが入っている。
基本の服装は、腕の部分に2本のラインの入ったジャージに制服のスカート、その下にスパッツを着用している。
靴はハイトップソックススニーカーを着用。
服装の詳細は野澤先生のポストのキャラデザ案を見ると分かりやすい。
体格は小柄で、身長も静や知与たちロリ枠彼女と大差が無い。
人物
反面、数字以外には興味を持てず、人の顔や名前などを覚えることは苦手。
普段は不愛想だが、数字が絡むと恋する乙女に豹変する為、周りの人間がついて行けないほど感情の起伏が激しい。
その特徴から理系に思えるが、数学は0点しか取ったことがないぐらいに苦手。
寧ろ、数字をまるで計算のための便利な道具として利用していることに激しく嫌悪しているそうだ。(それが数字の誉れなのだが…)
数字のデザインやフォルムをこよなく愛し、同じ数字でも用途やデザインが違えば区別がつき完璧に記憶可能。
また浮き輪やモノクルなどの円形(0)、2つに連なったヘッドドレス(3)等、数字のように見える物も好き。特に円形に関しては軒並み「0」に見えている。
漢数字やローマ数字も好きで、アラビア数字が普段の姿、他の数字は服や髪型のアレンジのようなものと捉えているらしい。
上記の通り計算はダメだが、「計算記号によって数字を改変してしまうこと」が許せないため数えること自体はOKである。
恋太郎と廊下でぶつかり、目があったことで何時ものようにビビーーーンと恋に落ちたのだが、自分は数字に恋していることもあり、今になって誰かと愛し合うなどあり得ないと最初は突き放した態度を取っていた。
しかし、相手は愛の怪物(モンスター)愛城恋太郎である。
恋太郎は「数字を愛する一二三数」という存在を丸ごと愛するべく身体を張ったパフォーマンスの限りを尽くし、「愛する人のためなら数字にすら成ってみせる」覚悟を示し、数の心を掴んだ。
数字よろしくデジタルな性格をしており、気持ちの切り替えが異様に早くて割り切ったモノの考え方をするタイプ。
ただし、計算が苦手な性分故に打算的な考え方が出来ないためか、不器用な人情を見せることもしばしばである。
数字が絡む時以外は、冷静なツッコミ役としての出番が多め。
恋太郎の運命の人の中でもトップクラスに特殊な嗜好の人間であり、「人ならざるモノに恋する少女」という、普通に考えればラブコメに登場するタイプの女性キャラではない(他の連中も大概ではあるが……)。
そういった意味ではある種の思考実験の領域に入ったキャラクターであり、「自分以外、というか人以外に惚れている乙女と恋路を歩めるのか?」というラブコメの限界に挑戦するかのような存在である。
関連キャラ
言わずもがな運命の人。
ビビーンとなったことで一目惚れしたものの数字以外は愛せないとして初めは彼を拒絶したが、自身の特殊すぎる性癖を「俺が数字になる」と文字通り体を張って受け入れてくれたこともあり告白する。
同じクラスなこともあって恋太郎ファミリー加入後に交流が生まれた。
数字にしか興味がなかったためファミリーの名前が覚えられない中、「恋太郎に嫌われたくない」という思いを抱き悪戦苦闘していた。(最も人数が多すぎて普通の人でも覚えるのは無理だろうが…)
そして話を聞いたあー子から、ファミリーの名前を数字の語呂合わせで覚える方法を提案され、無事全員分の名前を覚えることができた。
この件から、あー子の事は語呂合わせ無しで名前を覚えて仲良くなっており、彼女の頼みであれば数字が絡まずとも応じてくれることも多い。
数が恋した数字たち
- 表彰台の「1」と「2」と「3」
記念すべき初恋の数字。
幼稚園児の頃に出会うも卒園して離れ離れになることを号泣して嫌がり、表彰台を気に入っていることを知っていた数の母親が幼稚園に頼んで引き取らせてもらった。
(ちなみに、幼児期に数が通っていた幼稚園は「いちにいさん幼稚園」という名前で、お花大の附属幼稚園ではない。)
現在は数の部屋に置かれており、恋太郎を家に呼んだ際は家族紹介みたいなノリで紹介している。
(数の部屋は壁一面が数字に覆われ数字の物で溢れている、数らしさの詰まったものとなっている)
- 「4」つのチェックで火の用心のポスター
恐らく恋太郎とビビーン!!するきっかけを作った恋のキューピッド。
123話冒頭の描写から、数はこのポスターの「4」によそ見をしていたために恋太郎と激突し、ビビーン!!に至ったと考えられる。
- 恋太郎が落としたトランプの数字
2~10のカードは急いで拾う一方で、A,J,Q,K,JOKERに対しては「こんなもの拾う価値もない」と塩対応である。
- 数字になった恋太郎
全身タイツの恋太郎(こいつやこいつを連想した読者もいた模様)が作った人文字というか人数字。
恋太郎の隣に数が並ぶことで、二桁の数字に。
「数と10になってくれるの……っ?」
- しあわせのぞろめ♥「1111111111111111111111」(※連載当時のアオリより)
恋太郎がファミリーに数を紹介した際、数が見た(思い込もうとした)ファミリーのすがた。
この時のファミリーなら9999垓9999京9999兆9999億9999万9999まで表現できる。
- 幼なじみの「7」
数が幼い頃から着用している?服に付いている「7」。
シミになるような食べ物をこぼさないよう、大事に着用している。
数はこの「7」の印象を、優しいおちつく「7」と表現している。
- 星を見て語り合った「7」
コンビニ7‐HEAVENの看板。
数にとっては、幼なじみの「7」とは異なる「7」らしい。
数はこの「7」の印象を、オシャレで筋肉質な「7」と表現している。
- スマホのデジタル時計の時刻
教室のお供。
- 目が「1」の妖怪
学校の怪談回で登場した一つ目小僧のこと。
数「どうして1個なの? 1が好きなの? 数もね大好き1!」
あー子「よかったねぇ数っち 一つ目小僧さんと数字のお話できてぇー」
- 素敵な「0」
突風でお花高の屋上に飛んできた「0」円スマホのチラシ。
姫歌「奇人じゃない!!!!」
- 「3.14159265358979323…」
スズメバチの大群を受け、冷静になるために凪乃が唱えた円周率(スズメバチは山女が他所に飛ばした)。
騎士華「凪乃が尽きるのが先か 数が飽きるのが先か…」
静「「多分まず」〝ページ数が〟「終わる」」
騎士華「ほらもうページ終わったぞー」
静「〝次の話が〟「始まるわよー」」
円周率はベイビー回(3回目)で再登場。凪乃が赤ちゃん化した数をあやすのに貢献した。
(この時凪乃が円周率を唱えたのは、赤ん坊が好むとされている玩具や美々美の「いないいな〰い… 美しいお顔〰!」が数に通用せず、思考を落ち着かせようとした為)
- 「0」飴
祭李がお近づきの印として制服から取り出したフルーツ飴。輪切りにされたパイナップルなので「0」に見えた。
- 「3」のヘッドドレス
梳杉町上空の飛行機から降ってきたヘッドドレスが重なって「3」の形になったもの。奇町ね…!!
あー子と「2」人でキャッチした。
- 丸くてかわいい「200」円
無限神社の屋台で売られているチョコバナナの価格。
- 四角くてハデな「300」円
無限神社の屋台で行われているヨーヨー釣りの価格。
- 大きくてたくましい「250」円
無限神社の屋台で売られているフランクフルトの価格。
- 「0」みたいな眼鏡
数が提示したブロマイドに映る、恋太郎がかけていたモノクルのこと。
モノクルと恋太郎という普段見られない姿を切り取った一枚。
…なのだが、ファミリーに紛れ込んでいた女登場の衝撃で読者の印象は薄め。
「…なんか今日28なんだよな…」
- 数字の家、数字の塔、数字の城
ロリおだんごオーバーオール回にて、数字が書かれた立方体の積み木で数が造ったもの。
アルファベットが書かれた積み木には、数字に恍惚とした表情のまま安定の塩対応である。
- 「1」円玉、「83」点のテスト
山女の足元に落ちていたもの。これを拾おうと飛び出した為山女に蹴られてしまった。
あー子の「いたいの いたいの とんでけぇー」で痛みが飛び、事なきを得た。
- 何て綺麗な「4」…!!
あー子が鬼分咲公園の桜の花びらで作った「4」。お陰で数も花見に興味を持つことができた。
- あー子の「11」
本気流しそうめん回にて、そうめんの流れに持ってかれたあー子の箸のこと。
数が「11!」と言いながら箸であー子の箸を掴み、あー子に渡した。
- 数字になった芽衣
数の命令で様々な人数字になっていた芽衣。
数が芽衣に付きまとっている……ように見えたが実際はその逆。芽衣が出す綺麗な人数字は数も気に入っている。
余談
名前の由来は1と2と3。
また、彼女の初登場回は名前と同じ123話である。
「数字に恋をする」ことから、パチ美の恋人Uくんを連想した読者も。
100カノはよく「ラブコメ界のボーボボ」と評されることがあるが、彼女の存在はその最たる例かもしれない。
フォールキッズ回で昏睡した際の寝息の擬音は本人の名前に因んだ「すうすう」。
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恋太郎の運命の人の系譜