「人の視線を感じるのが…特に 顔を見られるのが苦手で……っ 前髪で隠してないとだめなんです……」
「会話も…デートも…手を繋ぐことも… 私は恥ずかしすぎて 絶対に〝消えて〟しまいます……」
プロフィール
氏名 | 華暮愛々 |
---|---|
性別 | 女性 |
年齢 | 15歳 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(1−4) |
誕生日 | 10月10日 ※ |
星座 | 天秤座 |
一人称 | 私(わたし) |
CV | 高尾奏音 |
※ 133話にて判明。由来は『目の愛護デー』からだと思われる。
尚、騎士華も誕生日が同日であるが、こちらについては『赤ちゃんの日』が由来と思われる。
概要
本編の主人公である恋太郎に告白をした11番目の運命の人。初登場回は45話。
お花の蜜大学附属高等学校の1年4組で、恋太郎・羽香里・唐音・静・凪乃とはクラスメイト。
黒髪ロングに爆乳と魅力的な要素をてんこもりに備えているが、極度の恥ずかしがり屋であり、常に目を前髪で隠している。
口元と左耳下の首元に黒子がある。
恥ずかしくなると無意識にミスディレクション (手品師や黒子のバスケの主人公が使う心理操作術)であみぐるみに注目を集め、『フッ…』とその隙に隠れてしまう。
野澤先生のポストによると黒いタートルネックを制服の下に着用し袖を引っ張って伸ばしている。
肌の露出が少なく、全体的にモノクロなキャラデザとなっており、愛々の『目立ちたくない』意思が表れている。
人物
愛々の作るあみぐるみの形は多種多彩でミスディレクションの際に注目を浴びる。
恋太郎ファミリー加入時には、恋太郎から聞いたイメージで当時の彼女10人それぞれに以下のような形のあみぐるみを作った。
闇鍋回では糸こんにゃくであみぐるみを作り、自室には自作の恋太郎等身大のあみぐるみを置いている。
ミスディレクションは幼少期に両親から顔を見られそうになったことで才能が開花し、出来るようになった。(愛々にとっては命の危機を感じる状況だったので有り得ないような力を身に付けるに至った)
全身を縛られても全身の関節を外して逃げ隠れてしまう。
消えた後は自動的かつ立体的な移動も可能らしく、時にはプールの中から身を消してジャンプ台まで移動したこともある。
長い黒髪の少女が一瞬にして消える様から、教頭や妖怪(に化けた人間)をして幽霊やお化けと見まごう程。
美々美が愛々の演技をした際は、流石にミスディレクションを真似することは出来ないので「フッ…」と喋りながら、コマの外に移動するが見切れている。
容姿端麗・ダイナマイトボディであるが、目立ちたくない性分ゆえ『前髪』と『胸が小さく見える下着』で隠している。
バストサイズは恋太郎ファミリー加入時点では羽々里に次ぐ2位(171話現在では珠に次ぐ3位)。
ナレーション『その真の力は〝G〟以上——』
そのため、よくブラジャーのホックを破壊している。
そんな暴力的なまでの豊満な体型をしていながら、事あるごとにエッチなことを連想してしまうむっつりスケベであり、なおかつよくエッチなハプニングに遭遇するお色気要員。
そしてその場合、恥ずかしさのあまり雲隠れしてしまう。
劇中素顔を見たことがあるのは恋太郎と美杉美々美だけであり、恋太郎は一瞬しか見ていないため認識はおぼろげ。
前髪が崩れても、サングラスを借りたり、擬音や飛来物が目元を隠してくれたりと読者の前では一度も素顔を見せていない。作者のご加護が感じられる。
視界は狭いが、周りの状況や他のファミリーが気付かないことによく気付く性分である。
最近では自信はなくても勇気を出して発言する機会が増えている。
ちなみに、酔う(みたいになる)とハグ上戸になる。
彼女になるまで
美々美のメイク講座を受ける彼女達を残し、先に下校する恋太郎。
彼女達の魅力においてかれないように、自分磨きとして帰ったら軽く42.195kmのジョギングをしようと考えていた。
その時、まだ話したことがないがキャラデザが濃くて覚えてしまったクラスメイトの愛々と校門前で遭遇する。
強風が吹いてスカートが捲れても、前髪を押さえる愛々に恋太郎は
と思わずツッコむ。
「でも前髪が…!」
と言いながら前髪を隠し続ける愛々。
立て看板が直撃しそうになっても、前髪を隠し続けるのを見かねた恋太郎は
「さすがにもう危ないーッ!!!」
と愛々を救う。
しかし、その時の勢いで前髪が崩れたため、愛々の瞳が現れて『ビビ——ン!!』してしまう。
それでも前髪を隠し続ける愛々は、自身が極度の恥ずかしがり屋であり、人の視線を感じるのが苦手であることを恋太郎に打ち明ける。
助けてくれたお礼と自己紹介をする愛々。しかし、恋太郎が自身の存在を認識していることに対して
「人から モブだと思われたくて顔を隠していたんですけど…」
「そんな… 可能な限り目立たず地味に地味に生きていたいのに…」
と少し落胆した様子をみせる。
愛々はかつて仮面や覆面で顔を隠していたこともあったが、かえって目立ってしまった為、前髪で隠すことに落ち着いたと話す。
前髪で隠す理由を聞き「なるほど目隠れは正義だね」と納得した恋太郎。
でも「髪の隙間からのぞいた目 …すごいかわいかったような気が——」とちょっともったいないと正直に話してしまう。
それを聞いた愛々は顔を赤くして
「え…っ そ…そ…そ……ッ そんな———!」フッ…
とあみぐるみを残し、姿を消してしまう。
翌日、下駄箱に『助けてくれたお礼の手紙』と『ペン太郎のあみぐるみ』が入っており、赤面した恋太郎。
お礼を愛々に伝えようとするも、声をかける前に姿を消してしまう。
クラスメイトの羽香里・唐音・静・凪乃から聞いた愛々の情報から、恋太郎は「〝容姿端麗〟〝スタイルバツグン〟などの長所は、目立つのが大嫌いな愛々にとっては苦痛」と感じていたことに気付く。
近づけば消えてしまうので、廊下の角を曲がった隙を見計らって恋太郎は謝る。
「華暮さん ごめんッ!!」
「俺…昨日 華暮さんに…軽率に「かわいい」なんて…っ!!」
「華暮さんは恥ずかしいのが苦手だって… 知ってたのに…っ!!」
それに対して愛々は、恋太郎に怒っている訳ではなく、ただ顔を合わせるのが恥ずかしいのだと告げる。
すかさず、恋太郎が自身の目を潰そうとするのを聞いて、愛々は思わず告白する。
「えっ!? い いえ その ちが 違うんです そうじゃなくて———!」
「好きなんです! 私が 愛城君のことを——!」
二人とも顔を紅潮させ、愛々はまた姿を消してしまう。
しかし、後ろから現れた愛々は「恥ずかしくなりすぎると 無意識のうちにあみぐるみを投げて人の気をそらしている隙に隠れてしまう」性分であることを話す。
その性分ゆえに「恋なんかできない」ので、告白したことを忘れてほしいと話す愛々。
しかし、恋太郎は
「そんな悲しいこと 言わないでよ」
「自分には恋ができないだなんて 君の告白を——好きって気持ちを忘れろだなんて」
「俺だって 華暮さんのことが好きなんだ……!」
と返答する。
告白の返事を聞いた愛々は顔を真っ赤にして、また雲隠れしてしまう。
「…〰〰ッ!!? そ…ッ そ……ッ そ……ッ そん〰〰——ッ!!! 」
ナレーション「こうして彼女は—— その後二度と人前に姿を現す事はなかった」
◆ついに救えなかった〝1人目〟———
次回からこの漫画のタイトルは「君のことが大大大大大好きな99人の彼女」となります。
「ええい そんなクソ運命俺が変えてやるッッ!!!!」
と恋太郎はページを『ビリ———ッ!!!』と破く。
下駄箱に靴が残っているので、日が落ちるまで学校中を探すが愛々は見つからない。
恋太郎は〝自身の位置を常に把握できて〟かつ〝自身から絶対見つからない〟場所すなわち〝背後〟にいると特定する。
振り向くそばからミスディレクションする愛々に対して、恋太郎は見逃さないように首を回し続ける。
ミスディレクションの疲れで乱れた呼吸音を頼りに恋太郎は遂に愛々を発見する。
「華暮さんが恥ずかしがり屋で どこに隠れてしまおうと 俺が必ず見つけ出すよ」
「だから華暮さんにも恋はできる ——俺が約束する」
という恋太郎に「…いいんですか… 私なんかと……っ」という愛々。
「そんな華暮さんだから好きなんだよ ——これからよろしくね」
と挨拶する恋太郎に応えようとしたその時、ミスディレクション過剰の代償で『胸が小さく見える下着』のホックが壊れてしまう。
また姿をくらましてしまう愛々だったが、後日かくれんぼで親睦を深め恋太郎ファミリーの仲間入りを果たした。
関連キャラ
皆さんご存じ運命の人。
73話では、下着の金具の壊れた部分を一日中押さえててくれたことが愛々の口から語られた。
風でスカートがめくれないよう、手でガードしたこともある。
122話では、愛々の部屋でお部屋でデートした。
恥ずかしさで消えてしまうので、距離を取って映画鑑賞を楽しむ。
しかし、クローゼットに隠した自作の恋太郎等身大のあみぐるみが転がり出てしまう。
「さがさないでください」と書かれたあみぐるみを残し、二度と人前にす…とはならずページを『ビリ——ッ』と破き愛々を見つけた。(3000ページくらい探したらしい)
等身大あみぐるみ相手なら愛々は恥ずかしがらず接することが出来ると聞いて、恋太郎は悔しさを滲ませる。
愛々の提案で等身大あみぐるみのカバーを恋太郎本人が着て、デートを続行した。
積極的な愛々の様子に恋太郎は思わず「好き!!!!」が漏れてしまう。
恋太郎は愛を返さずに愛々を幸せにする『あみぐるみの恋太郎』に対して負けを認めハグをする。
恋太郎「ありがとう もうひとりのオレ……!!」
この様子を見ていた愛々は恋太郎が恋太郎を顎クイする夢を見て悶々とする。
6巻表紙コンビの相方。
55話では、後述の新聞部部長の兎留々が愛々の姿をフレームに収めようとするのに対抗するため、愛々の修行にファミリー一丸となって協力した。
その中で、美々美は愛々のセーターを着て
美々美「どう思いますの 私のこの姿を」
美々美「うつく…?」
愛々「しい…?」
美々美「そうでしょう」
美々美「あなたが編んだ服——つまりあなたはこんなにも私を美しくすることができるんですのよ」
美々美「ちゃんと自信を持ちなさい華暮愛々 あなたはあなたが思っているよりも遥かに素晴らしい人間ですわ」
と鼓舞した。
後日、兎留々を「ミスディレクション・ビューティーフロー」という合わせ技で撃破。
その直後、突風で愛々の前髪が崩れて瞳を目撃した美々美はあまりの美しさに驚愕する。
美しさの秘訣を教えてもらおうとするが愛々の姿は既にそこには無かった。
美々美が注目を一身に浴びることで、目立つのを嫌う愛々は影となれる為、性格的には正反対だがとても相性がいい。
基本は先輩である美々美を愛々が立てるような形で絡む。
高等部1−4のクラスメイト。
控えめな性格同士馬が合うのか、編み物をしたりよく一緒に行動する。
よく静の後ろに愛々が隠れることが多い。
愛々は赤ちゃん化した際も静の後ろに隠れていた。
静はテディベビーを贈るが、ミスディレクションして静を戦慄させた。
120話ではミスディレクションすることを読んで静は腕を広げ、愛々の隠れるスペースを作る。
しかし、予想に反してミスディレクションは起こらなかったが、愛々が静の意図を汲んで徒歩で静の後ろに隠れた。
ヘッドドレス回で、愛々は風に吹かれる静を掴むことを優先し前髪が崩れるが、ちょうどヘッドドレスが目元に飛んできて事なきを得た。
高等部1−4のクラスメイト。
楠莉の『小さくなる薬』で凪乃が縮んだ際に、あみぐるみの服を贈った。
元の大きさに戻った時、服は破けてしまった為、愛々から修繕方法を教わっている。
130話で凪乃は『工場生産のような完成度』のあみぐるみを作るが、愛々の作るあみぐるみのような温かみが出せないと嘆く。
愛々のアドバイスで、毎日贈る人を想ってあみぐるみを握りながら過ごす凪乃。
凪乃は『くたっ』となったあみぐるみを以前小さくなった時の服のお礼として愛々に渡す。
愛々は恋太郎に贈るものだとばかり思っていたので恥ずかしさを隠しきれなかった。
お胸の揉み心地を味わう彼女。
モーミネーターとなり、揉むために地の果てまで追い続けようとする。
76話では、愛々のお胸について長々と解説した。
騎士華と剣道の手合わせをした際には、紅葉が愛々のお胸を揉んで消え背後の美々美に注目を集める「揉ミスディレクション・ビューティーフロー」を披露した。
憧れの歌姫『奇姫』本人。
お花高に転校してきたことについて胡桃と共に話題にしており、ファミリー加入時には「……え……!? まさか…き… 奇姫さん…!?」と驚いた様子を見せていた。
アイドル回では、『いつも画面越しに見ていた歌姫』を目の前で見て頬を染めていた。
姫歌から「悪かったところ」を相談され、迷いつつも「手の角度を左右で合わせる」ことを提案した。
姫歌は勇気を出して意見してくれたことに対して「ありがとう 愛々」と返した。
- 両親
静曰く愛々の両親は「容姿端麗」と噂になるほどで、15年経ってもほぼ容姿が変わらないほど若々しい美男美女。
両親共に(恐らく)黒髪で、艶ぼくろは父からの遺伝と見られる。
幼少期の愛々がミスディレクションでいなくなった際には「愛々ちゃああああん!!!!」「愛々ちゃん 愛々ちゃあああん!!!!」と2人とも叫びながら慌てふためいていた。(父は百貨店のガラスを突き破ってすらいた)
両親は現在に至るまで愛々の顔を一度も見ていないが、『いなくならずに健やかに生きてくれてさえいればいい』と割り切って生活している。
母は愛々の嬉しそうな様子から娘の恋愛を見抜き喜ばしく思っているが、父の方は娘の恋愛について気になって仕方がないご様子。
- 妹
118話で愛々が存在について言及した。
容姿等は不明だが、バスケをやっているらしい。
- 雉根田兎留々(きじねた とるる)
お花高の新聞部部長で父もマスコミ関係者。
ジャージに『新聞部』の腕章を付け、前髪と後ろ髪をゴムで縛っている。
記者としての好奇心から、愛々のことを『謎に包まれた美女』という事で追い回していた。
今までは撮る前にミスディレクションされていたが、修行で『全集中・記者の呼吸』を身に付け、愛々の全身像をフレームに収める。
そのまま記事にされてしまったが、恋太郎は新聞を全て回収した上で新聞部に松明を持って交渉しに行こうとしていたが、羽々里が理事長として穏便に解決しようとする。
しかし、羽々里は兎留々に恋太郎ファミリーのお付き合いをネタに脅されたことで敗訴する。
その後、兎留々は修行を経た愛々と美々美の『ミスディレクション・ビューティーフロー』の前に敗走。兎留々は代わりに写った美々美が『すごい美しかった』ので記事にしたらしい。
何気に今まで触れられていなかった「第三者から見た恋太郎ファミリー」について言及した数少ないキャラであり、今後ファミリーの敵となりうる存在かもしれない。
また兎留々は恋太郎とは直接顔を合わせていない為、ファミリー入りする可能性が無いとは言い切れない。
ちなみに、美々美や羽々里から「とろろ」、「トロル」、「ととろ」など、名前をかなりの回数で間違えられている。
余談
名前の由来は「目隠れ」から。
台詞こそ無いが、アニメでは第1話にて静や凪乃と共にモブとして登場している。
よって15巻裏表紙の薔薇の内、愛々をイメージしたものは中段中央。
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