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フラスコ

ふらすこ

化学実験用の口の小さな容器。
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概要

フラスコとは、化学実験で使う口の小さい容器である。主としてガラスでできている。
中に液体固体気体のこともある)を入れて保管したり加熱したり冷却したり混合したり、その他各種の用途に用いる。

絵に描かれるフラスコは、首が細長い状になっていることが多いが、現在はあのような形状のフラスコはメスフラスコを除きあまりお目にかからない。ほとんどの場合、首がかなり短くなっているのが普通である。
というのも、首が長くてはフラスコの中にものを出し入れしにくくて不便だし、中を洗うのにも一苦労するからである。昔は、加熱されて熱くなっているフラスコの胴の部分に手を触れずにすむように首の部分を持ち手代わりにしていたので、長い首をしている必要があったが、現在ではフラスコをつかむためのクランプが使われているので、フラスコそのものに直接手を触れる必要が無く、首が長い必要性も無くなってしまった。

いろいろなフラスコ

丸底フラスコ

フラスコと言ってまず連想されるのがこれであろう。名前のとおり、ほぼ球形のフラスコ本体に筒型の首が付いている。昔は上記のように細長い首をしているのが一般的だったが、現在ではやクランプでつかめる程度の短い首がほとんどである。
中身を加熱・冷却したり、振って混ぜたりするのに用いられる。
そのまま実験台などに置くともちろん倒れてしまうので、専用の台座が必要である。

ナス型フラスコ

本体部分が米ナスかのような形をしたフラスコ。首はとがった方の端に付いている。
丸底フラスコよりも表面積が大きい点を利用して、エバポレーター(減圧蒸留器)で溶液を減圧濃縮・乾固させるのに用いられる。首はエバポレーターに接続するために多少長めではあるが、それでも大きい物でも10cm足らずである。
「ナス型コルベン」(コルベンはドイツ語でフラスコのこと)または略して「ナスコル」とも呼ばれる。

三角フラスコ

本体部分が円錐形(横からのシルエットを見れば二等辺三角形)になっているフラスコ。首は短く、やや太めのことが多い。これに伴って口も広めに作られていることが多い。
開発者の苗字を取って「エルレンマイヤー・フラスコ」もしくは「エルレンマイヤー」とも呼ばれる。
底が平らなので実験台や棚などの上に直接置くことができる。また全体が円錐形で口が広めなので、じかにを入れて撹拌するのが楽である。また液体を加熱して突沸しても外へ飛び散りにくい。中に揮発性のものを入れても周囲の空気に触れる面積が小さいのでガスが拡散しにくく安定に保管できる。…などなどの利点を備えたフラスコである。このため現在では最も頻繁に使われているフラスコと言ってもよいであろう。

メスフラスコ

一定量の液体を正確に測りとるためのフラスコ。メスシリンダーよりも厳密に測りたい時に使われる。
細長い首をしていて、底は台などに置けるよう平らである。この首の部分に「標線」と呼ばれるが引いてあり、そこまで液体を入れることで一定の量を測りとれるようになっている。
なお、メスフラスコに溶媒と溶質を入れて溶液を調製することはあるものの、ほかのフラスコで調製できる場合は基本的にメスフラスコは使わない。あと、容積が狂うので、乾燥機や冷凍庫も含め、常温を越えた範囲で絶対にメスフラスコを加熱したり冷却したりしてはいけない。良い子のお約束だぞ。
ちなみにオスフラスコというものは存在しない。あしからず。

ブフナーフラスコ

高粘度であったり溶け残りの多い溶液に強制的に真空圧を与えてろ過する手法(吸引濾過)に用いるフラスコ。ブフナーは開発した化学者の苗字(ビュフナーのほうが原音に近い)。「吸引瓶」とも呼ぶ。
三角フラスコと同様の形だが、首の途中から垂直に短く細いが枝のように突き出している。フラスコの上に「ブフナー漏斗」という特殊な漏斗を置き、枝にホースをつないで真空ポンプで中の空気を抜く。そのうえでブフナー漏斗に溶液を注ぐと、真空圧のため溶媒がどんどんフラスコの中へ流れ落ちていく一方で、溶け残りの沈殿物が漏斗の上にたまるので、回収が楽にできる。

関連タグ

 化学 化学室 理科室 実験 錬金術
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「フラスコ計画」→めだかボックス

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