「できなかったことがあったなら それは努力が足りてなかっただけの話さ!」
「ボクのお腹をバットでボコボコに殴ってくれないかな!」
プロフィール
氏名 | 須藤育 |
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性別 | 女性 |
年齢 | 15歳 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(1−3) |
誕生日 | 1月9日 ※ |
星座 | 山羊座 |
一人称 | ボク |
CV | 高橋李依 |
※ 133話にて判明。由来は名前(い=1、く=9)の語呂合わせと思われる。
概要
作中最初のスポーツ系ヒロイン(女子野球部)。
恋太郎と同じ高校1年生だが、初めての別クラス彼女でもある。
「死ぬ気で努力すれば何でもできる」が信条のストイック少女。
しかし、自分を追い込み過ぎてストイックを通り越して、痛みに悦びを覚えてしまったマゾヒストでもある。
制服の着こなしは半袖にリボン、スカートの下にスパッツ着用と、恋太郎ファミリーの中ではややシンプルで動きやすさを重視したもの。
人物
口癖はキツい目に遭った時に叫ぶ「キッツ…♥」。
悦びを感じている時のみ、♥が語尾に付き、瞳も♥になることが多い。
ただし本人は口にしている自覚がないらしく、真似されると疑問符を浮かべたりする。
機会があれば積極的にキツイ目に遭おうとするし、その際に「ゴク…!」とよく唾を飲む。
騒動の際は盾役・タンク役を引き受けることが多い。
ケツバットは凪乃、芽衣、凛がこなすことが多いが、場合によっては唐音や楠莉などが行う場合もある。
ケツバットされることが多すぎて、「シリ」「ケツ」と聞いて「呼んだ?」と反応することもしばしば。
そのため、いつでもどこでもケツバットが出来る。
度を過ぎた練習によりオーバートレーニング状態(紅葉曰く「筋肉が阿鼻叫喚」)である様子。
紅葉のマッサージを受けると全身の筋肉痛を回復させられてしまうので、むしろ育にとってはダメージになる。
その様から、静からは「アンデッド」、胡桃からは「回復魔法でダメージ食らうタイプのモンスター」と言われた。
その全身筋肉痛状態こそを喜びとするドMなわけだが、その関係か体形は筋肉質でなく細身でスリム。
(筋肉は過剰に鍛える=痛めつけるとかえって萎む、極端な例ではジャック・ハンマーの過去の姿辺りが参考)
体力・耐久力も人間離れしており、そのフィジカルの高さから唐音などと共に体力担当も兼ねる。
ついでに言えば根性論の体育会系+ドMと合わせてメンタルも化け物呼ばわりされている。
肉体的な苦痛が一番だが、恐怖のような精神的な苦痛も好み。
そのため、ホラー映画鑑賞に皆を誘ったことがある。
ゲームは弟に頼まれてすることがあり、魔界村の2周目は(難易度が鬼畜なので)最高だと語っている。
その他、スマブラのVIP、ウィザー、Gルートなどハードモードを好む。
ドラクエのラスボスにギリ勝利した後の絶望感も好きらしい。
度を越したマゾヒストではあるが、明るく快活な性分のスポーツウーマンであり、コミュ力も高いのでファミリーの中ではムードメーカーのポジションである。
ボケ側に立つことが多く、ツッコミ側に立つことは稀。話のオチを担当することもかなり多い。
一応、ドMではあるが基本的に無意味に痛い目に遭おうとはせず、この点を除けば常識人。
また精神的に普通にキツい事や誰かの不幸(罪悪感等)は別勘定のため、「キッツ…」としょぼくれる事もある。
『打ったホームランで観客の女の子をケガさせてしまった』過去があり、『打席に立つとロクに打てなくなる』というトラウマを抱えていたがファミリーと恋太郎により克服できた。
練習量が異常なので、野球選手としての実力は投球・打撃共にかなり高い。
一番尊敬している野球選手は穂根実梳瑠(ほねみ けずる)選手。
容姿などは明かされていないが、名前から察するに超ストイックなのだろう。
運動部であるため、爪は割れないように先を真っ直ぐに切り揃えている。
服装は動きやすいスポーティーな服を好む。
だが、恋太郎とのデートでスカートを履いた際は履きなれない違和感もだが、締め付けが緩い事に不満を抱いていた。
妹発案の貸し衣装デートでは、同じボクっ娘の詩人と共に男子制服を着こなし、「2人とも 美少年… というか… 顔良〰〰〰!!!!」と妹を悶えさせた。
ナディーから「自分のなりたい自由な姿」の提示を促された際は、大リーグボール養成ギプス姿を披露している。
耳や胸をはむはむされたり揉まれたりすると普通に照れて乙女のような反応を見せる。
酔う(みたいになる)と乙女上戸になるが、セリフの内容は「おしり… 叩いていいよ…」であり、魂はいかついまんまだった。
彼女になるまで
8人の彼女達がフードファイトの代償解消のため秘密の女子力修行をするため、恋太郎は一人で屋上を後にする。
(8人の内胡桃はいくら食べても太らない体質なので「あたしは別にいいってのに…っ」と拒否しており、芽衣はフードファイトに参加していない)
彼女達のストイックさに恋太郎は
「世界一かわいいのにさらなる高みを目指すハングリー精神…ッ!!!」
「そのうちギネスに載るな…」
「じゃなきゃギネスがおかしい」
と呟きながら下校する。
その時。恋太郎はお花高の校門前でバットを振る育とビビ——ン!!する。
育の所属する女子野球部は元々部員が9人だったが、全国優勝するために育以外の8人はアメリカへ野球留学に行ってしまい、現在部員は育1人。
来週の練習試合で勝てなければ廃部となってしまうので、助っ人を募集していると育は話す。
野球部に入ってもらう為に校門前で素振り実演しているのだが
育「10126…! 10127…!」
とストイックに朝4時間早く登校し休み時間も勧誘していると語る。
育は「筋トレはキツければキツい程効く感じがして楽しくない?」と恋太郎に聞き
「軋み痛む腕…! ちぎれそうな指…! 全身に走る激痛…!」
「はああああキッツぅうう〰〰〰!!♥」
「もっとキツくならなきゃ… 痛くて辛くて…壊れちゃうような…!♥」
と続ける。
この様子を見ていた恋太郎は「ストイック通り越してただのMじゃない?」とツッコむ。
恋太郎が部員集めの手伝いを提案し、結局恋太郎がノックを打って育が捕球する守備練習の実演に落ち着いた。
部員勧誘は上手くいかなかったものの、育は「人とやる野球は楽しい」と喜び次の日も一緒に野球の練習をする約束をする。
また恋太郎と野球をやることを楽しみにし、恋太郎への恋心を自覚した育は、翌日『廊下で手を繋ぎながら歩く恋太郎と凪乃』を目撃してしまう。
時は流れ夕暮れの放課後、育は恋太郎に告白する。
「愛城君 ボクと付き合ってください」
それに対する恋太郎は
「ごめんなさい」
「実は俺には… 彼女がもう—— …8人もいるんだ」
「これ以上の人数は… ちゃんと幸せにできるって確証が …俺の中にない」
「軽率に君の気持ちを受け入れて 傷つけるようなことだけは死んでもしたくないから …ごめんなさい」
と意外にも育をフってしまう。
育は『——これが ボクの 初めての 恋 そして 失恋』と感じ
『キッッツぅううう〰〰〰!!!!♥』
『痛い!!!♥ 痛い!!!♥ 痛い!!!♥ 胸が……ッ 張り裂けそう……ッ!!!♥』
『ボクに教えてくれてありがとう愛城君…』
『この世界に—— こんなキツいのがあったなんて…!!!!♥♥♥♥♥』
と失恋のショックのキツさで悦ぶ。
『凪乃と手を繋いでいるのを見てゾクゾクしている育の様子』から〝フられるキツさを体験したがってる〟ことを感じ取った恋太郎は〝フる演技〟をしたのだが、耐えきれずに血反吐を大量に吐いてしまう。
フったのは嘘で、本当の告白は「はい」だと訂正し
「確証なんてものはないけど俺には——— 死んでも皆を幸せにする覚悟しかない!!!!」
「血を吐こうが 四肢がもげようが 細胞の一粒でも動く限り」
「俺は俺の持つ全ての生命を 皆を幸せにする事のために 費やしてみせる所存ッッッ」
と宣言する。
〝彼女の幸せ〟に対してストイックな恋太郎の姿勢は、『まるでボク以上…!!!』と育の心を射止め、9人目の彼女として恋太郎ファミリーに加わった。
育が年下でも古参のメンバーを『先輩彼女』と立てる体育会系だった為、恋太郎ファミリーとは衝突もなくすぐ馴染んだ。
凪乃「奇人は馴染むのが早い傾向にある」
その後、ダイエットで『ただただ走る』ことが苦痛だった他の彼女達は〝野球部の助っ人〟として練習試合に身を投じていく。
こうしてモンスターは生まれた
5巻のおまけ漫画で明かされる育の兄・育也(いくや)が語る過去の家族の話。
育が野球に興味を持ったのは、育也が野球好きだった事に起因する。
幼い育は兄と共に野球の練習に励むが、下手くそな上きつい練習にすぐ音を上げる。
育也は『根性のないダメなやつ』になってしまうことを心配し、育に投げ出すことなくキツくても頑張るように発破をかけた。
努力の成果で初めてのヒットと成功体験を得たことで育には「キチュいのはいいこと」と刷り込まれ、以降は取り憑かれた様に努力を重ねながら、内心で「キチュいのはうれしい」「キチュいのはしやわせ」と自分に言い聞かせるようになる。
その結果、特訓を重ねて凄まじいレベルで上達するが、素振りを深夜になってもやめなくなってしまった。
そんな育を怪しんでいた兄の育也だが、ある日家族揃って見ていたテレビのコントのケツバットをみんなが笑う中、育だけは熱い眼で息を荒くしていた。
そして深夜、不審な物音で目覚めた育也がその正体を確かめに行くと、扇風機にオモチャのバットを結びつけた自動スイング装置でケツバットに興じる育の姿があった。
「キッチュ…!!♥」
育也は「自分の判断で妹をモンスターにしてしまったのではないか?」と後悔していたが、高校生になった育は深夜にそんな事はしなくなった為、安堵している。
しかしお花高の屋上では、「扇風機の威力では活が入らない」と呟きながら芽衣のケツバットを受ける育の姿があった。
関連キャラ
皆さんご存じ運命の人。
野球回後も、野球の練習に付き合っている姿が度々見られる。
フる演技でも血反吐を吐いてしまう位に彼女を傷つけることに躊躇いがあるので、恋太郎が育にケツバットをする場面は見られない。
60話では育と共に『破怨』というホラー映画を見に行った。
育はキツくて楽しそうにしていたが、幽霊などが苦手な恋太郎は全関節がフィーバーするほど怖がっていた。
その後は育とバッティングセンターに行き、高速で動く的に打球を当てるとスペシャルホームラン賞の穂根実選手の『サインバット』を貰えると知る。
『サインバット』を取るべく、バットを振る育を応援する恋太郎。
隣のレーンでは毎日通っているカップルの彼氏(カズト)が打席に立ち、『サインバット』を狙っていた。
隣のカップルの彼女(ミカ)から「彼女の方が打ってて どっちが彼氏か分かんなくな〰い!?」と嫌味を言われる。
しかし、男の子っぽいのを気にしてスカートを履いてきた育は精神的ダメージでイキイキしだし、恋太郎は褒められたと思い「彼氏の俺より100倍かっこいいよーッ!!!! ♥♥♥」と叫ぶ。
その後、カズトの「ミカの方がかわいいから」という発言に「おい どこに目ぇつけてんだ 育は全人類の一兆倍かわいいだろうが」と恋太郎がキレたこともあり、バッティングは彼氏対決に。
大好きな育が応援してくれる為バテない恋太郎は当たるまで打ち続け、球は遂に的に命中する。
野球によって怪我して手術を怖がる妹を勇気づける為にミカが『サインバット』を贈ろうとしているという事情を知った育は『サインバット』をミカに譲る。
恋太郎は「よかったのか…」と聞くが、育は
「ボクはサインバットよりも一兆倍嬉しい 恋太郎のスペシャルホームランをもらったから」
と返事する。
恋太郎は「スカートも似合ってるけど 無理せず育が着たい服を着てほしい」と言い
「俺は ありのままでボーイッシュな育が大好きだよ」
と言う恋太郎。
育の応援のお陰で限界を超えて動けていた恋太郎は体が動かせず、育にお姫様だっこしてもらいそのままキスをする。
73話では、無茶をする育のために『人体が壊れないギリギリのライン』を自身の体で確かめていることが、育の口から語られた。
5巻表紙コンビの相方。
キツいのが好きな育と尽くすのが好きな芽衣とでは(育は欲望、芽衣は忠義の為と本質は異なるが)気が合う方。
かくれんぼ回では、その気質ゆえ「学校の廊下の天井」というキツい場所を二人揃って選んでいた。
88話では二人で『ケツバッティングセンター銘藤』を出店。
そのサービス内容は、『芽衣が投げたボールを育がキャッチするのと同時にケツバットをする』というもの。
ケツバットの威力に応じて『ケツバット君のキーホルダー』が貰える。
修行回では、育が本気修行に誘い、芽衣から同意を得て2人で本気寺に赴く。
達成者が過去たった1人しかいない過酷な修行を〝2人で〟達成した。
120話では芽衣が育の気持ちに応えるために普段から「ケツバット様」の練習をしていたことが判明する。
しかし、育と相性の良すぎる凛の加入で状況が一変。
芽衣は育の幸せのために(寂しそうにしながらも)ケツバットから身を引こうとしたが、育から「シメは芽衣さんのキレのあるケツバットじゃないと!」と言われ、笑顔でケツバットした。
遂に現れた育と相性バツグンの彼女。
『バイオレンスを受けるのを好む育』『バイオレンスを施すのを好む凛』と、互いの需要と供給が嚙み合っており、絡みが多い。
ただ力任せの暴力といった感じらしく、芽衣の方がキレはあるらしい。
凛が初登場した時から育とコンビを組むことを読者から予想されていたが、次の回で早速
ケツバットをして「バイオレンすわ〰〰!!!!」「キッツ…ッ!!♥」とシンクロしていた。
以降はアイコンタクトでケツバットに興じる事もあり、夜プ回で楠莉の薬で2文字縛りとなった際も、「キ♥」「バ♥」と相変わらずケツバットを楽しんでいた。
ケツバットを楽しむ二人の姿はまだ見慣れない新彼女からは奇怪に映るらしく、姫歌からは「奇人&奇人じゃない!!!!」、先からは「あいつらどうかしてんのかい…?」と言われていた。
どちらも欲望に忠実で、蠱毒組に名を連ねるコンビ。
52話では『羽々里は瑞々しいお尻を触りたい』『育はキツさを感じたい』という双方の欲望の合意からお尻を叩き続け、知与に「存在ゔーッ」と指摘され包帯でぐるぐる巻きにされた。
終わってる3人回では、百八を加えた3人で恋太郎とデートするが、育と羽々里は太鼓の達人をし続け、百八は酒を飲むだけでデートが終わってしまった。
恋太郎が見せたいものを見ずに自らの欲望に従ってしまった3人は、恋太郎にデートのリベンジを申し込む。
3人で欲望への誘惑をそれぞれカバーするが、恋太郎が見せたかった〝鬼ぶっころし無料配布つき鬼ベビちゃんコス鬼アスレチック賭けレース〟という3人の好きなものが融合した催しで陥落。
3人の幸せそうな顔を見て、恋太郎も満面の笑みを見せていた。
高等部1−3のクラスメイト。
育が花を必要としていた恋太郎に山女を紹介したことが、恋太郎と山女のビビーン!!に繋がった。
山女は自分のせいで他人がケガをしてしまうのに負い目を感じてしまう為、キツさを求める育とは相性が良いとは正直言い難い。
一方で、山女を支えると恋太郎でも腕や脚を壊してしまう為に、育は(キツさを求めて)山女を支えようとしがちである。
山女はケツバットを頼まれた際に「育サンのお尻だって生きてるんだど…!」と断っている。
闇鍋回で、育は山女の入れた食用薔薇を引き「そういう修業か」と意気揚々と食べたものの、普通に美味しかったのでテンションダダ下がりな反応を見せた。
その後落ち込む山女に謝り、罰として素振りを一億回しようとしたが知与に止められている。
山女でも届かない高所のダンボール箱を取る際には、育が山女を肩車する形となった。
いつも肩車の下になることが多い山女は、幼少期父に肩車された記憶を思い出して育に感謝している。
その後、山女を肩車した影響で育は足腰を痛めたのでお姫様だっこされ運んでもらう。
運動部(騎士華は剣道部)の先輩。
育の根性論に対して騎士華は騎士道を重視しており、二人とも体育会系な思考の持ち主でその点は気が合う。
コンビで、静からは〝精神論者〟唐音からは『脳筋運動部』とツッコまれた。
その一方で、騎士華の甘え気質や幼児退行とは反りが合わず、割と塩対応。
騎士華加入時に、育は(ケツを押さえながら)騎士華の太刀筋に憧れていると話した。
紙風船を付けた剣道の手合わせで、育は先鋒を切り騎士華の『面』を受ける。
しかし、柔らかい刀で紙風船を切っただけなので、キツさは無く落胆していた。
騎士華の方は後輩の育にラーメンを奢るなど、育の前では先輩らしい振る舞いが目立つ。
ある日の早朝、育と騎士華と美々美はばったり会い一緒にランニングをした。
キツさを味わう/騎士道精神を鍛えるために、育と騎士華はペースを上げて美々美を置き去りにして競走を始めていった。
- 家族
父・母・兄・育・弟の5人家族。
須藤家の過去については、項目『こうしてモンスターは生まれた』を参照。
3人兄妹のデザイン原案はこのような感じとなっている。
3兄妹とも父親譲りの太眉で、母のみ眉が細い。
本編ではほとんど出番はないが、育がデート服を選ぶコマで母と兄がドアの隙間から見守っている。
- 寿裸漆区(じゅらしっく)高校女子野球部
育の所属する女子野球部の廃部を賭けた練習試合の相手。
寺野サウル子(3年・ピッチャー)は、ストレートしか投げられない代わりにパワー全振りで、バットさえも弾く威力をもつストレート『暴君竜の大砲(ティラノ・キャノン)』なる技をもつ。
さらに、一日一投限定で『暴君竜の大砲 全力投弾(フルバースト)』という全力投球があり、打者の腕を壊す破壊力を持つ。2回投げると投手・捕手の肩や腕も壊してしまう。
辺路木ラプ子(3年・キャッチャー)は、「キシシ」と独特な薄ら笑いを浮かべ策略を巡らせた。
ラプ子は、サウル子とのバッテリーに『必狩双竜(デステニーハントバッテリー)』という異名を付けている。
ラプ子は『育が過去にホームランで観客をケガさせてしまいトラウマを抱えている』ことを知っており、『暴君竜の大砲 全力投弾』で育の腕を壊した。
ラプ子は念押しで、最も運動の苦手な静を精神攻撃するが、それがファミリーを憤怒させることになってしまう。
恋太郎ファミリーは『穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた愛の戦士超アイヤ人』となり、育の腕も復活。
最後は、服が少林サッカーのように弾け飛んだ育にサヨナラホームランを打たれ(打球は恋太郎が場外で受け止め)敗北。
単行本のおまけページにて、試合後両チーム合同で焼肉に行き仲良くなったことが描写されている。
後に、アイドルとしてステージに立つ『恋太郎ファミリー』の応援にチーム全員で駆け付けたりするなど、味方のポジションとなっている。
育も知らないくらい遠い血縁が経営する企業グループ。
作中で珍騒動の発起役となり、幾度も恋太郎ファミリーの前に立ちはだかる。
余談
名前の由来は「ストイック」から。
もっとも育の場合ストイックというよりドMだが…
野球部なので「ストライク」もかかっているのでは?という意見もある。
また名字の読み方は「すどう」ではなく「すとう」である。
33話の次回予告『女の子だって甲子園♥』や68話の発言から、育の所属する女子野球部は甲子園を目指していると分かるが、育が誌面に登場した2020年当時は女子野球の試合が甲子園で行われた前例はなかった。
現在では、2021年を皮切りに決勝のみ聖地甲子園で女子野球の試合が行われるようになっており、夢物語ではなくなっている。
よって15巻裏表紙の薔薇の内、育をイメージしたものは下段中央。
関連動画
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