美杉美々美
うつくしすぎみみみ
「仕方ありませんわ嫉妬されても… それが美しさの境地に生きる者の定めとか」
氏名 | 美杉美々美 |
---|---|
性別 | 女性 |
年齢 | 16歳 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(2−2) |
誕生日 | 3月3日 ※ |
星座 | 魚座 |
一人称 | 私(わたくし) |
CV | Lynn |
※ 133話にて判明。由来は名前(み=3)の語呂合わせと思われる。
本編の主人公である恋太郎の10人目の運命の人。
薬膳楠莉に続く2人目の先輩ヒロイン。
28人目の宇佐美椎奈が加入するまでは恋太郎ファミリーの中で長らく唯一の高校2年生であった。
美意識が高く、そしてその美を高める・維持する努力を怠らず、何よりも自分自身の美をこよなく愛するナルシスト。
制服は上品なお嬢様風にアレンジされており、野澤先生のポストによると、コルセットは体形維持の為のもの。
(外してもそんなに印象は変わらないが)
モデルのような長身で、恋太郎よりも背が高い。
ファミリー内では山女に次ぐ長身で、椎奈とほぼ同じ身長である。
外見やお嬢様言葉からいかにもセレブな雰囲気を漂わせているが、本人はお嬢様ではない庶民。
お嬢様言葉は『これで君もお嬢様口調』という本などによって独学で身に付けたもの。
語尾は「ですわ」、「ですのよ」、「ごめんあそばせ」など。
しかし独学のため、「迎え入れられて差し上げてもよろしくってよ」「ご覧なさるべからずあそばせ」のようにたまにお嬢様言葉の使い方が怪しいことも。
誰に対しても「さん」付けで呼び、「クソ」のような汚い言葉遣いをしないよう気を付けている。
口癖は「ふふーんですわ」。
なお、美々美自身のセリフとは別に擬音として表示されることもある。
そして、「ふふーんですわ」には派生のバリエーションが多数存在する。
(例) つるーんですわ、さくーんですわ、ふにゅーんですわ、ずずーんですわ、など。
もう一つ、美々美特有の擬音として「美シィィィィ!!」がある。
こちらは、指差しながら何かを指摘したり、メンコを地面に叩きつける時に発生する。
美容に対しては徹底的に妥協を許さず美しさを求めており、お肌のメンテナンスは欠かさない。
ファミリーから美容関係について相談を受けることも多く、メイク講座を開いたりと美々美の方も積極的に協力している。
美容に良い睡眠や運動や食事には常日頃気を使っている。
磨き上げられたお肌はすべすべ過ぎて、温泉の床を滑ってしまうほど。
紅葉と共に運動会の大玉に巻き込まれ、潤滑油のような役割を果たした。
しかし、すべすべのおでこは日光を弾き、太陽拳と呼ばれたことも。
紅葉「ミミ神様を見ると目が潰れるわい…」
美容の為に使うお金は全て美々美本人がアルバイトをして稼いでいる。
新聞配達のバイトは美容の為の運動も兼ねている為、足が速い。
足の速さについては陸上のアスリートからもお墨付きをもらうほど。
新聞配達以外でも朝ランニングをしているが、ジョグでフルマラソンを走ろうとした恋太郎や育や騎士華の根性のようなランニングとはベクトルが違い、あくまで無理のない程度のもの。
オフはテレビなどを見ながらヨガをしている。
食事は美容に良い効果や栄養素を含むものを好む。
例としては
・よく噛んで小顔効果のあるタピオカ
・美容効果絶大なミックスナッツ
・コラーゲンを多く含むフカヒレ
・生活習慣病の予防やストレスや疲れを和らげるリラックス効果が高い玄米茶
・ビタミンや油と相性のいい栄養素を多く含むサンチュ
など。
食べ物で服が汚れることを嫌うため、汁が跳ねたり零れやすいものはあまり好まない。
しかし、美しく食べるためならマトリックスのような回避をすることも。
ちなみに、酔う(みたいになる)と優雅な絡み酒が始まる。
人気投票回のドレスや「凪乃になでなでされて昇天しそうになった時の魂」など、美々美の衣装にはマーメイドドレスの要素を取り入れていることが多い。
ナディーから「自分のなりたい自由な姿」の提示を促された際は、小林幸子さながらの特大衣装を披露した。
歌唱はオペラ風。
演技については百八からは様になっていると評価を得ているが、美々美自身は難しいと言っており納得のいくものではなかった。
恋太郎の提案で当時のファミリー21人分の特徴を捉えた「演技」を披露し、感情まで役になりきるきっかけを掴んだ。
美容関連の美しさに詳しい美々美だが、美術・芸術方面の美しさに対しては恐らく造詣が深くない方と思われる。
恋太郎が感嘆していた「ショッピングモールのモニュメント」に対して「この程度」と特に美しいとは思っていない様子で、芸術的な映画を見ても「ちんぷんかんぷん」と漏らしていた。
赤ちゃん化した時の描写から、目に見えてキラキラと輝く宝石やダイヤモンドのような美しさが好みなのだろう。
初期は楠莉と共に「何でファミリーの上級生こんなのしかいないのよ」と言われており、美々美は美容・美しさ関連でボケ要員を務めることが多かった。
しかし、彼女が増えていくにつれツッコミに回ることも増えており、相対的に常識人枠の立ち位置に立つことも増えていく。
イライラは美容に悪いためキレてツッコむのではなく、(一般常識の観点から見て)疑問を呈したり、訂正したりするような形でツッコむ。
最初の先輩ヒロインである楠莉がほぼ子供の姿なため、「上級生としての振る舞い」が目立つヒロインは実質美々美が初めて。
しかし、エイラと化粧品を見繕い合った際には、貴重な後輩ムーブを見せている。
家族構成及び幼少期の様子については、あまり詳しくは描写されていない。
174話で実家が「とうふ美杉」という豆腐屋を営んでいることが判明した。
華劇部の演劇では豆腐の美容にまつわる蘊蓄で場を繋いでいたが、実家の豆腐屋由来の知識を話していたものと思われる。
美々美本人曰く、5歳の頃には童話のプリンセスにライバル意識を燃やすほど、既に美意識が高かったらしい。
全身が美意識で出来ていると言っても過言ではなく、常に〝美しさ〟を基準にモノを考えているストイックな人物である。
そのため、ナルシストでありながら他人と自分を比べて見下すような事はせず、人の容姿を馬鹿にすることは断じてない。
ファミリーの為なら時には自分の美を崩すことも「美しい」と考えることもある。(胡桃がディープキスに興味を持った時や運動会で走った時など)
容姿が美しい、言動が美しい、所作が美しい、そして生き方が美しい人なのである。
美しいと噂のモニュメントを下見しに、恋太郎がショッピングモールを訪れていたある日のこと、「モニュメントよりも私の方が全然美しい」と口にする美々美と「ビビーン!!!」する。
美々美は恋太郎の手を握りながら
「私と付き合う権利を差し上げますわ!」
「嬉しくてたまらないでしょう? こんな美しい私の恋人になれるなんて!」
と語りかける。
その後、お花高の先輩後輩と知った美々美と恋太郎。
しかし、美々美は恋太郎の姿が自分には釣り合わないと思い、恋太郎を美しくしようと画策する。
美々美のコーディネートによって、恋太郎は結構お高め円の真っ白な服に銀髪のウィッグ、赤眼のカラコンと凪乃を彷彿とさせる姿に変身。
その後、美々美は『過去に一人だけ、美しさで敗北した相手』がいることを語る。
恋太郎は、こんなに美しい美々美が敗北するなんて一体どれだけ美しい相手だったのか「凪乃とかかな?」と推測する。
美しさゆえに人々の視線を集める美々美と恋太郎。
とあるカップルからは「金持ちに産まれりゃいい服やコスメで化けんだよ」と嫉妬される。
それに対して美々美は、美容の為のお金を新聞配達(兼ジョギング)によって得て美顔ローラーやお嬢様言葉の練習などを日々積み重ねており
「——美しさとは何かから与えられるものではなく 自分自身で作り上げていくものなんですのよ」
と語る。
さらに、嫉妬とは〝憧れ〟であり〝賞賛〟であると解釈し
「人類よ どうぞ この美しい私にお嫉妬あそばせ!!」
と誇らしげに話す。
この美々美の発言に逆上したカップルの彼氏は、タピオカミルクティーをかけ美々美の服を汚そうとするが、恋太郎が身を挺して守る。
彼氏は警備員から逃れようとして自分の撒いたタピオカに滑り倒れかけるが、恋太郎が支えたため服を汚すことはなかった。
彼氏はなぜ自分を庇うのか恋太郎に問いかける。
恋太郎は「美々美ではなく自分の服が汚れただけ」「(彼氏は)〝大好きな彼女のため〟にやったことだから心からは憎めなかった」と話し、彼氏の心を動かす。
「こいつァ見上げた彼氏オブ彼氏」キュン!!
彼氏は改心し服を弁償しようとするが、恋太郎は「いいよ 謝ってくれるなら」と許す。
その後、彼氏は警備員に自首を宣言し彼女と共に去っていった。
この一連の流れを見ていた美々美は「こんなものがなくても あなたの心は美しい」と恋太郎に被せていた銀髪のウィッグを外し、(付き合う事を断られるのが怖くて)恋太郎の返事を聞こうとしなかったことを謝り、告白する。
「──私は愛城君のことが好きですわ 私と…付き合ってください」
恋太郎もこちらこそと返すが、彼女が既に9人いることを打ち明ける。
最初は何の冗談かと美々美は驚愕していたが、自分が記念すべき10人目と知って気を良くし、恋太郎ファミリーに加入しようとしたその時静と凪乃に遭遇する。
凪乃こそ『美々美が過去に美しさで敗れ屈辱を味わわされた相手』であり、恋太郎はいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも彼女のことを考えていて、予想でネタバレしたことを読者に謝罪する。
凪乃のいるファミリーには入りたくない美々美は「ファミリー追放をかけた『美しさ探し』」を凪乃に持ちかける。
(『美しさ探し』とは世界美しさ協会公式認定競技で、「お題」の「美しい所」を完全数の〝6〟分以内に指摘し、審判が「美しい」と判断すれば1ポイント、ポイントの多い方が「お題」の勝星を獲得、それを繰り返し最終的に勝星の多い方が勝利する競技である。)
効率重視の凪乃が受けて立つ訳がないと考えた恋太郎だったが
凪乃「受けて立つ」
とナノノが立っちゃったことを見て静と共に困惑していた。
そして、お花高の屋上に舞台を移し『美しさ探し』の対戦が始まった。(審判は恋太郎)
ファミリーのことをまだよく知らない美々美は「外見的な美しさ」、それに対し凪乃は「内面的な美しさ」を中心に指摘し、ゲームは進んでいく。
愛ゆえに凪乃が静に「かわいさ」しか見つけられずバグったこともあって同点となり、決着は最後の「お題」である「恋太郎」の『美しさ探し』に委ねられる。
審判は恋太郎から芽衣に交代し、美々美・凪乃共に美しい所を指摘するが、恋太郎は力ずくで自分の美しさを壊していく。
ゲーム終了時に立っていたのは、髪や眉毛を全て剃り、代わりにゲジゲジ眉毛と髭の付いたパーティー眼鏡を掛け、額に肉と書き、「オラはスケベだ」と書かれた襷を掛け、天使のような翼を付け、スカートを履き、股間からアヒルを生やしてコマネチしている『かつて恋太郎だった生き物』だった。
恋太郎の奇行の甲斐もあり『美しさ探し』は引き分けとなって「追放者は無し」となったのだが、美々美は「凪乃に勝てなければ〝負け〟」と恋太郎に別れを告げ立ち去ろうとする。
しかし、それに待ったをかけたのは凪乃だった。
過去、美々美の思いを踏みにじってしまったことを謝罪し、恋太郎ファミリーのみんなと同じように、今度は美々美とも友達になりたいと吐露する。
(※美々美と凪乃の過去については後述の『美々美と凪乃の中学時代、そして現在』の項目にて)
美々美の返事は
「今更気づいたんですのね 私の美しさに!!!!」
「まあ そういう事でしたらお友達になって差し上げてもよろしくってよ!!!!」
と凪乃の思惑とは異なる回答だったのだが、無事美々美も恋太郎ファミリーの一員となったのだった。
美々美と凪乃は『美嶺中学校』という中学校出身。
2人とも中学時代は今より髪が短く、美嶺中の制服は自由度の高いお花中とは違い一般的なセーラー服となっている。
中学時代の美々美が校内で凪乃を見かけた際、
「栄逢さん…!! なんて美しい生き物なんですの…!!」
「どうにかしてお友達になりたいですわ……!!」
と思い、勝手に『ビューティーコンテスト』に2人分応募したのが凪乃との因縁の始まりだった。
美々美は恐らく自分が優勝し、準優勝するであろう凪乃と表彰台で言葉を交わし、共に美しさを高め合う関係となることを夢見ていた。
しかし、美々美の目論見には二つの誤算があった。
一つ目は、美々美ではなく凪乃が『ビューティーコンテスト』で優勝したこと。
二つ目は、中学時代の凪乃が「友人を作ることなど無意義」という考え方だったこと。
美々美は凪乃が優勝した際に「美しさは嘘をつかない」と負けを潔く認めており、その上で「友達として共に高め合っていきましょう」と握手を求めるが、凪乃に「友人なんて無意義 そんなものに費やす時間はただの無駄」と拒否される。
この時の屈辱は美々美に大きな影響を与えており、恋太郎とビビーン!!!した際には凪乃と同じように告白を断られるのが怖くて、一方的に話を進めていた。そのことは告白前に恋太郎に謝っている。
それから、美々美は凪乃に敗れた屈辱を晴らすため、『世界一美しくなること』を目指し日々研鑽を積んできたのである。
時は流れ、高校生になった美々美と凪乃は同じ恋太郎ファミリーとして過ごしていく内に少しずつ心を通わせていく。
161話では凪乃から『美嶺中学校』の文化祭に誘われ、2人で母校に舞い戻る。
2人で文化祭の展示や催しを楽しむが、その中で『ビューティーコンテスト』の時の写真を発見する。
美々美は過去の屈辱を思い出すが、隣の凪乃も浮かない表情をしていることに気付く。
後悔や罪悪感から凪乃が贖罪のため文化祭に誘ってきたことを美々美は感じ取り、それを払拭させるため『ビューティーコンテスト(一般の部)』の再戦を申し込む。
雪辱を果たしたい美々美とその思いを汲み取った凪乃は全身全霊で勝負し、結果は2人の同票優勝となった。
あの時とは違い、凪乃に並べた美々美。
美々美は「あの時の悔しさがあったからこんなにも美しくなれた」「凪乃のあの時の判断に感謝している」と述べる。
そして、あの時と同じく「これからはお友達として── 共に高め合っていきましょう…!」と握手を求める美々美。
それに対して今度は「──ええ ありがとう──美杉美々美」といい手を取った凪乃。
手を取り合った2人の美しさは、全てを照らす光となり観客の目を奪ったのだった。
◆見ろ。美が光のようだ。 (雑誌掲載時のアオリ)
皆さんご存じ運命の人。
美しくなるためにキスしまくった際には画風が変わった彼女たちに対して、彫刻のような姿になっていた。
73話では、美々美の指がすべすべ過ぎて紅茶を落としそうになった時にストローで全て吸引したことが美々美の口から語られている。
華劇部から劇の依頼が美々美に舞い込んだ際、 キスシーンが急遽追加されたことを知って
「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
「ぐううおおああ 俺の大好きな美々美先輩が他の好きでもない男とキスをするなんて死んでも嫌だ!!!!!」
「そんな事されるくらいなら頭から鳥取砂丘かぶった方がマシだ!!!!!」
と独占欲を山中で爆発させていた。
その後恋太郎は思いをこらえて、美々美が舞台に立つ姿を見たいと伝えるが、美々美からは「本当の気持ち」を聞かせてほしいと言われ本音を打ち明ける。
「……本当は…… ……死ぬほど嫌です……」
結局、降板をちらつかせたことでキスシーンは削除された。
そして演劇本番、美々美のあまりの美しさに足が震えて立てなくなった華劇部に恋太郎は喝を入れる。
華劇部から泣きながら代役を懇願され、恋太郎は舞台に上がり華劇部の役を全て一人で演じきった。
王子役が恋太郎になったため、演劇はキスシーンでフィナーレを迎えた。
しかし、話題となったのは美々美の美しさではなく「1人16役の人」恋太郎だった。
6巻表紙コンビの相方。
55話では、新聞部の兎留々が愛々の姿をフレームに収めようとするのに対抗するため、愛々の修行にファミリー一丸となって協力した。
その中で、美々美は愛々のセーターを着て
美々美「どう思いますの 私のこの姿を」
美々美「うつく…?」
愛々「しい…?」
美々美「そうでしょう」
美々美「あなたが編んだ服——つまりあなたはこんなにも私を美しくすることができるんですのよ」
美々美「ちゃんと自信を持ちなさい華暮愛々 あなたはあなたが思っているよりも遥かに素晴らしい人間ですわ」
と鼓舞した。
後日、兎留々を「ミスディレクション・ビューティーフロー」という合わせ技で撃破。
その直後、突風で愛々の前髪が崩れて瞳を目撃した美々美はあまりの美しさに驚愕する。
美しさの秘訣を教えてもらおうとするが愛々の姿は既にそこには無かった。
美々美が注目を一身に浴びることで、目立つのを嫌う愛々は影となれる為、性格的には正反対だがとても相性がいい。
基本は先輩である美々美を愛々が立てるような形で絡む。
前述の通り同じ中学の後輩。
美々美の中では「凪乃は美しい」存在なので「かわいい凪乃」は解釈違い。
凪乃が美しさを損ないそうになると、美々美が必死で直すことが多い。
待望の同級生彼女。しかし、クラスは別。
美々美は椎奈のことを「うさちゃんさん」と呼ぶ。
ある日、椎奈が「べったりしすぎて人から距離を置かれてしまう事」を不安視しているのを汲み取り、美々美はその淋しさを自分にぶつけるよう提案する。
その後椎奈に
「美々美ちゃん美々美ちゃん 聞いて聞いて」
「美々美ちゃん美々美ちゃん美々美ちゃん美々美ちゃん」 (以下略)
とアクセル全開で迫られる。
それに対して美々美も
「うさちゃんさんうさちゃんさんうさちゃんさんうさちゃんさん!」 (以下略)
と対応するが、椎奈は嬉しそうな顔で100回以上の「美々美ちゃん♥」を口にしながらお手洗いの個室にまで同行する。
椎奈は上機嫌で美々美にべったりし続けるが、美々美の表情から無理していることを悟り距離を置こうとする。
美々美は「恋太郎なら椎奈にあんな顔をさせない」「自分の心の美しさは恋太郎には遠く及ばないが椎奈に淋しそうな顔をさせたくない」と思い、ファミリーに助力を求める。
ファミリーから求められ忙しくも幸福そうにする椎奈は、淋しさを自分にぶつけるように提案してくれた美々美に礼を述べる。そして
「私は 美々美ちゃんの心はもうとっくに 恋太郎君に負けないくらい美しいと思うよ!」
と発言し、「見る目がおありですこと」と美々美の心を掴む。
その後、美々美は椎奈とお手洗いにご一緒するが個室までついてくるのは誤った距離感だと指摘する。
- 警備員
カップルの彼氏が美々美にタピオカをかけようとしていたのを目撃した警備員。
美々美初登場回しか出番はないのだが
「おめッッ 何やってンだおめッッ オラと言う警備員は見てたどッ」
「おンめ〰他のお客様にそだらことしやがって」
「人生めちゃくちゃにしてやるッッッ」
「精神攻撃は勘弁してやるッッ」
という独特の訛りと迫力のあるセリフで読者の注目を集めた。
同じような訛りで発言する山女との関係は不明。
- 華劇部
「歌劇部」ではなく「華劇部」。
華のある〝美〟にこだわる部活で、活動内容は「演劇部」と同一。
部員は、全員美しく生まれたことを誇りに思う美しさの徒。
演劇「美しき姫の美しき出会いと美しき花」の姫役の美しさに対応できる役者が居なかった為、美々美に助っ人を依頼した。
華劇部部長は演劇を美しく演出するために急遽キスシーンを追加したが、美々美が役を降りると言ったので撤回した。
演劇当日美々美のあまりの美しさに足が震えて立てなくなり、華劇部の役を全て恋太郎が引き受けたため、華劇部の出る幕はなかった。
演劇自体はこうして成功に終わったが、美々美が役を引き受けた理由である「自分の美しさを人々に知らしめる」という野望は持ち越しとなった。
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コメント
pixivに投稿されたイラスト
すべて見るpixivに投稿された小説
すべて見るAI少女はアップデートを重ねている
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