※本紙のネタバレを含みます!
「皆親しみを込めて『うさちゃん』って呼んでくれると嬉しいです!」
「本当に皆心から幸せそうで、1対1の恋よりもたくさんの幸福がそこにはあって──他の人からどう思われるかはわかりませんけど」
「少なくとも私自身にとっては───世界で一番素敵な恋の形だなって思ったんです…!」
プロフィール
氏名 | 宇佐美椎奈 |
---|---|
性別 | 女性 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(2−6) |
一人称 | 私(わたし) |
概要
本編の主人公である愛城恋太郎の28人目の運命の人。
お花の蜜大学附属高等学校2年6組。
168話でいつの間にか恋太郎ファミリーの中に紛れ込んでいた謎の女の子。
続く169話のサブタイトルも「恋太郎ファミリーに紛れ込んでいた女」である。
妙にフレンドリーな上にファミリーメンバーの性格や趣味嗜好などを完全に把握しており、そのせいで恋太郎が突っ込むまで彼女達は違和感を覚えつつも誰も疑問を口にできなかった。
恋太郎「誰?誰なの?」エイラ「ねえ……!!誰なの?怖いよおッ!!」
普通なら今の話数の周期上、新しい彼女が入る(すなわち、「ビビーン!!→告白→学校の屋上でファミリーメンバーに新彼女紹介&交流(紹介と交流は次話に持ち越される事が多い)」の流れ)話数に当たる為、突如名前も不明かつ恋太郎も存在を認識していないキャラの登場に度肝を抜かれた読者が多く、さらに名前などの素性が明かされる事も無く終了した為、同時に読者に恐怖とモヤモヤを残すことになった(一応ヤクの時も、判明回に当たる話ではヤクの存在は示唆されるものの名前が出ず、ミスリードとして楠莉の母親が「ビビーン!!」しそうでしないという演出があったが、キャラだけが出てきて名前が不明というパターンはこれが初)。
容姿
三つ編みを折り畳んでふわふわシュシュでまとめた髪型や前歯の形がうさぎを彷彿とさせ、ポケットのぬいぐるみや左耳のピアスもうさぎ型。
寂しがりやで癒しを求める為、カーディガンなどふわふわしたものを身に着けることが多い。
その為、同じギャルである唐音、あー子とギャルトリオを結成したことも。
服装などの詳細は野澤先生のポストを参照。
山女程ではないが恋太郎より背が高い(具体的には美々美と同じぐらい)。
また、度々猫のようにデフォルメで作画されるタマ同様、全身を黒うさぎのようにデフォルメで描かれることがある。
人物
姫歌「天然モノの奇人ね…‼︎」
続く169話にて名前と学年、組が明かされ、同時に恋太郎とも「ビビーン!!」を果たし、運命の人である事も判明。
(羽香里と唐音が同時にビビーンした事があるので、「これまでの物語のどこかで誰かと一緒にビビーンしていたが、恋太郎は気づいていなかった」というパターンが予想されていたが、そんなことは無かった。)
逆集合体恐怖症でさみしいと死にそうになったり、棚に物が詰まってないと不安になるそうで、本人曰く「スカスカやポツンが怖くてギッシリやギチギチが好き」というぼっちの真逆を極めた人物である。
学校でも1人でお昼を食べたり、1人でトイレに行ったりするのも苦手でずっと我慢している。
騎士華「いや他の死因で死ぬぞ」
スポーツも団体競技ならできるが個人競技は無理で、あの広さに1人のフィギュアスケートとかは南極への流刑よろしくもう何かの拷問としか感じられない。
このように「1人であること」自体に耐えられないため、いつも誰かと一緒にいたいが、友達ができてもべったりしすぎてウザがられて距離を置かれてしまう。具体的には四六時中相手の名前を連呼して近づき、離れている時でもLINEを送り、果てはトイレの個室の中まで付いて行ってしまうほど(トイレについては後に美々美に「流石にダメ」と言われている)。
本人はあまりに寂しがりなために周りとの程よい距離感が掴めず、気付いたら避けられてしまう、という状態になってしまうため、人付き合い自体に遠慮しがち。とはいえ自分の気持ちを一方的に押し付けることはせず、相手が嫌がっていることを察したら自己嫌悪に陥りつつも身を引き、注意されれば受け入れるため良識のある人物ではある。
そんな彼女は、いつもぞろぞろべったりいちゃいちゃエブリデイぎっしりな恋太郎ファミリーに出会ったことで、この仲良し集団の人口密度の一部になりたい(胡桃「どういう欲求?」)という思いを抱く。
毎日眺めていく中でファミリーの名前や性格、恋太郎との関係について知っていき、その結果冒頭のセリフのような感情を抱き、前話でさりげなくファミリーに潜り込んでいた。
一通り経緯を説明した後は恋太郎に告白するも、好意的な答えが返って来なかったことで、告白を最後まで聞くことなくさみしさで脱兎のごとく逃走。さみしい気持ちを紛らわそうと満員電車に乗り込むも耐えられず、さみ死ぬかと思われたところで恋太郎が彼女を捕まえた。
電車から降りた後は、無人の駅で満員電車とのギャップもありさみしさを感じていたが、恋太郎から改めて返事の続きを聞くことになる。
恋太郎「俺の──世界一大切なファミリーの事を世界一素敵だと言ってくれた宇佐美先輩と───俺も付き合いたいです」
恋太郎「なので宇佐美先輩どうか──」
恋太郎「俺のことを好きになってください!!」
椎奈「……えっ……?」
「理由が『ファミリーに入りたいから』じゃ付き合わせてもらう資格がない」
「これから好きになってもらえるよう頑張る」
という答えを聞け、これまでの逃走劇でとっくに恋太郎自身を好きになっていた椎奈は晴れてファミリー入りすることとなった。
ファミリー入り後は本人の要望に倣い、周囲から「うさちゃん(+敬称)」と呼ばれている。
常日頃誰かと一緒にいたい彼女にとって大所帯となったファミリーは相性が良く、1人で彼女のさみしさを受け止めると(恋太郎を除いて)パンク状態になってしまうが、構う対象をファミリー全員にすれば椎奈のさみしさを癒しつつ各人ごとの距離感を保つことが可能。相手に抱きついて愛情表現を行う事も非常に多い。
恋太郎には「遠慮をさせてしまったら彼氏(おれ)の罪なので自らの顔の面積が2倍になるまで殴ります」と付き合い始めてすぐに言われており、さみしがり屋な性分を常日頃遠慮なくぶつけている。恋太郎とは一日に1000回以上もLINEを送って会話しているほか、一時は必要とされたいあまり、彼の自宅の部屋に梯子を使って押しかけたりまでしたほどである。
恋太郎の側も「うさちゃん先輩にいつも構ってもらえて愛されてる」「幸せ」と感じており、椎奈のアピールには大変好意的かつ積極的。
恋太郎ファミリーに入れなかったら、人口密度的な意味でも恋愛関係的な意味でも、幸せを感じられずになんやかんやで死んでいそうな彼女筆頭格である。
余談
名前の由来はおそらく「うさぎ+さみしいな」だと思われる。
(「美」は「び」とも読めるので「さびしいな」とも読める。)
また狙ったものかは不明だが、ファミリー入りした順番「28」人目をひっくり返すと「82」→バニー(うさぎ)となる。
初登場回であー子が【おしのこ】なる漫画を読む恋太郎を撮ったブロマイドを見せており、どうみても構図が元ネタ1巻で表紙は髪飾りが「うさぎ」のアイである。
少し前に赤坂アカ×中村力斗の対談が組まれたこともあり、そのよしみで登場させたのかもしれない。
名前が判明した回の前で少年ジャンプ本誌の呪術廻戦にて謎のキャラ「宇佐美」という名前だけのキャラが登場した為、「呪術廻戦の謎の伏線が100カノで回収された」という珍事が発生した。
前々に恋太郎ファミリーに加入した姫歌が瞳のハイライトなどが菱形、前に加入した祭李の瞳のハイライトが四葉のクローバーとトランプに由来しそうな件が続いていたが、椎奈は兎がモチーフで特に他のトランプのマーク由来の特徴はないので偶然だった様子。(心情的描写だが最後のコマではハートになっている)
関連タグ
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 恋太郎ファミリー 寂しがりや
恋太郎の運命の人