「あーしはアーシー」
「(おいらはボイラー?)」
プロフィール
氏名 | 毛樽井亜愛子衣 |
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性別 | 女性 |
年齢 | 15歳 |
所属 | お花の蜜大学附属高等学校(1−1) |
誕生日 | 2月5日 ※ |
星座 | 水瓶座 |
一人称 | あーし |
※ 133話にて判明。由来は『笑顔の日』からだと思われる。
概要
本編の主人公である愛城恋太郎の18番目の彼女で、ギャル。
お花の蜜大学附属高等学校1年1組。
ギャルの分類は原宿系ゆめかわギャルらしい。(椎奈のキャラデザ案より)
口癖は「かーいー(かわいい)」、「ヤバーい(マジヤバーい)」、「マジウケる」。
「だしぃー」「けどぉー」などのように語尾を伸ばす、いわゆるギャル語を使って話す。
野澤先生のポストのキャラデザ案はこちら。
サイドテールの髪や服にヘアピンやリボンやハート型の装飾品などを多く付けている。
髪は薄い金髪に毛先が薄いピンク色のグラデーションとなっているのが特徴的。
常に口角が上がっており、いつも笑っているように見える。
( ドラクエのスライムやポケモンのメタモンのような口と言えば分かりやすいか)
自身の名前に対しては「キラキラネームなのマジヤバいっしょー」と認識しており、友人には「あー子」と呼ばれることを希望している。
その為、ファミリー内でもほぼ「あー子」と呼ばれ、「亜愛子衣」と呼ばれることはほぼない。(「毛樽井亜愛子衣」とフルネーム呼びする凪乃は例外)
彼女が拍手する際の擬音は「ちぱちぱ」という独自のもの。
性格
可愛いものが好きで、ファンシーショップにも詳しい。
スマホには大量のキーホルダーがぶら下がっており、使わないグッズでも捨てられない性格。
また、可愛いものと同様、人と同じ気持ちを共有することもエモいので好きとのこと。
このように明るい性格ではあるが、 低血圧 なので、常に気だるさを感じてしまう。
そのため基本的にスローペースでのんびりしており、運動も苦手。
しかし、映えを意識した創作は得意であり器用さを感じさせる。
運動会の仮装レースでお題が「カオナシの最終形態」だった際は、ポリ袋・ガムテープ・インク・ハサミなどの道具から「鬼盛りギャルカオナシ」と名付けたセンス抜群な衣装を短時間で作った。
(運動会の参加者は「俺たちの知るカオナシのさらにその先の姿というわけか」「あの日見たカオナシの最終形態を僕達はまだ知らない」と評していた)
きれいな100カノ回では鷹に狙われていた野ウサギを鬼デコすることで、カラフル→有毒と連想させ捕食を断念させた。
自分がマイペースであるからか、人の趣味性癖も否定せず「ヤバーい」の一言で済ませてしまう懐の深さがあり、奇人変人の巣窟と化している恋太郎ファミリーも特にカルチャーショックを受けることなくすんなり受け入れてしまっている。
またのんびりしている分一歩ずれてファミリーのやり取りを見ることが出来ているため、ポジション的にはゆるいツッコミ役(声を荒げて「何でだよ!」とツッコミを入れるのではなく、「ヤバーい」などで流す)。
彼女になるまで
ナディー先生が欲しがっていたグッズを探していた恋太郎と、ファンシーショップでバッタリ出会う。
目が合った瞬間ビビーン!!ときたこともあって、そのグッズがある店を知っていたため同行した。
ギャル節全開で色々とツッコミ所はあるものの、朗らかで人当たりの良い彼女に好感を覚えたこともあり、恋太郎は亜愛子衣と意気投合。
恋太郎はフレンドリーな亜愛子衣には友達がたくさんいると思っていたが、翌日、休み時間に1人で弁当を食べる彼女を目撃する。
実は亜愛子衣は、常に笑っているように見える表情と、それとは逆に気だるげな口調から、「へらへらしている」「空気が読めない」と認識されがちで、友達といても浮いてしまうのだった。
それを知った恋太郎は亜愛子衣と共にフリマで出店し、彼女が捨てられないグッズを売ることにした。
お客さんと「可愛い」気持ちを共有することに喜びを感じる彼女に恋太郎は、いつも同じでないと浮いてしまう友達ではなく、互いに素敵だと思うものを売り買いするような一期一会の関係も〝エモい〟と思う、と告げる。
それを聞いた亜愛子衣は、将来ファンシーショップを開くと言い、恋太郎と一緒に働く未来図を語って告白する。
「愛城っちがあーしの隣で手伝ってくれんのー」
「…ダメかなぁー」「あーし愛城っちの事マジ好きになっちったっぽいんだけどぉー」
恋太郎から「こちらこそぜひお願いします」と返事を受けた亜愛子衣は「あー子って呼んでぇー」といいながら恋太郎にキスした。
こうして「あー子」は18人目の彼女として恋太郎ファミリーに加入したのだった。
関連キャラ
皆さんご存じ運命の人。
邂逅及びファミリー加入までの経緯は上記の通り。
人と同じ気持ちを共有することがエモくて好きなあー子の為に、同じことをしたり恰好を合わせることが多い。
恋太郎は女装趣味はないのだが、ギャル専用クレープ店「GalGal☆Crape」でデートする為ならあー子のためにギャルの服装もこなす。「ま… マジヤバ〰い☆」とギャル語を(照れながら)発し、ギャルになりきっている。
流石に、あー子がギャル専用女子トイレに誘おうとした際は制止した。
162話ではカップルチャンネルの動画作成に挑戦。
(単行本のおまけページでは特殊EDの方のダンスにも挑戦した様子が描かれた)
ドッキリやクッキングなど色々試行錯誤し、動画撮影を終了した後滅茶苦茶キス。
あー子は動画をネットに上げようとしたとき、恋太郎の表情の異変に気き、「あー子と2人で過ごした時間が世界中の人のものになってしまうことが少し寂しい」と打ち明けられた本音を聞く。
結果、あー子の提案でファミリーに動画を見てもらうことにしたのだが、実は動画はカメラの切り忘れでキス連発の場面も撮れていた。
恋太郎はその動画については上げなくて良かったとホッとすることになった。
初顔合わせはあー子加入回。この時のみ、呼び方が「院田っち」。
クッキー屋さんCâraraiséを恋太郎とやっていた唐音を指差ししながら「かーいー」と言い赤面させた。
ある日の屋上、「ファンシーショップ猫猫」のマスコット「猫美ちゃん」を通して同じギャル同士意気投合し、放課後にショッピングすることに。
(初顔合わせからまだ4話しか経っていないのだが、この時既に呼び方が「唐音っち」と距離感が近くなっている。)
「ファンシーショップ珍珍」ではキャラクター「てれこねこ」のハンカチに関心を示した唐音に「マジ似合うと思うなぁー」と言い照れさせた。
その後、あー子の元ギャル友達4人と再会し一緒に遊ぶのだが、あー子の様子を見て無理をしていることに唐音は気付く。
常に笑っているように見えるが、その実「正しい表情ができているか」苦悩しているあー子を見た唐音は、「空気が読めない」と距離を取った元友達に対して「急にハブっといて!!」「どんだけあー子が傷ついたかも知らないで!!」「今度は急にへらへらもどろうなんてッ」「まずはッ『ごめんね』からなんじゃないのッ!!?」と激昂。
加えて元友達は「悪いのは空気を読めないあー子」「ぼっちでかわいそうだからまたツルンであげようとしてあげた」と意識を改めなかったことで、「あー子にはもう私って〝ズッ友〟がいんのよっ!!」と宣言した。
「わざわざのこのこ群がってきてくれて悪いわね お役御免の勘違いズッ友さん達」とトドメの挑発を入れた唐音に元友達は退却したが、あー子がクラスで孤立する事に気付いて謝る唐音に対し、あー子は純粋に礼を述べている。
唐音も「表情なんて気にしなくていい」「ツンデレの自分に比べたらあー子は自分の気持ちを素直に伝えられている」と返しており、あー子と唐音は〝ズッ友〟となったのだった。
それからは、運動会で仲良くフォークダンスしたり、酔っ(たみたいになっ)た時にはハグしたり、仲良く過ごしているようだ。
一緒に映画を見て涙した際はあー子に例の「てれこねこ」のハンカチを差し出している。
ベイビー回(3回目)では、赤ちゃん化したあー子から指差しされながら「かーぃー」と言われた唐音は「あんたの方がかわいくなんかないんだからねーっ!! ぎゃーいー」と満面の笑みでハグしていた。
11巻表紙コンビの相方。
恋太郎も含めた3人で放課後に旅人カフェに行ったことがきっかけで縁が生まれた。
「1人」の時間を普段から堪能している詩人と「1人」は苦手で誰かと同じ気持ちになるのが好きなあー子とでは、最初は相性が悪いかに思われた。
旅人カフェデートではみんなで旅人衣装に袖を通し(詩人は普段の吟遊詩人の服装)、それぞれの旅人設定を携えて一期一会の旅を楽しんだ。
その後、ギャルの服装でないと入店出来ないクレープ店「GalGal☆Crape」に入る為、恋太郎と共に羽々里から制服を借りギャルの装いに。
お得意の論破で門番に恋太郎はギャルだと認識させ、無事入店した。
距離感が近く突飛なあー子の行動は、しばし詩人を驚かせレリゴーさせている。
高等部1年1組のクラスメイト。
下記の元ギャル友達とは疎遠になった為、あー子にとってはクラスでの貴重な友達かつ話し相手。
数字以外に興味が持てず、ファミリーの名前が覚えられない数の自己嫌悪に、表情を合わせられず浮いていた過去の自分を重ね、解決法として「数字を使ったファミリーの名前の語呂合わせ」を考案した。
(例:凪乃→7乃、ナディー→7ディー など。ちなみに数的には「この世に同じ7は1つとしてない」という理由で、数字が被っても特にややこしくないらしい)
こうして、なんとかファミリーの名前を覚えることが出来た数。
あー子は自分の名前の語呂合わせを考え忘れていたことに気づくが、数は「なんだ? あー子」と普通にあー子の愛称を呼ぶ。
数は数字を使わずともあー子の名前を憶えており、2人の仲は既に深まっていたのだった。
それからは、数が何か出来たことをあー子に自慢するようなことが多く、同級生というよりも、数が子供であー子が母親のような関係性となっている。
最近では、数が手をぶつけたりした時にあー子は「いたいの いたいの とんでけぇー」で実際に痛みを飛ばすヒーラーのようなことが出来るようになっている。
唐音、あー子に続くファミリー3人目のギャル。
全体的にパステルカラーのような淡い色のデザインのあー子に対して、こちらは黒を基調にピンク色を所々に差し込む地雷系のデザインとなっている。
179話のお花見回では、平成ギャルっぽい唐音・原宿系ゆめかわギャルあー子・地雷系ギャル椎奈で「桜ギャルズ」を結成している。
- 元ギャル友達4人組
高等部1年1組のクラスメイトで、あー子の元友達。
友達の内1人が彼氏に酷いフラれ方をした際に、拳を握りしめ眉をひそめながら「あーしマジブチギレてんよー」と言ったあー子の反応を「へらへらしている」と受け取り、「空気が読めない」とハブるようになった。
上記の唐音とのエピソードで唐音から謝るように促されるが、「(あー子に)クラスに居場所なんかあると思うなよ」と捨てゼリフを残し、特に謝罪せずその場を去る。
その直後、唐音を「クソゴリラ」といいながら蹴った缶が呉莉羅連合に直撃。
結果総長に因縁をつけられたと誤解され、通りがかった唐音及びあー子に助けを求める事になるが、あー子は4人からの謝罪を受けても「(これまでされた事には怒っていないが)唐音っちの悪口ゆったのだけはー マジ許さない」「あーしマジブチギレてんよー」と宣言。結果これまでの仕打ちとばかりに、呉莉羅連合にヤキを入れられそうになった。
結局4人は許されたらしいが、二度とあー子と唐音に歯向かうことはなかったという。
◆マジ いんがおーほー。(雑誌掲載時のアオリ)
なお、上記の「クラスに居場所なんかあると思うなよ」についても、後に数が恋太郎ファミリー入りし、あー子と仲良くなったことで実質解消されている。
- 家族(父、母)
あー子の「スライム口」は父から、「毛先がグラデーション」なのは母からの遺伝と見られる。
両親ともに「(マジ)かわいー」が口癖である。(かーいーではない)
娘の名前からわかる通りネーミングセンスは壊滅的だが、あー子のことをバチクソ愛しているので家族仲は普通に良好である。
余談
名前の由来は「低血圧によって気だるい」様子と一人称の「あーし」から。
「亜愛子衣」は「あーし(―)」をキラキラネーム風に当て字したもの。
流行りが好きなあー子が反応するものには、タピオカミルクティーやアマビエなど掲載時には流行からピークアウトしているものもあるが、作中はずっと春で時が進まないので特に違和感はない。
アマビエに関してあー子は「よくわかんないけどぉー 何か最近有名な人ぉー?」と詳しく知らない様子だった。
それに対して、作中は原作1話の描写より2019年であり、日本でコロナが大流行する前だから知らないのでは?という考察をする読者もいる。
関連イラスト
関連項目
恋太郎の運命の人の系譜