概要
単純にタピオカティーと呼ばれることもある。
タピオカをストローで吸い込む感覚と、くにゃっとした食感が楽しめる。
勢いよく吸飲すると(太い)ストローで吸い上げたタピオカが勢いのまま中咽頭(喉の奥)に叩きつけられ、盛大に咽ることになる。
1990年代後半に日本に進出し、2000年頃からコンビニへ並ぶなどで一般化した。
日本に進出してきた1990~2000年頃、2008~2010年頃、2018~2020年頃の3度に渡ってブームを起こしている。いちごみるくやソーダにタピオカを入れたものも同じく人気となっていた。
第3次タピオカブーム
2018年に再び台湾系のタピオカミルクティーショップが日本に進出。
同時期に流行となっていたSNS(特にInstagram)との相性がよく、インスタ映えする事からかつてないブームとなった。
ブームを追うように韓国系のタピオカショップも進出。カラフルなソースやフレーバーによりヒットとなり、新大久保界隈では皆がタピオカミルクティーを片手に街を闊歩する光景がみらえた。
この熱気は大都市圏だけにとどまらず、地方都市でもショップが乱立。
背景には、販売価格の割に原価が安く、利益率が高い(つまり儲けになりやすい)という商売としての旨味が強い事実もあった。
メディアでも盛んに取り上げられ、各地のショップは女子学生やカップルが長蛇の列を作り賑わった。
しかし、一杯でラーメンに匹敵する高カロリーである事実や、承認欲求を暴走させたインスタ蝿による愚行などが世間に出るようになるとブームに陰りが見え始め、その終焉は2020年から起こったコロナ禍による外出自粛ムードにより決定的になる。
一部のショップは、どういうルートで仕入れたわからない謎のマスク屋に鞍替えして食い繋いだが、後にアベノマスクが出回ると力尽きていった。
2021年末時点ではタピオカブームは既に過去のものであり、各地で乱立した専門ショップの殆どが閉店に追い込まれ、中には運営会社ごと倒産した企業もある。
閉店したショップの一部は、直後にブームとなった唐揚げ専門店に入れ替わったが、これもコロナ禍により短命に終わった。
更に唐揚げ専門店の跡地はポケカ専門店に入れ替わったが、そもそもカードゲーム専門店を開くには敷地が狭すぎる為、閉店が続出している。
なお、「春水堂」「貢茶」といった、かつてから存在するブランド店は現在でも健在である。
関連タグ
タピオカチャレンジ - タピオカミルクティーを胸に乗せるだけ。
不景気 - タピオカが流行ると不景気になるという都市伝説がある。
3代目バロッサ星人 - 巨大化アイテムがタピオカミルクティーの怪人。