概要
愛城恋太郎の彼女である女性たち。
恋太郎の運命の人は総勢で100人いるとされているが、その中の作中で登場し、恋太郎に応えて彼女になった女性たちの集団の総称。
一言で言えば、主人公のハーレム。しかし、ハーレムである以上に彼女たちの仲自体が非常に良好なため、どちらかと言えば、主人公を中心にした女子による仲良しグループに近い。
放課後は学園の屋上に(予定が合えば)集まり、何人かごとに分かれて遊んでいたり、全員で新規加入者を歓迎したり、1名~数名が恋太郎とデートに出かけたりしている。距離感も割と近く、個人ごとの性格による多少の差はあるが、ツッコミポジは相手が先輩や教師といった年上の相手であってもタメ口で呼びツッコミを入れ、時にクロスボンバーをボケた者に放つなど遠慮も無い。
加入した順の前後のキャラクターとは特に仲や相性が良いようで(羽香里と唐音、静と凪乃、芽衣と育、妹と百八など多数)、コンビでのエピソードや場面、絡みも多い。
なお名称は原作第14話にてその時点のメンバーでフラワーパークを訪れた際、月一のブーケトスイベントに参加した時に静用に応援の旗代わりに作ったものに書かれたのが初出。(命名者は恋太郎)
他、第62~63話で行われた学園祭でアイドルとして当時のメンバー13人が出た際のグループ名にもなっている。羽々里が盗撮した動画を見たため、エイラのように学外でもファミリーのことを知っていた者も作中にはいる。
ちなみにファミリーのメンバーは強烈な個性の持ち主ばかりということで、はたから見れば「とてつもなく恐ろしい」「奇人だらけ」な集団と見られることもある。さらにこの漫画世界においても「1人の少年に対し彼女が数十人、かつある意味で平等に健全に付き合っている」というのは奇異に映る様子(しかし第130話にて「常識」が漫画世界から失われてしまったため、今後どうなるかは不明)。
なお他作品では一級フラグ建築士の主人公の周囲にいるヒロインが他のヒロインを出し抜くためにこっそりとデートに出かけようとしたり、あるいは逆にそれを阻止しようと他のヒロインが妨害したりするが、恋太郎ファミリーの場合はデートは複数人は当たり前、場合によってはメンバー全員で出かけるなどもしている。さらには私的な理由やスケジュールの都合などで、誰か1人が恋太郎とデートに出かけるとなっても嫉妬を起こしたりはしない。145~146話でメンバーの1人がプロポーズされたと聞いても、他のメンバーは驚いて説明を求めこそしたが険悪な雰囲気にはならなかった。
基本的に「恋人を奪い合う」ということが無く、彼女同士で恋の相談に乗ったり助け合うことも当たり前。
この辺りは彼女たちの仲の良さに加えて「全員が本命」だという作品のカラーも影響しているのだろう。
中心人物
- 愛城恋太郎(あいじょう れんたろう)
CV:加藤渉
本編の主人公にして、ハーレムの主。
基本的に彼の元に集うのは美女・美少女だけなので、「ハーレムの主」と言う一面だけを見ると、まるで「大量の女に尽くされるだけの1人のヒモ」の様に思え、最初期の男性読者から羨ましがられたり、嫉妬されたりして非常にヘイトが集まりそうだが、実際には100人の主人に尽くす1人の(愛の)奴隷と言っても良いレベルの苦労人である。
彼女たちからの扱いが悪いわけではないし、それどころか彼女達からも強い愛情を受けているが、それでもその彼女たちへの献身ぶりによってファミリー内のキャラの濃い彼女達を全員抱えこめる唯一無二の存在であり、口だけではなく文字通り体を張って彼女達を愛するその姿は、真の漢と言っていい。
というか彼女共が並の恋愛漫画のメインを張れるレベルで濃く、並の男では一人支えられたら上出来レベルで業が深いため必然的に一人でそれを支える彼の化け物さ加減が際立ち、また見ている側も「まるで羨ましくない」「恋太郎とポジションを交換していいなら絶対しない」とドン引きされている。
その為、彼を応援する読者の方が圧倒的に多い(というか彼が100人の彼女と結ばれなければならなくなったのは神様のせいである)。
恋太郎本人の素養はもとより、後述の理由から100人全員幸せにしないと腹切って死ぬと宣言しており、彼女達へのフォローもすかさず行う行動力の高さも彼の持つ魅力の1つ。しかし、彼女達の好きな所を2ページに渡って語り続けたシーンは多くの読者に衝撃……というか恐怖を与えた。
誰が言ったか愛しか知らない怪物(モンスター)。
※正確には「愛しか知らない化け物か」で、60話で育とのデートの際、バッティングセンターで隣り合ったややイヤミなカップルの男性の方が言った台詞。似た用語と混ざって広まってきている様子。
ファミリーのメンバー
恋太郎の運命の人によって構成されたハーレム。設定から100人存在するとされている。
現時点で30人を超える彼女が登場しているが、メンバー全員が中々にエキセントリックな性格と言動をしているためか対人関係に何かしら問題を抱えている者も多く、後述の「結ばれなかった場合の未来」を考えると、最悪それぞれが悲惨な末路を迎える可能性もあった。
(劇中ではとあるキャラが恋太郎と力ずくで別れさせられようとした際に思い詰めて投身を試みようとしており、結果的に恋太郎の尽力により助かったものの「結ばれない場合」の一端が垣間見えたと言える)
本来であれば、運命の人と言うのは1人につき1人、つまりは男女一組しか生まれない(必ずしもそうとは言えないかもしれない)のだが、恋太郎の場合は恋愛の神様のミスによって恋太郎1人に対して100人の恋人というとんでもないカップリングになってしまった(なお、この反動で恋太郎には運命の人以外の彼女は絶対にできない呪いに似た運命も課されていたわけだが)。
恋太郎と運命の人であるかどうかは、恋太郎とその女性が目を見合わせたときに「ビビーン!!」と来ることで分かる。
逆に言えば目を合わせない限りは、普段同じ場所で過ごしていてもそうとは知らずに過ごしてしまうことがままある(例えば凪乃や愛々は恋太郎のクラスメイトであるが、目を合わせるまで恋太郎を恋愛対象と意識していなかった)。
また、どちらかの目が見えない状態では意味がない。実際、羽々里は薬の影響で視力喪失状態だった恋太郎の視力が回復して目を合わせた瞬間にビビーンとなり、よほどの事がない限り目を開けなかった芽衣は、開眼して恋太郎と目を合わせた瞬間にビビーンするという事態が劇中で起きている。
運命の人は出会うだけでも人生の全ての運を使い果たす程、奇跡的な人間である為、運命の人と出会っても結ばれなかった場合、更に言えば結ばれても幸せになれなかった場合、全ての運を使い果たして死んでしまう(なお、羽々里やヤクのように先約がいるケースもある)。
その為、恋太郎は運命の人を助ける為にも、100人の彼女たち全員を幸せにすると誓っている…が、その実、女系が強く婿入り以外での結婚が罷り通り難い家系(花園家・薬膳家)もあるので、果たしてどのように丸く収まるのかは気になるところである(困ったことに両家とも一人娘であり、兄弟・姉妹を期待しようにも花園家は母にして現当主である羽々里がファミリーにいる時点で望み薄で、薬膳家も不老不死の薬の失敗作により両親揃って8歳児同然の姿になっている他、そもそも実母の年齢も55歳と既に子を成すことは難しいと思われるため、恋太郎はどちらかに入ることはほぼ決定事項なのである…まぁ、ギャグ漫画にそんな難しい壁が通用するとも思い難いが)。
なお、女系が強い家系はあと1人いるが、彼女の場合、勘当されているのでこの限りではないと思われる(長女とは言われてるが、簡単に勘当できるあたり兄弟や妹などの他の跡取りはいる可能性もあるので)。
ちなみに、恋太郎は自分の恋人にならなければ相手が死ぬことを担保にする様な事は一度もしておらず、コミュ力オンリーでオトしている、というか全員その事を未だに知らない。
曰く「好きな人には"死にたくないから付き合う"んじゃなく、"好きだから付き合う"、そんな恋をしてほしい」「付き合うまでも、付き合ってからもそう。"心から望んでもいない恋をしなきゃ生きていけない"なんて、そんなのは運命に殺され幸せを奪われるのと何も変わらない」
※以下、恋太郎に告白した(或いはされた)順。CVは特記のない限りテレビアニメ版。
- 花園羽香里(はなぞの はかり)
1人目の運命の人(とはいっても唐音とほぼ同時で告白したのは先)。恋太郎の最初の彼女。
お嬢様ヒロイン。かなり策略高く、髪の毛も脳内も桃色なドスケベ淑女。規制スレスレのエロボケを連発する少年誌的な意味で危険人物だが、母親が相手となると途端に常識に目覚める。作中最初に複数股交際を了承した為、ある意味ではこのファミリーの創設者。
- 院田唐音(いんだ からね)
2人目の運命の人(とはいっても羽香里とほぼ同時で告白したのは後)。恋太郎の最初の彼女。
ツンデレヒロイン。また一番のツッコミ兼ファミリーのまとめ役であり、彼女が居なければ話が進行しないが、ツンデレが過ぎるとボケになってしまう。
敬語だと鋭さが鈍るツッコミの性質もあってか、普段から誰に対してもタメ口をきく。
- 好本静(よしもと しずか)
3人目の運命の人。
大人しく、上手く喋れない気弱な少女。最初のロリキャラにして、文学少女系ヒロイン。
人畜無害で可愛すぎるマスコットキャラクター枠であるが、そこそこ毒を吐きながらツッコミ陣営に回ることも(ある意味、創作世界における物静かなキャラのあるあるではあるが)。
- 栄逢凪乃(えいあい なの)
4人目の運命の人。
AIのように効率重視なクーデレ美少女で、ファミリーの中でも一層美しさが際立った美人。
- 薬膳楠莉(やくぜん くすり)
5人目の運命の人。なのだ口調のマッドサイエンティスト。本作における博士キャラ。
未知の技術で生成された薬品により様々な超常現象を引き起こすトラブルメーカー。本来の姿はグラマラスなお姉さんであり、最初の先輩系ヒロイン。
- 花園羽々里(はなぞの ははり)
CV:上坂すみれ
6人目の運命の人。
名前と苗字からもわかる通り花園羽香里の実の母親であり、超大金持ちの資産家・花園家の当主。
最初のママキャラにして社会人彼女であり、ラブコメ作品史上前代未聞の彼女の母親兼ヒロイン。後にお花の蜜大学附属高校の理事長に就任した人。かつては恋太郎のことを五股(当時)の蛆虫と呼び見下していたが、彼女入りした後は多方面に自分の性癖を自重しない、史上一番ぶっ飛んだヒロインに。
- 原賀胡桃(はらが くるみ)
CV:進藤あまね
7人目の運命の人。
最初の後輩ヒロインである腹ペコ少女。唐音に次ぐ貴重なツッコミ役だが、食が絡むとボケに回る。
唐音と同様、誰に対してもタメ口をきく。
- 銘戸芽衣(めいど めい)
CV:三森すずこ
8人目の運命の人。花園家に仕えるメイド。
最初のメイドキャラであると同時に、羽々里と並んで社会経験のあるヒロイン。良識枠だが羽々里が絡むと忠誠心が溢れて暴走しがち。
- 須藤育(すとう いく)
CV:高橋李依
9人目の運命の人。最初の運動系ヒロイン。
そしてボクっ娘でありドMという他のヒロイン達にも劣らぬ強い個性を持つ。
- 美杉美々美(うつくしすぎ みみみ)
CV:Lynn
10人目の運命の人。2番目の先輩ヒロイン。
名前の通り美意識が高く、何よりも自分自身の美をこよなく愛するナルシスト。凪乃とは作中以前から関わりを持っている。
- 華暮愛々(かくれ めめ)
CV:高尾奏音
11人目の運命の人。
黒髪ロング及び巨乳という要素を備えているが、突風が吹いてもパンツよりも顔を隠すことを優先するメカクレでもあり、恥ずかしさを感じるとすぐに身代わりの人形を残して消えてしまう。
- 伊院知与(いいん ちよ)
12人目の運命の人。
恋太郎とはいとこ同士の、ファミリー内最年少の1人(誕生日的には、真の最年少)。彼女の父親も恋太郎と付き合う事を認めている。
極度に真面目な性格をしており、中学校では学級委員長を務めている。
13人目の運命の人。理事長の羽々里を考えなければ、最初の先生枠ヒロイン。
国語の教師で恋太郎のクラスも教えているが、ウェスタンな服を着てエセ英語を喋るなど、どこからどう見ても国語担当の先生ではない。
- 優敷山女(やさしき やまめ)
14人目の運命の人。
園芸部に所属しており、動植物に対しては感謝の念を抱いているため火が大の苦手。
頭には花と蝶々が住み着いていて、身長は主人公より大きい2メートル!
- 茂見紅葉(もみ もみじ)
15人目の運命の人。中3であり、胡桃とは同級生。
感触フェチで女子運動部をさすらう謎のマッサージ師として過ごしていた。
そのマッサージの腕は素晴らしく、施術前後の記憶が定かじゃなくなるほど心地よい。
- 薬膳ヤク(やくぜん やく)
16人目の運命の人。
楠莉の母方の祖母で驚異の89歳。不老不死の薬の失敗作の副作用で孫や娘夫婦共々8歳の肉体になっている。
機械や外来語には異様に弱く、スマホを板と呼ぶ他、あらゆる横文字が通じない。
- 土呂瀞騎士華(とろとろ きしか)
17人目の運命の人。楠莉と同じ3年生で、剣道部部長。
まさかの女騎士枠である。頭を他人に触られるのを嫌がるが、その実……。
基本はツッコミ側を担当するため、唐音・胡桃と同様、タメ口だが、中高生枠の最高学年の高3のため、2人とは違い、そのことを咎められたことはない(大学生のエイラはともかく、先生相手でもタメ口なのはどうかと思うが)。
- 毛樽井亜愛子衣(けだるい あーしー)
18人目の運命の人。低血圧系女子。
ナディー先生が羨ましがりそうな名前(本名)だがハーフではなく、「あー子」と呼ばれることを好む。「人と同じ気持ちになれること」が好き。
- 中二詩人(なかじ うと)
むやみやたらと口達者で、人を屁理屈で煙に巻くのが得意だが、他人の突発的な行動や予想外の出来事に弱く、一度動揺するとレリゴーしてしまう。
- 女井戸妹(めいど まい)
20人目の運命の人。
花園家に仕えるメイドの1人で、芽衣を姉の様に慕っている妹系ポンコツメイド。社会人ではあるが、15歳…すなわち恋太郎たちと同い年である(義務教育未修了での労働は厳禁なので)。
最初は芽衣の彼氏となった恋太郎を邪険に扱っていたが、目を合わせて運命の人だと分かってしまったが故に情緒が滅茶苦茶になってしまう。なお、芽衣同様、花園家のメイドとしての出番がちょこちょこあったので、初登場回〜ビビーンまでにかなりラグがあった。
- 盆能寺百八(ぼんのうじ ももは)
21人目の運命の人。
高校の倫理の教師だが、ものすごいダメ人間。人間の三大欲求全てに忠実であり、恋太郎への告白も非常にエキセントリックであった。色んな意味で生々しい。
- 灰尾凛(ばいお りん)
22人目の運命の人。
バイオリニストを目指す音楽少女にして、血湧き肉躍るような刺激を求めて止まないバイオレンス少女。中学2年生とは思えないほどの顔芸の持ち主。
- 一二三数(ひふみ すう)
23人目の運命の人。
数字に恋をしていると豪語するほどの数字好き。普段は不愛想だが、数字の事が絡むと恋する乙女に豹変する。
- 火保エイラ(かほ えいら)
24人目の運命の人。
ブラジルと日本のハーフで、褐色肌の大学2年生。初のハーフ&大学生彼女。芽衣とは同い年。
父親からカポエイラを小さいころから叩き込まれ、その力は蹴りで車を破壊するほど。
しかし物理攻撃で倒せないものは非常に怖く、悲鳴をあげて後ろに転がり回るほどに耐性が無い。
- 猫成珠(ねこなり たま)
25人目の運命の人…というか猫?
21歳の無職(後にフリーター)。働くのが嫌で仕事を辞め、更に人間を辞めて猫になった、自称元人間の猫。
- 才奇姫歌(さいき ひめか)
26人目の運命の人。最初の芸能人彼女で、「奇姫(キキ)」という芸名で活動している高校生歌手(学年は高1)。
"若き天才歌姫"と言われるほどの歌唱力の持ち主だが、天才よりも奇才に憧れており、わざと奇行にはしり奇人を目指している。
- 出井祭李(でい まつり)
27人目の運命の人でファミリー内最年少の1人(誕生日的には、祭李の方が知与よりも上だが)。
父親が日本人で母親がイギリス人のハーフだが性格は江戸っ娘のてやんでい口調。
両親からプレゼントされたゴスロリを着て焼きそばを作っているが、彼女は自分の格好を「イギリスのはっぴらしい」と思っている。
人を笑顔にさせる祭りが大好き。
- 宇佐美椎奈(うさみ しいな)
28人目の運命の人。美々美以来、2人目の高2枠。自己申告の愛称は「うさちゃん」。
集合体恐怖症ならぬ逆集合体恐怖症の持ち主で、1人が苦手な極度の寂しがりや。
人口密度を求めるあまり大所帯の恋太郎ファミリーに自ら乗り込み紛れ込むという衝撃の初登場を果たしたため、既存ファミリー27人は「大所帯になったが故に、メンバー全員を把握できなくなってしまったのか」という誤解からくる恐怖に苛まれることになった(数字にべらぼうに強い数は「なんか今日28なんだよな……」と感覚的に違和感を覚えていた)。
- 雪房田夢留(ぜつぼうだ める)
29人目の運命の人。
夢と希望で人々を救いたいと考えた末、世界に絶望しメルヘンに救済を見出した絵本作家。
初登場時は「ベレー帽=作家キャラ」というネタバレにならないよう、ベレー帽を風邪のイタズラで紛失し、作家設定がバレてからこれまた風のイタズラで取り戻す、ある意味運命的な展開がなされていた(この回の冒頭で、静が唐突に最近ハマっている絵本に言及し出したこともあっての設定であった)。
- 輩先(ともがら さき)
30人目の運命の人。
お花高の裏番長を自称し、年功序列に拘るあまりあえて自ら留年した高校三年生。
背の低さをコンプレックスに感じており、腕っ節はちょっとどころじゃないレベルで弱い。
年下には先輩風を吹かせるが、相手が年上だと一転して下出に回り三下と化す。
反面、年下に対しては面倒見良く振る舞い、年上は死んでも無下にしないという美徳もある。
- 根向井寧夢(ねむい ねむ)
31人目の運命の人。3人目の中2枠。
中学生にして靴作りの技術を持ち、別人格に片足を突っ込んでいるレベルの夢遊病者。
いつでもどこでも寝てしまう体質。起きている間は引っ込み思案で内向的だが、寝ると一転して積極的な振る舞いになる。
ファミリーの親族
単行本のおまけ漫画のみに登場する人物は割愛する。
- 羽香里の父
CV:石田彰
羽々里のかつての恋人であり、中性的で儚げな容貌の少年。そして、遺伝子上の羽香里の父親である(なお受胎方法は人工授精のため、童貞の父親というパワーワードを抱えてもいる)。
病のために羽香里が生まれる直前に中学生という若さで亡くなるが、恋太郎の前に幽霊として登場した。羽々里だけでなく娘の羽香里のことも愛しており、恋太郎に2人を奪ったことに文句を言い覚悟を確かめようとしたが、恋太郎の良い子がすぎる性格に安心しすぎて後悔が消し飛び、羽香里と羽々里を託して凄まじい勢いで成仏した。
そのミステリアスで儚げな雰囲気から、アニメ化前から石田彰のキャラっぽいと言われていたが、アニメ化して本当にCV.石田彰になってしまった。なお、病の正体が中の人繋がりのコレなのかは不明。
知与の父で恋太郎の叔父。妻を本編開始前に亡くしており、男手一つで娘の知与を育てていた影響もあってか彼女を溺愛している。恋太郎からは叔父さんと呼ばれつつもお義父さんと呼ぶ事を促す、娘のデートの為に恋太郎の人形を片手に女装して遊園地を下見するなど、ある意味では娘以上にキャラが濃い。
恋太郎が既に11股のモンスターへと身を窶していることを承知の上で知与との交際を勧める、という無茶苦茶さもやはり恋太郎の親戚故か。
- 楠莉の両親
娘と同じく不老不死の薬の影響で8歳の身体をしており、見た目も語尾もほぼ同じ。その同一度合いから恋太郎は「楠莉バニアファミリー」と評した(なお、熟年婚カップルのため、見た目に反してアラ還である)。
前例がある為、母親との対面時に恋太郎はビビーンを警戒していたが何事もなく(ノービビーン)、油断したところを祖母のヤクがビビーンをかます結果となった。
楠莉父はヤクを『義母さん(かあさん)』と呼んでいることから婿入りであり、薬膳家は女系と思われる。
- 静の母
CV:米澤円
静の初登場回で回想に登場。しっかり話せず本を使って会話する娘に手をあげ、喋ることを強要しながら静を「変な子」と呼んでいた。
これだけを見ると娘に寄り添わない毒親に見えるが、後々の話で静の父、つまり夫は海外出張で家を空けがちであることなど、事情と真相が判明し、彼女なりの苦悩があったことが明かされた。詳は静の個別項目を確認されたし。
ちなみにこちらも恋太郎はビビーン(運命の人)を警戒していたが、流石に「ノービビーン」で終わった。
山女の叔父・叔母同様、恋太郎が23股のモンスター漢であることを知っているかは不明だが、静の彼氏という点では彼のことを認めており、180話で恋太郎が好本家を訪ねた際は「ゆっくりしていってちょうだいね」と歓迎する様も見せていた(ただし、その姿は頬を染めつつも読んでいる本からは視線を外さず、廊下を歩く恋太郎に声をかけるという無愛想にも見えるものであり、人付き合いが不得手で口下手な人となりがうかがえる。ある意味、静の母親と言われれば納得のいく姿ではあるが)。
- 山女の叔父・叔母
山茶屋「だど」を経営する山女の親戚。
詳細は山女の記事にて。
- 院田一家
唐音の家族。両親、祖父母、姉、弟、甥、姪がいるが、全員の名前は唐音と同じく「唐」から始まる上にやはり揃ってツンデレ気質(生後8ヶ月くらいの子供もツンデレなので恐らくは遺伝的なもの、母は祖父母と夫に影響されたものであると思われる……尤も薬膳家よろしく、院田家も女系である可能性もゼロではないが)。単行本17巻のおまけではペットのハムスターまでツンデレなことが明かされた。
唐音同様一周回って素直であり、家族仲自体はとても良好。
恋太郎からは「大乱闘ツンデレファミリーズ」と評されている。
なお、山女の叔父・叔母および静の母同様、恋太郎が25股のモンスター漢であることを知ってるかは不明。
一覧表
学年
左から加入順。
社会人 | ||
---|---|---|
大学生 | 2年 |
|
高校生 | 3年 | |
2年 | ||
1年 | ||
中学生 | 3年 | |
2年 | ||
1年 |
なお一学年の人数が240人であることと、教室の机の配置数より、高等部一年のクラス数は6クラス程度だと思われる。
星座&誕生日
恋太郎と楠莉の星座が29話で、エイラが加入した133話でその時点のファミリー全員の誕生日が判明。
タマ~椎奈の誕生日は単行本のカバー下、先は187話で判明しており、その他の彼女はまだ不明。
誕生日の由来については各ファミリーの記事参照。
なおファミリー以外だと、教頭のみ牡羊座であることが判明している。
星座 | 星座の期間 | ファミリーの誕生日 |
---|---|---|
♈牡羊座 | 3月21日~4月19日 | |
♉牡牛座 | 4月20日~5月20日 | |
♊双子座 | 5月21日~6月21日 | - |
♋蟹座 | 6月22日~7月22日 | |
♌獅子座 | 7月23日~8月22日 | |
♍乙女座 | 8月23日~9月22日 | |
♎天秤座 | 9月23日~10月23日 | |
♏蠍座 | 10月24日~11月22日 | |
♐射手座 | 11月23日~12月21日 | - |
♑山羊座 | 12月22日~1月19日 | |
♒水瓶座 | 1月20日~2月18日 | |
♓魚座 | 2月19日~3月20日 |
イメージカラー
野澤先生のポストによると、ファミリーにはイメージカラーが設定されており、14~16巻の裏表紙で恋太郎が抱えている薔薇は彼女たちのイメージカラーに因んだ色のものである。
イメージカラーと誕生日お祝いポストの背景の色が一致している為、タマ以降は各々の誕生日に判明すると思われる。
バストサイズ
18話(唐音)、45話(羽香里)、54話(羽々里。初出は単行本3巻19話後のおまけページ)での本人の弁および、171話におけるメンバー28人時点での、紅葉による測定からの推測。また173話にてロリの定義がつるぺた低身長となったことにより、知与以下はロリ枠という判定。
なお、作画担当の野澤先生が自他共に認める盛りがちな方な為、作画上は設定より大きい事がままある。
なお、現在まで判明しているのは椎奈までであり、夢留以降のキャラクターの具体的なバストサイズは不明。
つるぺた | 楠莉(8歳時)< ヤク < 静 < 数 < 紅葉 < 祭李 < 知与 |
---|---|
~B | 詩人 < 胡桃 < 凛 < 妹 < 育 < あー子 < 唐音(A寄りのB) |
B~D | 芽衣 < 姫歌 < 椎奈 < 美々美 |
E~G | 凪乃 < ナディー < 楠莉(18歳時)< 百八 < 騎士華 < エイラ < 山女 < 羽香里(G) |
H~I | 愛々(H) < タマ < 羽々里(I) |