「辺りに広がる香りも、食感の音も遮らず、全身全霊で味わう」
「そうしなきゃ食べ物に失礼だからね」
プロフィール
氏名 | 原賀胡桃 |
---|---|
性別 | 女性 |
年齢 | 14歳 |
所属 | お花の蜜大学附属中学校(3−2) |
誕生日 | 9月3日 ※ |
星座 | 乙女座 |
一人称 | あたし |
CV | 進藤あまね |
※ 133話にて判明。由来は名前(く=9、み=3)の語呂合わせと思われる。
概要
本編の主人公である恋太郎の7人目の運命の人。
中等部3年生で、作中最初の中学生彼女にして後輩キャラ。
恋太郎曰く、原宿系ならぬ腹ペコ系で、いつも空腹でお腹が鳴っている。
右側だけ伸ばした非対称の短めの黒髪にツリ眉、エメラルド色の瞳をしている。
見た目はダウナーな雰囲気のクールなロック少女である。
恋太郎ファミリーに加入する際、他の彼女たちと馴れ合うことを明確に拒絶した初の彼女。
ちなみに胡桃が恋太郎ファミリーに加わった頃から、彼女が増えることに対するツッコミが無くなってきた。
人物
概要の項でも述べた様に、とにかく食いしん坊。
消化が早く、食べてもすぐにお腹が空いてしまう事から、恋太郎に「カービィレベルの高燃費」と称された。
ちなみに、いくら食べても太ることはなくお腹を壊したことは一度もないらしい。
異常な消化力から常に空腹で、それ故に食べ物を食べているときの〝美味しそうな〟反応はピカイチ。
食べている際は黒髪のトーンが発光しているような雰囲気に変わる。
お腹の鳴る音は\くるくるくる/という特有の音。
愛々の体に魂が入っても\くるくるくる/とお腹が鳴っていたので、胡桃の肉体ではなく精神に由来するものと考えられる。
美々美が胡桃の演技をした際は、流石にお腹の音までは真似できず口で「くるくるくる」と喋っている。
胡桃の舌は、食べ物の味を1秒前と後じゃ全く別物と感じる程に敏感。
その為、食べる前に写真を撮ったりせず、すぐに食す。
そもそも、食べ物の『写真』はお腹が空くだけで食べられないから好きではないらしい。
食べ物なら全て好きであり、食べ物で遊んだり食べ残すことは好まない。
食べ物を美味しく食べる方法にも精通しており、ファミリーから『焼肉奉行』として祭り上げられたこともある。
ハンバーガーに関してはマック・モス・バーキン・ロッテその他全ての教徒であり、過去キャットフードを食べてしまったらしい描写もある。
オフの日は、時間のかかる食べ物をゆっくり味わう至福の時間を過ごしているらしい。
基本的には味わって食べるのだが、食欲のあまり早食いになってしまうこともある。
祭李と知与が焼きそばを作った際にはコマの端で皿を積み上げる様が細かく描かれ、パン食い競走ではパン一斤を丸吞みした。
採れたての野菜や果物を見て「ヒョ——ッ!!」となったり、焼肉店で「くゥ〰〰〰!!!! この音!!!!におい!!!! 五感がキマっちまうぜ」と叫んだりと食べ物に囲まれるとテンションがハイになることもある。
園芸部の畑に行った際は、感動のあまり画風が変わるほどの勢いで「嫁ぎたいっ!!!!」と絶叫していた。
ちなみに、酔う(みたいになる)と嗅ぎ上戸になる。
見たり聞いたり嗅いだりすることでお腹を空かせてしまう胡桃だが、見聞きしたものをそのまま食べたくなるとは限らない難儀な性質である。
(具体的な例は胡桃が食べたくなる食べ物についての項目を参照)
ヘッドホンとフードは視界と聴覚を制限して、食べ物を味わうのに余計な情報をカットする目的で着用している。
ヘッドホンについては音楽を聴く目的でも使用しており、姫歌曰く結構いいヘッドホンを使っているとのこと。
実はクレーンゲームを得意としている。
その理由は、幼少時代限られたお小遣いでやりくりするためにお菓子を多く取ろうと奮闘した結果上達したとのこと。
唐音や妹のようにツンデレ気質ではあるが、この2人ほどではなく、胡桃本人も「この2人と一緒だと…あたしがものすごく素直に見えるぞ……」と心の中で呟いていた。
胡桃の人格を形成しているのも〝ペコデレ因子〟と唐音の〝ツンデレ因子〟とは別のもの。
食欲でついイライラしてしまう自分に対して自己嫌悪も持ち合わせており、決して今の自分が良いと思っている訳ではない。
つっけんどんではあるが根は素直で優しい女の子であり、空腹による苛立ちが彼女の美点を邪魔しているのである。
唐音がキレ気味にリアクション大きめでツッコミを入れるスタイルに対し、胡桃は相手が年上だろうとタメ口で呆れるようにしてツッコむことが多い。
ただファミリーのメンバーが増えるにつれて常識人枠のやんわりとしたツッコミ役が増えてきたためか、唐音に似た声を荒げるタイプのツッコミを行うことも増えてきた。
またツッコミの際のタメ口の口調とは裏腹に、静に「後輩の自分が撫でたりするのは失礼」と思うなど、年齢や先輩後輩の関係は気にしている様子がある。
年上への呼び方は、「先輩」を付けたり呼び捨てだったり基本的にまちまちである。
192話のショートショートによると、呼び捨てする基準は「アホか否か(というか感覚)」らしい。
普段は唐音に次ぐツッコミ役だが、お菓子1個で寸劇に乗ったり手懐けられるなど非常に食べ物の誘惑に弱く、「昨今の女騎士かおのれは」とツッコまれたこともあり、ボケ要員としても優秀。
ハイチュウやビスケットを楠莉や静から貰ったり、育が自身の腕をボロニアソーセージに見立てたりと他のファミリーが空腹時に助けてくれたこともあり、現在では空腹でストレスが溜まる場面は殆ど見られなくなっている。
デートの時やプライベートで食事する際など、ヘッドホンやフードを身に着けないことも増えてきた。
家族構成及び幼少期の様子については、あまり詳しくは描写されていない。
胡桃本人曰く、両親は共働きしているらしい。
ファミリーに加入するまで
楠莉が弁当を忘れた為、恋太郎は自分の弁当を渡し購買に直行する。
恋太郎が『目玉焼きパン』に手を伸ばそうとした時、同じく手を伸ばしてきた胡桃と『ビビーン!!』する。
「中等部の生徒が高等部の購買来ちゃいけないなんて校則ないから 手どけてくんない」とイライラする胡桃だったが、財布を忘れ恋太郎の『目玉焼きパン』をしぶしぶ半分貰うことに。
「…いただきます」
「おいっしいぃ〰〰〰!!♥」
ととてもおいしそうに食べる胡桃。
消化が早くいつもお腹を空かせ〝食べたいものがある〟とイライラしてしまう性分であることを恋太郎に打ち明け、
「…気分悪くさせてたら… 一応…ご…ごめん…」
と謝る。
食べ終えた胡桃に恋太郎は名前を尋ねるが
「は? ナンパかよ キモいんだけど」
と即座にお腹を空かせイライラし立ち去る胡桃。
しかしフードの下の胡桃は「…なに異性にドキドキなんかしてんのさ 意味分かんないんだけど」と顔を赤らめていた。
翌日、人気ドラマに登場した影響で『メンチカツサンド』が食べたくなった胡桃。
しかし、中等部の購買の『メンチカツサンド』はバブルのように売れ完売。
中等部は休み時間の外出が原則禁止のため、中等部の購買を訪れていた恋太郎は代わりに探すことを提案するが
「あんたにそんな事してもらう筋合いないんだっての うっとうしいんだよッ!!」
と胡桃は手を振り払ってしまう。
結局、コンビニ等どこを探しても『メンチカツサンド』は売り切れておりイライラしてしまう。
「こんなあたしに一番 イライラする…ッ!!!!」
「どうしていつもこうなのあたしは…ッ!! イライラして…!! 周りに当たって…!! いつも独りで…ッ!! 」
「…こんなあたしに親切にしてくれる人にも……… あんな風に…ッ!! 」
「いつもお腹ばっか空かせて イライラして たったの一つもいいとこなんかなくて」
「…一体 なんなの あたしは———」
トボトボと学校へ戻ってきた胡桃に恋太郎が調理室についてくるように言う。
そこには渇望していた『メンチカツサンド』があった。
恋太郎はメンチカツとハンバーグは材料がほぼ同じであることを調べ、ハンバーガーのハンバーグを調理室でフライしてカツサンドに挟み『メンチカツサンド』を手作りしたのだった。
恋太郎は調理中にフライの油が跳ね怪我をしており、胡桃は〝生意気でいいとこなんかない〟自分なんかの為に何でそんなに優しくしてくれるのか問う。
それに対して恋太郎は
「食べ物を大切に思い 心の底からおいしそうに食べる君の姿を とても魅力的だと思ったよ」
「お腹が空きやすい体質だからこそ食べ物をそんなに愛することができるんじゃないかな」
「おいしそうに食べる人と一緒に食べるご飯は とってもおいしい」
と胡桃にはちゃんと〝いいところ〟があり、それは『周りの人を幸せにできる素敵な魅力』だと返答する。
胡桃も恋太郎と一緒に食べるとご飯がいつもよりおいしく感じると返し
「——だ…だから…ッ …これからも…あたしと一緒にご飯…食べてくんない…ッ?」
「…ほ…ほら…その… か か か…彼氏…… とかに……なって…さ……」
と奥歯に物の挟まったような言い方で照れながら告白する。
「こちらこそ—— 君と一緒にご飯が食べれるなんて願ったりだよ…!」
と返事する恋太郎に
「…『君』じゃなくて…」
「——胡桃… ……名前っ 中等部三年…原賀胡桃…っ」
と名乗り、彼氏と彼女としての生活が始まった。
しかし今までの彼女たちとは違い、恋太郎以外と馴れ合う気はない胡桃。
そこで恋太郎はファミリー全員でフードファイトフェスティバル参加を提案する。
優勝賞品は賞金と三ツ星パティシエが作る特製ジェラートということで胡桃も興味を示すが、一人で参加しようとしていた。
だが『中学生以下は保護者同伴』というルールのため、羽々里が母親という体で恋太郎ファミリー全員での参加が決まった。
予選を恋太郎と胡桃で3位通過した恋太郎ファミリー。
2位には因縁の呉莉羅連合チーム、1位には『タケコ・スーパーデラックス』という現大食い世界王者が壁となり立ちはだかる。
『全然食べれなさそうなやつら』と他のファミリーをあてにしていなかった胡桃だったが、各々の得意分野で他の彼女たちは尽力し、その積み重ねでタケコと互角の戦いを繰り広げる。なお、呉莉羅連合チームは途中でリタイアした。
(タケコの隠された秘密については関連キャラの項目にて)
両チーム吐きそうになる程の極限状態に陥るが、恋太郎が「あーん」を胡桃に懇願し、恋太郎ファミリーはフードファイトに勝利する。
(恋太郎曰く「彼女に あーんしてもらったものを吐くなんてこと… 俺には 死んでもできないから——!!!」とのこと。)
三ツ星パティシエの特製ジェラートを獲得するが、胡桃はファミリーのみんなに失礼な態度を取っていたことを謝る。
ファミリーのみんなは許し、各自のジェラートをシェアすることで打ち解け胡桃も晴れて恋太郎ファミリーの一員となったのだった。
胡桃が食べたくなる食べ物について
前述の通り、見聞きしたものをそのまま食べたくなるとは限らない胡桃。
連想ゲームのような理屈で食べたくなることや語感が似ている食べ物を思い浮かべてしまい食べたくなるということも多い。
ここでは、食べたくなった物と発想元が異なる一例を紹介する。
もちろん自身の名前から。
食べ物のクルミは幼い頃から名前を呼ばれる度に死ぬほど食べてきた為、現在は名前を呼ばれても空腹に至らないらしい。
- 海苔増し増し豚骨醤油ラーメン
黒板→海苔と連想。
山崎さん→ヤマザキパン→パンという連想から。
リンゴ→リンゴのマークのMac→マクドナルドという連想から。
リンゴを見てもリンゴを食べたくはならないらしい。
最初、恋太郎は「胡桃ちゃん」と呼ぼうとしたが、ちゃんこが食べたくなるのでちゃん付けNGとなった。
- 鴨出汁
フードファイトの帰り道、恋太郎との初キスの直前に「皆と…その…な…仲良くなれた………かもだし…」と発言したことから。
鴨出汁と聞くと恋太郎のキスが欲しくなってしまい、キス禁止令が発令された際も「鴨出汁」と発言してしまっていた。
- 野球ボールチョコ、チョコバット
どちらも野球回で本物の野球ボールとバットを見てお腹を空かせた。
ジャガイモの品種。美々美のメイク講座から。
静にツッコミを入れた際、知与に先輩に敬語を使うよう「ゔーッ」と指摘されたことから。
「ねーんだからよ」→「ねーんですから」→「ないんですから」ゔーッ→「ないんゔー」→「ウインナー」
賛成の掛け声「そーだそーだ!!!」から。思い浮かべただけで実際に飲んではいない。
ナディーから「自分のなりたい自由な姿」を求められたため、本物のマカロン付きの衣装を発注してもらった。
アイドル回のレッスンから。
同じくクリームで出来ていて、名前に「パン」を含むクリームパンで代用した。
紅葉の発言「ロリほっぺ揉み比べ三種盛りなのです!」から。
それぞれ剣道の「面」と「竹刀」から。
唐音「べっ 別に興味なんか」妹「妹はあなたなんかと」→ナン→胡桃「んな事どうでもいいからカレー食い行くぞ」。
ちなみに、突風でカレーの匂いが漂ってきて食べたくなった事もある。
夜プ回のナディーの発言「アメ (ーリカ)」から。
関連キャラ
コンビを組む機会の多いメンバーのみ個別にまとめているが、野菜の供給源である山女・家庭的な料理を作る知与・焼きそばを作るのが得意な祭李・胡桃と同じく食欲旺盛な百八など相性の良いメンバーは多い。
皆さんご存じ運命の人。
73話では、(山の所有者の許可を得て)凶暴なイノシシの縄張りから伝説の松茸をとってきたことが胡桃の口から語られた。
胡桃とヂヅニーランドデートした時は、フードオンリー派の胡桃に合わせたプランを計画し、胡桃もさまざまなフードを味わい満面の笑みを見せる。
しかし、アトラクションを楽しむ他のカップルを見て胡桃は『したい事を楽しんでる恋太郎』を見たいと打ち明ける。
『おそろいのカチューシャで写真を撮りたい』という恋太郎のしたい事を達成した後は様々なアトラクションを巡りキスをするが、胡桃は恋太郎の服の下に何かがあることに気付く。
そこには、歩きながらお腹を空かせる為に着用していたもう1つのアトラクションがあった。
パンナコッタを求められた時は苦し紛れにクリームパンをパンナコッタと誤魔化して切り抜けていた恋太郎。
最近では、お花見で「花より団子」と発言すると予想して団子を事前に用意するなど、準備の面でも恋太郎は成長している。
お花中3年2組のクラスメイト。
席は隣同士だが、胡桃は「いつもへんなもん揉んでる奴」紅葉は「早弁してるからヤンキー」という認識から、ファミリー加入前は交流がなかった。
「食欲」と「揉み欲」と欲の方向性が違う為、初期は意見がぶつかり合うことも珍しくなかったが、時間の経過とともにお互い理解を深めていく。
待ち時間に「いっせーの——3」「分裂」など中学生相応の遊びをすることも。
紅葉から食べ物を貰ったお礼に、胡桃がお腹を揉んでいいと言うことも多い。
お互いがボケた時にツッコミしあう関係でもある。
紅葉が赤ちゃん化した際には、紅葉のぷにぷにのほっぺが美味しそうに見えたため
おいしそう
紅葉のほっぺ
おいしそう
という俳句を詠んでいる。
紅葉がパン生地を揉むのが好きなことから、二人で『もみもみベーカリー もみまくるみ』という名のパン屋を出店していた。
しかし、パンが焼ける度胡桃が食べてしまうのでお店にはパン型のスクイーズが並んでいた。
アイドル回では、紅葉が胡桃に欲への対策についてを相談した。
胡桃から限界まで食い溜めてステージに臨んだことを聞き、紅葉は胡桃を限界まで揉み溜めようとした。
ある日の午前5時、胡桃と紅葉は行列の絶えない大福店の『究極もちふわ大福』を求め、最後尾でバッタリ遭遇する。
2人で過酷な『行列サバイバル』を乗り越えてカウンターに辿り着くが、大福は残り1個だけしか残っていなかった。
「食べるため」「揉むため」に朝早く並び『行列サバイバル』に耐えてきたことを知っている二人は、互いに大福を譲り合っていた。
「人を幸せにするために究極もちふわ大福を開発したが、それが争いの種になることを心苦しく思っていた」大福店の大将は、二人に美しい譲り合いの精神を感じ、『巨大究極もちふわ大福』を贈る。
それでも譲り合う二人は、〝二人で手に入れた大福〟だから一人で手にするのが嫌なのだと気付く。
「〝二人で〟〝一緒に〟」と言いながら、手を繋いだ二人は
紅葉「Oh……♥」もみ——
胡桃「おいっしいいいいぃ〰〰♥」ばく——
4巻表紙コンビの相方。
長らく胡桃がファミリーの最年少だったこともあってか、羽々里から妙に気に入られている。
母親のように接してくる羽々里を、胡桃が反抗期の娘のように追い払おうとするような絡み方をすることが多い。
しかし、羽々里の甘い花の香りや桜大福のようなお胸には抗えず、顔をうずめてしまうことも多い。
羽々里の奇行紛いの行動ゆえに彼女だけは絶対に名前で呼ぼうとしないなど胡桃の当たりは厳しい。
当たりこそきついが、可愛がられること自体は根っから嫌がってはいない模様。
君の牛タンをたべたい回では、映画でディープキスに興味を持ってしまった胡桃に対して暗躍していた。
『イライラを解消してファミリーと一緒にご飯が食べたい』という胡桃の願いを叶えるため、恋太郎は作戦を考える。
その作戦とは、『HOTELニューケンゼン』の個室を予約しムードを演出、羽々里が投影用全身タイツを着用しプロジェクションマッピングで恋太郎の映像を投影してディープキスをするという費用もかかるとんでもない力技。
しかし、羽々里が投影位置から動いたことで胡桃はディープキスの相手が恋太郎ではなく羽々里だと気づく。
ショックを受け涙する胡桃に、他の彼女たちも睡眠薬で寝ている間にランダムで1人(実は羽香里 )羽々里のディープキスを受けていたことを伝える。
苦しみを1人ではなく全員で共有する恋太郎ファミリーは、また血よりも濃い絆で結ばれたのだった。
初期こそ羽々里のターゲットにされまくっていたが、羽々里の甘やかし気質ととても相性の良い騎士華やタマの加入によって、胡桃とコンビを組む機会はやや減少傾向にある。
ツンデレ&ツッコミ繋がり。
初対面の時はファミリーと馴れ合うつもりのない胡桃に対して「ほぉ…? いきなりご挨拶じゃないの」と一触即発の状態にあった。
フードファイトで打ち解けてからは、息の合ったツッコミを見せる。
37話では、ファミリーが順に恋太郎に「大好き」と伝えるのを見て、二人でどうするか見合い照れくさそうにしていたが、食後でイライラしていなかったこともあり胡桃が先に告白した。
114話では『恋にご利益のある神社』に恋太郎・唐音・胡桃・妹のメンバーで行った。
その中で胡桃は、唐音が「彼女歴が長いからリードしなきゃ」と自分と妹の為に無理をしているのを感じ取る。
『神社の中心で愛を叫ぶコンテスト』で恥ずかしがる唐音は、胡桃から「——ありがと先輩 いつも頼りにしてるよ」と背中を押され、恋太郎への愛を叫んだ。
120話では『尊敬する先輩』として胡桃は唐音の名を挙げている。
「面倒見がよく、皆から頼られていて、まさに〝先輩〟」という感じで、自分もあんな風になれたらと思っている。
ツンデレ&ファミリー加入時に人間関係で揉めた繋がり。
妹がファミリー加入時に脱走した際には、同じような経験を持つ胡桃と知与とで説得していた。
それから、妹にとって胡桃と知与は友達という認識となった。
本気の飲み会ごっこでは酔っ (みたいになる) て、「焼肉奉行れ 照れ屋らけろ 友達思いれ——」と自慢して、胡桃を照れさせた。
『神社の中心で愛を叫ぶコンテスト』で恥ずかしがる胡桃に対して
「——あの日知与さんと一緒に妹を迎えに来てくれた時の あのかっこいい胡桃さんはどこに行ったんですか」
「第一何を照れる必要があるんですか あなたはあのお姉様の妹の妹のお友達なのよ」
と芽衣大好きを隠さない妹流の応援で胡桃を後押しした。
先輩だが胡桃より小柄な彼女。
胡桃の空腹すらも上回る可愛いさを持っているが故に、一度カラオケ大会で吹き飛ばされた。
先輩として敬意自体は持っているのだが、「小動物みたいでかわいい」と常日頃から頭を撫で回したい気持ちを持っており、実は機会に恵まれる度に撫でようとしている。
静の方が年上なのだが、ディープキスなどの刺激の強い事を静の前で見せるのは教育上良くないと自重気味。目を隠して見せないようにすることもある。
ファミリーの中では空腹ではない方面で胡桃をボケさせる、珍しい存在。
胡桃がちょっと憧れていた、歌姫『奇姫』本人。
…だったのだが、姫歌が『奇才と呼ばれるために奇行をしている』と知って若干がっかりしている。
ヘッドホンが落ちたのを瞬時に察知してキャッチしたり「気をつけなさいよ」と言葉をかけたりと、姫歌の持つ面倒見の良さやカリスマ性は胡桃をどぎまぎさせる。
- タケコ・スーパーデラックス
現大食い世界王者の賞金王。
フードファイトフェスティバルにて、恋太郎ファミリーの前に立ちはだかる。
とてつもない巨体でワンピースの世界みたいなサイズ感と言われている。
〝激辛麻婆豆腐〟に対して「こんなもの食材への冒涜よ」と流石は現世界王者というような食に対するプライドを見せているように見えたが…
実のところ、タケコは体に巨大なタンクを収納し、タンクに繋がるホースがばれない様に顔付近に特殊メイクを施しているハリボテである。
この様子はゾロリのような図説で解説された。
神様 「設定がゾロリレベル」
ナレーション「(原作が)ゾロリを読んで育ったのだから仕方がないのである」
要は食べるふりをしてタンクに食べ物を収納するフードファイターとしてはあるまじき反則行為をしていた。
しかし、恋太郎ファミリーを超える量を食べ続けたためタンクが満タンになり、タケコは自前の胃袋に切り替えた。
しかし、最後は胡桃の「あ…あ〰ん…っ♥」で吐かなかった恋太郎もといチーム恋太郎ファミリーに敗北。
タケコは顔面をモザイクまみれにして物語から退場した。
- ラーメン店の女性店主
チャレンジグルメで完食出来ずに蔑まれ、クソ高い料金を払わされ、他の客からその様をSNSに上げられた過去を持ち、その屈辱を1人でも多くの人に味わわせようと誓った復讐の鬼。
その為に〝チャレンジクソ辛ラーメン〟を開発し、誰も完食した者はいないというが…
曜日はファミリーが制服か私服かで推測したもの、来客の太字はチャレンジメニューに挑戦した者。
曜日(推定) | 来客 | 日替わりチャレンジメニュー |
日曜日 | 楠莉、ヤク | チャレンジクソ辛ラーメン |
月曜日 | 育、騎士華 | チャレンジクソ熱ラーメン |
火曜日 | 芽衣、山女 | チャレンジクソ刺激湯気ラーメン |
水曜日 | 唐音※、 紅葉 | チャレンジクソ硬肉ラーメン |
木曜日 | 美々美、愛々※ | 服汚さず食べれるかチャレンジ チャレンジクソ汁跳ねカレーラーメン |
金曜日 | 知与、ナディー | チャレンジクソ馬鹿ラーメン |
土曜日 | 静※、凪乃 | チャレンジクソ寿限無寿限無ゴンザレ擦り切れ 関ジ○ニ水魚の水行末雲来末危機一髪 喰う寝る処に飲むとろろ 藪ら柑子のブラ泥棒 パイポパイポパイポのシュワルツェネッガー シューリンガンのグーテンモルゲン グーリンダイのポンポコピーのチ○ポコナーの 長久命の仗助もグレートだぜなラーメン |
日曜日 | 羽香里、羽々里 | チャレンジクソ高ラーメン |
月曜日 | 恋太郎、胡桃 | チャレンジクソ多ラーメン |
※唐音は紅葉の助力込みでのクリア、愛々はチャレンジしたが失敗しラーメン代800円を払っており、静は覚えられず凪乃が2人分注文している。
いかにも奇怪なメニューばかりだが、口を揃えて「おいしい」と評価されており、料理の腕は確かなようだ。
〝チャレンジクソ辛ラーメン〟を完食されてから、毎日チャレンジメニューを考案しこの〝チャレンジクソ○○ラーメン〟なら~できる人間は絶対いない!!!! と自負する。
しかし、尽く相性のいいファミリーに撃破され、最後は店の食材を全てぶち込んだ〝チャレンジクソ多ラーメン〟を用意するが…
その日 人類は思い出した
ヤツらに食い尽くされていた恐怖を…
丼の中に残されていなかった屈辱を……
超大型巨人のように現れた胡桃によって完食され廃業した。
◆特に理由のない暴食が店主を襲う!! (雑誌掲載時のアオリ)
余談
名前の由来は腹が\くるくるくる/と鳴る様子から。
名前からして空腹感が溢れている。
キャラデザの原案段階ではマスクを着用しているデザインだったが、没となっている。
没になった理由は恐らく、マスクを嗅覚を遮断するアイテムとして用意したが、普段匂いで全く別のものを連想する事は少ないからだろう。
関連イラスト
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恋太郎の運命の人の系譜