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ハイチュウ

はいちゅう

ハイチュウとは、森永製菓が販売するチューイングソフトキャンディである。
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概要編集

1956年発売のチューイングソフトキャンディ「森永チューレット」の後継商品として開発された。

1975年に発売。当初はキャラメルのような箱に入っていた。

1984年にグリコ・森永事件の煽りで販売休止。その後、1986年に現在のスティックタイプの包装に変えてリニューアル発売され、以降は森永製菓の代表作と言えるベストセラー商品となっている。


「ハイチュウ」の名称は「チューレットをハイグレードにする」に由来する。発売当初はどちらかといえば大人向けの高級志向に近かったが、時代が下るにつれ子供にも親しみやすいイメージに変わっていった。


当初は白いキャンディでフルーツフレーバーのキャンディをサンドする形であったが、1986年のリニューアルからは白いキャンディでフルーツフレーバーを包み込む形に変化した。2013年には、よりフルーツの風味を味わうため中と外の層を逆転させた構造になった。


アルファベットでは「HI-CHEW」と表記されるが、2024年にロゴマークを変更し併記されている。


差し歯をしている人は、噛んでいる最中に歯の詰め物がくっついて取れてしまう事もあるのでほどほどに。

バリエーション編集

スタンダードな1ダース(12粒入り)の「スティックタイプ」と、3〜4種類のフレーバーを一個ずつ包装して袋詰めにした「アソートタイプ」が有名。アソートは通常品よりも小さめになっているものが存在するほか、「ハイチュウキッズ」と呼ばれるミニタイプ限定のフレーバーも存在する。

スタンダード中にグミが挟まったタイプ(ライバル商品のぷっちょに近い)や、中のキャンディの食感を変えたシリーズも存在する。千歳飴のような形状の「一本ハーイチュウ」などの変わり種もある。


過去には、好きな画像を添付して申し込みをすると、その画像をパッケージにプリントして郵送してくれる「プロフハイチュウ」というサービスも展開されており、結婚式の引き出物や各種ノベルティなどに使われていた。


キャンディー以外にハイチュウの名を冠した製品にはアイスキャンディー型の「ハイチュウアイス」やハイチュウをイメージした乳酸菌飲料の「ハイチュウドリンク」などもあり、キャンディーの枠に囚われぬ商品展開をしている。


フレーバー編集

最初に発売されたのはストロベリー。その後、アップルオレンジ、ロングセラーとなったグリーンアップルなどが造られるようになった。1992年にはグレープが登場し、以降ストロベリー・グリーンアップル・グレープの3種類が定番として売られるようになった。

主に果物フレーバーが代表的だが、炭酸飲料ヨーグルト風味のフレーバーも多い。

期間限定品、販売中止された物、地方の売店・土産物屋などで売られている地域限定商品を含めると130種類以上が存在しているとのこと。


2022年7月に、30年にわたり発売されていたグリーンアップルが通常ラインナップから外れることが発表された。しかし、完全にグリーンアップル味のハイチュウシリーズが消滅してしまうわけではなく、中に硬めのしゃりしゃりしたキャンディを挟んだ「うまイチュウ」としてリニューアルされる形となった。また、アソートには引き続き含まれることになっている。

また2018年にも、同じく定番品であったレモンが「すッパイチュウ」としてリニューアルされている。

2024年にはフレーバーを混ぜ混んでない原材料の味オンリーの「そのまんま味」がAmazonでの注文販売で登場。


海外展開編集

アメリカ中国台湾韓国ニュージーランドなどで発売されている。発売は各国の森永の支社が手がけている。

2012年、アメリカのメジャーリーグレッドソックスに加入してすぐだった田澤純一が、チームメイトにハイチュウを差し入れた所、選手や球団関係者のあいだで評判となりチーム内でハイチュウが大流行する。田澤選手はハイチュウ調達係を任される事になり、買いだめなどするも供給が全く追いつかず、田沢は森永製菓に「安定した供給は出来ないか?」と打診。これがきっかけとなり、森永製菓はレッドソックスの公式スポンサーとなり、2019年まで契約が続いていた。


韓国でも森永の韓国支社で製造・販売されているが、2004年に「마이쮸(マイチュウ。由来などは不明)」と呼ばれる模倣品が登場。パッケージや形状、食感、フレーバーのラインナップに至るまでそっくりであり、さらにハイチュウよりも安価で販売されていたため市場では比較的大きな支持を得ることとなってしまった。

当然、森永製菓の許可もないため、森永製菓側はマイチュウの販売元であるクラウン製菓を相手に販売差し止めを求める訴訟を起こすも「うん、そうだね。『チュウ』ってネーミングしか似てないね。(要約)」という理由で棄却される。ま、韓国ではよくある話である。仕方ないね

一応クラウン製菓側もパッケージ等が似ていることは認めており、「これからは似ないようにする」と裁判後に声明を発表している…が、以降もパッケージこそ若干変更になったものの、フレーバーやサイズ感などハイチュウそのものの商品が発売され続けている。

味は、実際に食べた人によれば「ほぼハイチュウと変わらない」とのことである。


ちなみに、クラウン製菓からは他にも、フレーバーは概ね共通だがパッケージは全く別物で、全種類ビタミンC入りのソフトキャンディ「새콤달콤(セコムタルコム。直訳すると「甘酸っぱい」という意味)」も発売されている。ほかにも「Premium」シリーズを意識したと見られる丸いタイプや、アイスキャンディーまで存在する。



関連イラスト編集

ほたるちゃんとハイチュウヨーグルト味ハイチュウの日

テメェらどこ中だよ暗殺チームがハイ●ュウのCMに出たら

外部リンク編集

ハイチュウ公式サイト

関連動画編集

関連タグ編集

お菓子 キャンディー

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