概要
学校の教室にはほぼ必ずと言っていいほど備え付けられている…絵好きにとっては格好の落書き対象である。
おそらくpixivに作品を投稿している絵師のほとんどは、学生時代に放課後、教室の黒板に落書きをして遊んだ経験があるだろう。
もちろん、古くはオフィスでも重要な役割を果たしていた。現在ではホワイトボードに置き換わっているか、撤去されていることが多い。
また、かつてはJRや私鉄の駅の待合室に小型の黒板で作られた伝言板が設置されていた。その駅を利用する予定の人に向けて「○○で待ってる」「先に行くね」などのメッセージを書き残しておいて、当人に見てもらうのである。現在は携帯電話の普及によりほぼ絶滅したとみられる。
このタグに投稿されている作品で最も多いのは実際に投稿者が黒板に描いたものを写真に撮って投稿しているもの、次いでキャラクターが黒板に落書きをしているもの、その他教室でのシチュエーションで背景に黒板が映っているものや純粋に風景として教室を描いたもの、黒板に描いた様なタッチに似せて描かれたイラストなどである。
何度でも書きなおしができるという性質及び独特のタッチから、飲食店の御品書きなどに用いられることもある。
色について
昔(高度経済成長期頃まで)の黒板は文字通り黒いものがほとんどを占めていた。
その後、濃い緑色の黒板が開発され、現在黒板と呼ばれるものはこの緑色のものが主流を占める。
これに従い、英語名も「blackboard」から「chalkboard」へと変化した。
(これには「black」が差別用語につながるから…という意見もあったからとのことだが、過敏に過ぎると筆者は感じる。)