「あたし… 物理攻撃で倒せないものは怖いの!」
プロフィール
※ 133話にて判明。由来はブラジルの記念日『カポエイリスタの日』からだと思われる。
概要
本編の主人公である愛城恋太郎の24人目の運命の人。
お花の蜜大学の2年でブラジル人と日本人のハーフ。ただし誕生日は8月3日のため初登場・ファミリー加入の132~133話の時点では(……というか、ずっと春が続いている本作では)19歳であり、飲酒はできない。
恋太郎ファミリーでは初の大学生であり、初の外国人(ハーフではあるが)、また初の褐色肌キャラである。
人物
師範である父にカポエイラを小さい頃から叩き込まれた物理攻撃最強の格闘家であり、その威力は走行中の車を破壊するほどである。
電車で自身をナンパをしてきた挙句にそれを止めようとした恋太郎に危害を加えようとした悪漢どもをやっつけて、車に轢かれそうになった赤ちゃんを助けるなど、とても正義感の強い凛々しい女性。
……なのだが、物理的に倒せないものが怖いというとんでもなく脳筋な弱点があり、そういったものに出くわすと悲鳴をあげ後ろに転がりまわるほどに耐性が無い。
例えば
- 虫→触れないくらい苦手だから倒せない
- 猫や犬→意思の疎通が難しいから触れなくて倒せない
- 赤ん坊→軽く触っただけで死にそうだから触れなくて倒せない
後はくしゃみ等の生理現象や雷等の自然災害や失恋等の概念的なもの、幽霊や妖怪といった実体の無いものも物理的に倒せないから苦手としていて、とにかく弱点だらけである。言ってしまえばビビり。
ここまで「物理で倒せないもの」にビビるようになってしまったのは、エイラが小学生の頃、あまりに無謀な彼女を危惧した父親が「物理で倒せないものがある」と幽霊に扮して教え込んだため。……効きすぎたかもしれない、と父自身思っているが。
恋太郎ファミリーに紹介された際には、既存メンバーと恋太郎を中心とした奇行にファミリーを「何かとてつもなく恐ろしい集団」と(ある意味で)的確に称したものの、「一部を除けば物理で倒せるしいっか」と馴染んだ。まぁ、そういうわけである。
ファミリーのポジションとしては何か出来事が発生すると叫んで転がりまわるので、リアクション役としての出番が多い。一方で常識人枠として、やんわりとツッコミを入れる場面も多々ある。
本人も自分の臆病っぷりは気にしているが、「臆病だからこそ、誰かが怯えている時に人一倍気持ちに寄り添える」とファミリーには好意的に受け止められている。
父や実家の道場を強く慕っており、幼少の頃から将来は道場を継ぐと強く決めていた。
そのため高校卒業後はカポエイラに専念するつもりでいたが、「この先家の道場が続いているかもわからないし、大学を出て色々な世界を知ってからでも進路を決めるのは遅くない」と両親に勧められたことでお花の蜜大学へと進学した(回想シーンでセーラー服を着ていたことから、付属校には通っておらず外部から入学した模様)。
この時迷わずカポエイラの道を選べなかったことに負い目を感じており、「大学を卒業する時にもまた自分の進路に迷ってしまうのではないか」という悩みを抱えていた。
しかし、「迷うのは物事をよく考えて向き合えている証拠」「迷う事自体に意味があり、迷わない人間よりも、"ちゃんと迷って"決断できる人の方が勇気があると思う」と芽衣に言われたことにより、「様々な経験をして迷い抜いた末、迷わずに進路を決断する」という決意を固めている。
関連キャラ
アイドル回では、「緊張は物理で倒せない」ことへの対処法について相談した。
ヘッドドレス回では、降ってきたヘッドドレスを互いの頭に載せ合っている。
ショートショート回では夜道で出くわした不審者を知与の父親と知らずに撃退してしまった(知った後は大慌てで謝っている)。
楠莉から「ビビり三銃士」認定された同志その2。
学校の怪談回では、「あみだギャンブル」によって恋太郎捜索の為コンビを組むことになった。
二人ともポルターガイストにはビビって怯えていたが、二宮金次郎像が姿を現すと反転攻勢に。
「よかった あんたは物理でいけそうね」
19巻の表紙コンビ。
猫が触れないエイラとは相性が悪そうに見えるが、猫耳としっぽをつけた状態では互いの指先をくっつけることが出来た。
後日、猫にもっと慣れるためにタマに師事し、猫の真似をした事も。
コスメを買いに来た際に遭遇し、似合いの化粧品をお互いに見繕っている。
「たまにはおねえさんらしい事させてよ」と美々美が気になっていた化粧品をプレゼントしている。(このシーンを覗いていた愛々は「いつも先輩らしい美々美先輩の後輩ムーブ」を見て悶絶していた。)
エイラの方が年上だが、背は美々美の方が高い。
自身のヒップのことを「鍛錬によりキュッと美しくお尻の国ブラジルを彷彿とさせる、まさにブラ尻…」と表現され、もみもみされた。
お花見回でも「桜尻…♥」と言われ、揉まれている。
同じ19歳だが、芽衣は大学1年相当なのでエイラの方が年上。
185話で年齢関係が明かされ、それに伴って呼び方も「芽衣さん」→「芽衣」、「エイラ様」→「エイラちゃん」に変わっている。
- 家族
上述の通り父はカポエイラの師範でブラジル人、エイラ初登場回の回想にて初登場。
母は日本人で185話の回想にて初登場。
家族共々、ブラジルの公用語であるポルトガル語が話せるかどうかは不明である。
余談
名前の由来はブラジル発祥の格闘技「カポエイラ」からきている。
名前のイントネーションは「火保」は「アゴ」と同じで「火保エイラ」はそのまま「カポエイラ」と同じとのこと。(中村先生談)
作画担当の野澤先生は、カポエイラのことを全く分からないまま描くのは嫌だったので実際に自ら体験してきたと語っている。
133話にて飲酒可否を訊ねた百八への返答により誕生日が8月3日である事が判明したのだが、実は本作において誕生日が明言された最初の彼女である。
詩人(の口を借りた原作者)によると「登場人物の誕生日に言及する機会が分からなかった」のが理由であり、エイラの誕生日に言及したのがきっかけで恋太郎(と芽衣)の口からこの時点の彼女全員(と恋太郎)の誕生日が判明した。
ちなみにエイラの平気なもの、苦手なものは某モンスターシリーズのタイプの一つの相性に非常によく似ており、更にあちらにはカポエイラをモチーフにしたモンスターも登場する。
例
苦手なもの
高所、虫、小動物や幼児等のか弱い生き物、有毒な科学物質、超能力、幽霊、自然災害
平気なもの
物理が通用し尚且つ悪漢等の攻撃しても問題ない人間、物理で破壊可能な物質、自動車等の鉄製のもの(これについては恋太郎から「普通は倒せない」とツッコまれている)
100カノは他作品のパロディが頻繁に登場するためもしかしたら意図して似せた可能性もある。
関連タグ
恋太郎の運命の人