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ダビデ像

だびでぞう

旧約聖書の登場人物ダビデを象った像。一般的にはミケランジェロが制作した石像を指す。
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概要編集

旧約聖書の登場人物ダビデを象ったのこと。

なかでもルネサンス時代の芸術家ミケランジェロが制作したものが有名。


pixivでは、しばしばパロディの対象となっている。


余談編集

詳しい理由は不明だが、ミケランジェロ作ダビデ像の瞳はなぜか"ハートマーク"となっている。また理想的なプロポーションをイメージしがちだが、実は"6頭身"ということで普通なら不釣り合いなぐらい頭部分が大きくされている。これは下から見上げた際にちょうどいい大きさに頭部分を見えるために計算されてのことらしい。

ちなみに実物の身長5メートル以上ある。


裸像なので、例え教科書だろうと全年齢向けのゲームだろうと全く前を隠さないことで(ある意味)有名。

ただし、肝心の「男のシンボル」ははっきり言って小さめである。

男性器、特にペニスは男性の男らしさを象徴する特別な部位である以上、ダビデほどの英雄ならば当然立派なイチモツをぶら下げていそうなものだが、実際にはダビデ像のペニスは金玉袋よりだいぶ短く、立派どころか貧相な印象を与える。

実際、身長180cmに換算した場合、ダビデ像のチン長は7cmほどにすぎない。しかも、ダビデ像のペニスは亀頭が完全に覆われている包茎であり、包皮の部分を除いた実質的なチン長(亀頭の先端部までの長さ)はさらに短く、6cmほどしかない。西洋人としては粗チンの部類と言っても差し支えないのである。

現代では一般的に、ペニスが小さいのは格好悪いこととみなされているため、短小の男性はそのことがコンプレックスになってしまう傾向があり、そのせいで女性の前で裸になるのが恥ずかしいとか、セックスのときに自信を持てないなどと言う人も少なくない。

だが、古代イスラエルの英雄的な王であるダビデが小さなペニスを隠す素振りもなく堂々と丸出しにしている姿は、短小だろうが包茎だろうが男がチンコを恥ずかしがる必要などない、男なら堂々とせよという力強いメッセージを現代の男性たちに届けてくれるのである。

真面目な話に振れば、勿論、作者のミケランジェロにそんな意図があったわけもなく、性的なものをあまり写実的にしすぎないことが芸術界隈で推奨された背景がある。事実、男性の裸像や裸画に限らず、女性の裸像や裸婦画でも性器を写実的に表現することは避ける傾向がある(男女共に陰毛の省略が代表的だが、女性の場合は陰裂なども省略される)。流石に外部に晒され目立つペニスを省略するにはいかないため、子供のような見た目にしたという一種のデフォルメといえるだろう。


2023年フロリダにて…編集

そんな人類の至宝たる芸術に難癖を付けるやからもいるもので、2023年米フロリダ州タラハシーの小中一貫校で小学6年生の美術の授業中にダビデ像の写真を扱ったところ、一部の親から苦情が入った。AP通信は、辞職した校長の話として、ある保護者は彫刻がポルノだと訴えたという。


同校では「物議を醸しそうな内容」を教える場合は事前に親の同意を得る方針になっているが、校長はこの手続きをとらなかった。重く見た理事会から辞任か解雇の2択を迫られ、辞任を選んだ。

参照記事


この決定はミケランジェロを生んだイタリアで反響を呼んだ。ダビデ像を展示するフィレンツェのアカデミア美術館のセシリエ・ホルベルグ館長は、AFP通信に「美術史に対する大いなる無知だ」と批判。フィレンツェのダリオ・ナルデラ市長もツイッターで「芸術をポルノと勘違いするのは、ばかげている以外の何物でもない」と非難し、「芸術を教える人は尊敬に値する」として、この学校の教師を招待する意向を示した。

参照記事


関連タグ編集

ダヴィデ像(表記ゆれ)

 

石膏デッサン 名画オマージュ(絵ではないけれど)


思春期ルネサンス!ダビデ君・・・主役がそれモチーフ。

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ミケランジェロ・ブオナローティ みけらんじぇろぶおなろーてぃ

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